「国民主権」と「人民主権」について

個人的資料 これは民主政を続けるに当たって、肝に銘じておく必要がありますね。
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桃太郎くん @momotarohkun

国民に主権があるという人が多いですな。確かにあるのですが、国民というのは、ネーションという概念でありまして、その総体に概念があるのですよ。ピープル主権ではありません。勘違いしてはいけません。そういう勘違い脳が、天皇いらないとか、法で皇室がどうにでもなるという、アホな思考となる。

2011-12-15 23:59:36
桃太郎くん @momotarohkun

そそ^^そうなんです^^。実はここにミソがありましてね。続く@XXXRIKU000 その通りですね… テレビなどの該当インタビューでは、若い人だけでなく、中年の方々等の知識のなさにも驚きます…

2011-12-16 00:04:31
桃太郎くん @momotarohkun

「国民」という漢字の字面は、19世紀の日本人が下記のものを訳しのです。 英語「ネイション(nation)」、フランス語「ナシオン(nation)」、ドイツ語の「ナツィオーン(Nation)をね。 国民国家は「nation-state」という。 続く @XXXRIKU000

2011-12-16 00:09:04
桃太郎くん @momotarohkun

1789年、フランス革命が勃発して、国民が無制限で絶対の主権をもつという 「国民主権」の考え方を生み出した。nation-stateという概念です。 続く 長いですが、おゆるしあれ^^ @momotarohkun 憲法@XXXRIKU000

2011-12-16 00:10:29
桃太郎くん @momotarohkun

フランス革命のような国民主権の考え方では、議会で実権を握った人物が、 国民の代表と称して無制限の権力を握りを握ることになってしまう。 そして、専制政治や独裁政治を行なうことへの歯止めがない。 続く @momotarohkun 憲法 @XXXRIKU000

2011-12-16 00:11:29
桃太郎くん @momotarohkun

ロベスピエールがいい例だ。これが「国民主権」とやらの実態である。 まさに「人民主権」とも呼べる。 フランス革命は、国民主権説に基づき近代的な国民国家を作り出しはしたが、 三権分立や法治主義などの立憲主義を抑圧した。続く @momotarohkun 憲法 @XXXRIKU000

2011-12-16 00:12:47
桃太郎くん @momotarohkun

結果、ギロチン専制政治となった。 米国では、1776年の独立宣言で国民主権の思想を使っているが、 いざ出来上がった米国憲法では三権分立などの立憲主義が主役となり、 完全に「国民主権の思想」は消えてしまっている。 続く @momotarohkun 憲法 @XXXRIKU000

2011-12-16 00:13:46
桃太郎くん @momotarohkun

19世紀頃のドイツや日本では、「主権」の言葉が用いられる場合でも、 「主権」の考え方は、立憲主義の考え方と両立出来るように解釈し直されるようになった。 続く @momotarohkun @XXXRIKU000

2011-12-16 00:15:10
桃太郎くん @momotarohkun

「最高権力」という意味の本来の「主権」は、もはや君主にも国民にも帰属しないものとなり、国家に専属するものとされるようになった。これを国家主権説という。この国家主権説においては、君主制国家では君主が、共和制国家では国民が 続く @momotarohkun @XXXRIKU000

2011-12-16 00:16:20
桃太郎くん @momotarohkun

「国家の中での最高のもの」すなわち最高機関として位置づけられることになった。 そして、この「最高のもの」のことを「主権」と呼ぶ用法が生まれた。 この場合の「主権」は、国家の政治権力を生む源泉、最高の権威を意味する。 続く@momotarohkun憲法 @XXXRIKU000

2011-12-16 00:17:30
桃太郎くん @momotarohkun

君主主権説とは君主に最高の権威を認めるもの、国民主権説とは国民に最高の権威を認めるもの、と変化したのである。で、主権論の暴力性、専制性は抑えられるようになり、君主主権説も国民主権説も 立憲主義と両立することが可能となる。続く@momotarohkun憲法 @XXXRIKU000

2011-12-16 00:18:57
桃太郎くん @momotarohkun

現代の「国民主権」の考え方では、国民が担っているのは、この「最高の権威」である。 そして、この国民の権威に基づいて、国民の代表からなる議会に、 国家の政治権力を行使する正当な機関としての地位が与えられているのである。 続く@momotarohkun @XXXRIKU000

2011-12-16 00:19:36
桃太郎くん @momotarohkun

戦後の憲法解釈学は、西欧や米国の政治理念を大いに参考にするけれども、「決して日本の歴史や日本の国体」を参考にすることはない。日本では、フランス革命時の頃に逆戻りして、民主主義や平等主義に偏向する解釈をするようになった。続く @momotarohkun @XXXRIKU000

2011-12-16 00:21:44
桃太郎くん @momotarohkun

憲法解釈学は、現在生きている国民が政治の最高決定権を持つ、 といった意味での、国民主権概念(人民主権w)を世の中に広めていく。 この人民の権力的な意味の主権概念は、人民主権という、 左翼憲法解釈を広めるのに一役買ったw続く @momotarohkun @XXXRIKU000

2011-12-16 00:23:50
桃太郎くん @momotarohkun

主権論の暴力性や専制性を抑える理論装置が、本来「立憲主義」や「国家主権説」を踏まえた国家国民の総体による「国民主権」にあるのだが、左翼憲法解釈は、この専制性をより助長する人民主権、フランス革命時に先祖返りしているのですなw続く@momotarohkun @XXXRIKU000

2011-12-16 00:25:06
桃太郎くん @momotarohkun

要するに「民族」(people)が独自の政府 (government) と統治機構 (state) を持ちたいと 考えた瞬間に「民族」peopleは「国民」(nation) となるのである。 nationは、民族の総体。 続く @momotarohkun @XXXRIKU000

2011-12-16 00:26:13
桃太郎くん @momotarohkun

根本の問題は、左翼連中や、今の一部の日本人は、人民(people)主権と国民主権(nation-state)を ちゃんぽんにしていることなんですw 長くなりましたが、以上です^^ @momotarohkun @XXXRIKU000

2011-12-16 00:27:17