わらで編んだ星の飾り

ドイツ在住のテノール歌手、山枡信明 @nobuyamamasu 氏のつぶやき クリスマスに心静かに思うこと。瞑想的な聖夜。         ./☆\。 ˛. (´• ̮•)*˛°*/.♫.♫\*˛.* ˛_Π_____. * ˛* .°( . • . ) ˛°./• '♫ ' •\.˛*./______/~\*. ˛*.。˛* ˛. *。 続きを読む
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山枡信明 @nobuyamamasu

1)ドイツ語の形容詞で「besinnlich」という言葉がある。「観照的、瞑想的」などと訳されるが、これはドイツのクリスマスの雰囲気にぴったり。

2011-12-22 22:10:02
山枡信明 @nobuyamamasu

2) ドイツに来た最初の年に、外国から来た学生を家庭のクリスマスに招く、というアクションがあって、コーブレンツ近郊の家庭に滞在させてもらった。

2011-12-22 22:16:55
山枡信明 @nobuyamamasu

3) 聖夜になり、プレゼントが配られる部屋の最後の準備はお母さん一人で、子どもは別室で控えて、「その時」がきて準備の終わった部屋に呼び入れられる。

2011-12-22 22:20:22
山枡信明 @nobuyamamasu

4) このときちょっと変わった事として印象に残っているのは、家族でテーブルを取り囲み、真ん中にわらで編んだ星の飾りをひとつ置き、それを見つめ、やがて順番に心に浮かんだことを言っていったこと。

2011-12-22 22:25:46
山枡信明 @nobuyamamasu

5) 「わらの飾り物」を見つめることによって、自らの内面を見つめることだろう。これを数人で一緒に行うことで、広がりと深みがでる。当時の語学力では内容的にはほとんど理解できなかったと思うが、その光景は忘れることが出来ない。

2011-12-22 22:32:31
山枡信明 @nobuyamamasu

6) そのあと、車でボッパルトの町の深夜のミサに出かけた。

2011-12-22 22:37:00
山枡信明 @nobuyamamasu

7) この家族の、わらの飾りを見つめる「儀式?」が一般的に行われるものかどうかはわからない。それにしても、このときに過ごした、静かな、心の奥底におりていったような時間が忘れられない。

2011-12-22 22:40:30
山枡信明 @nobuyamamasu

8) そのあと何度もクリスマスに深夜や翌朝の教会で歌ってきたが、そういうときに感じるのも、静けさや、落ち着きであった。浮かれ騒ぐ気分とは対極だった。

2011-12-22 22:49:38
山枡信明 @nobuyamamasu

9) 一連のクリスマス音楽の系譜を見るとやはり、静けさ、内面性、瞑想性というのがあって、その感覚が今日までずっと共有されてきているのを感じる。

2011-12-22 23:06:15