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ライスのアニメ感想:#133 輪るピングドラム(完)

輪るピングドラム、最終話感想です。 最後の最後まで息をつかせない怒濤の話でした。 素晴らしい作品をありがとうございました。
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テリー・ライス @terry_rice88

今回は形式を若干変更して、お送りしたいと思います。

2011-12-24 10:38:46
テリー・ライス @terry_rice88

さて最終回。長かったような短かったような。主要人物はほぼ全員きちんと掬い上げて終わったかなあと言う印象ですね。けれど、山下や苹果の同級生とかはあくまで彼らの日常を彩るキャラでしかなかったのはちょっと残念だったようにも。山下の顔は結局拝めませんでしたし。

2011-12-24 10:43:32
テリー・ライス @terry_rice88

そこら辺は細かな傷ではあるので、あわよくばソフトの特典などで補完になったらいいなあとはなんとなく思ってます。では順にキャラを追っていきましょうか。まずは多蕗とゆり。彼らは桃果によって、「愛」を補填された者達だったんだなあと。しかし、桃果を喪失してしまったことでエゴに動いたと。

2011-12-24 10:50:57
テリー・ライス @terry_rice88

彼らの言うように「失われた子供」だったわけだけど、それを受け入れてくれる存在(桃果)が現れ、消えていってしまった。これによって、「愛の飢餓者」になってしまったんだろうなあと。自分達のエゴで同じ「愛」を取り戻そうとした、ということなんでしょう。失われた原因に向かったのも必然だったと

2011-12-24 10:55:50
テリー・ライス @terry_rice88

結果としては同じ愛は取り戻せなかった。けれど、同じ愛を得た者同士で実は補填しあっていたというのも皮肉な事だなあと。自らのエゴで気付けなかったけど、すぐ近くに「受け入れてくれる者」が存在してた時点で二人は「失われた子供」ではなくなっていたのでしょうね。

2011-12-24 10:59:24
テリー・ライス @terry_rice88

次に真砂子。彼女は愛情の注ぎ先に迷っていた存在だったといえそう。両親を日常から失い、兄の冠葉や弟のマリオに愛情を注ぐ事で、気丈な自分自身を保っていた。あの異常な祖父の元にいる為にはその手段しかなかったと言うべきか。つまりは心の支えを兄弟に見ていたという事なのでしょう。

2011-12-24 11:04:03
テリー・ライス @terry_rice88

だから必死に冠葉を自分の元へ取り戻そうとしたんでしょうねえ。けれどそれはあまりに一方通行すぎた。彼女はただ冠葉に一言だけでも自分を気に掛けてくれる言葉を言って欲しかったんだろうなあ。序盤の妨害もただ自分の方向を向いて欲しかったが故の行動だったんであろうと。

2011-12-24 11:08:24
テリー・ライス @terry_rice88

冠葉は結局、陽毬の方を向いてしまったけど真砂子の事を無視してたわけじゃなかった。だから21話で銃撃を庇ったんだろうけども、今思うとアレが致命傷だったんだろうなあ。最愛の存在を失ってしまった真砂子にはマリオがまだ側にいて、彼女はそれを心の支えに生きていくのでしょう。

2011-12-24 11:14:59
テリー・ライス @terry_rice88

眞悧と桃果。彼らは今回の話の首謀者と言っていいでしょう。現在は過去の上に成り立っていて、先細るばかりだ、だから世界を破壊するしかないとする呪いのメタファーである眞悧。そういう現実から逃げる手段もあるよ、と運命の乗換えを提示する桃果。

2011-12-24 11:19:05
テリー・ライス @terry_rice88

彼らは既にこの世の人間ではなくなっているからこそ、現実の人間を操り、影響を及ぼそうとしたと言う事なのでしょうね。眞悧は立ち向かわなければならない過去だけど、それをその過去を知らない現在に生きる子供達にまで課す必要はない、ってことなのかなあ。だからその予防線として桃果がいる。

2011-12-24 11:24:06
テリー・ライス @terry_rice88

生まれながらに理不尽な状況から逃げるための方策として、運命の乗り換えがあったからこそ、最後にお互いが幸せになれたと言う事なんじゃないかなあと思わなくもない。後期OPで「逃げてもいいよ」と言う歌詞はそのことを意味していたんじゃないのかなあ。

2011-12-24 11:26:44
テリー・ライス @terry_rice88

まあ、現実はそう甘くないわけだけども。逆に言えば罪も罰も愛も分かち合うのは高倉家だけではなくて、現実に生きるみんなもそうして過去を乗り越えて、今を分かち合う事が大事なのかもしれないなあ。激動の2011年を見るとなおさらそんな感じがする。

2011-12-24 11:30:21
テリー・ライス @terry_rice88

それが今年の漢字の「絆」として現れたってことかなあ。まあ、「絆」の語源があまりいい言葉ではないと言うのを置いておくにしても。それ以上に「繋がらなければない」っていうのを強く感じたかなと。今こんな状況だからこそ連携が必要だし、愛が必要なんではないかなあと。

2011-12-24 11:36:08
テリー・ライス @terry_rice88

最後に高倉三兄妹と苹果。彼らが物語の中心だったのは間違いない。結局それぞれが赤の他人であった事を差し引いても、彼らは運命で繋がっていたんだと思わざるを得ないか。結局「愛に殉じた」のは冠葉と晶馬だったということかな。

2011-12-24 11:43:12
テリー・ライス @terry_rice88

あの箱の回想はどういう状況なのかがイマイチよく分からないけども、企鵝の会のセミナーであると言う風に解釈したらいいのかなあ。そう考えると真砂子(と冠葉)の父親が行った恐ろしいこと(違うかもしれませんが)と符合しなくもない、か。

2011-12-24 11:46:07
テリー・ライス @terry_rice88

要は勝ち組とか負け組とかではなく、等しく平等に分かち合うって言う表現なのかもしれない。ここら辺は夏芽父の行っていたこととか企鵝の会の理念に一致するような気がするなあ。運命の果実を分かち合うか否かの実験というか。それを子供にさせるのはあまりにも大きな呪縛だなあ。

2011-12-24 11:49:04
テリー・ライス @terry_rice88

だから運命の果実=命ではあると思うんだけど、それを分け与え、分かち合う覚悟を問うているのかなあと思った。箱という個人の枠に嵌らず、他人に手を差し伸べる事で運命を分かち合うんだという事か。眞悧はその箱のはびこる世界を繋げようとせず、破壊しようしたわけだが。

2011-12-24 11:55:56
テリー・ライス @terry_rice88

「きっと何者にもなれないお前達に告げる、ピングドラムを探すのだ」というプリクリ様の台詞は運命を分かちあえる覚悟のできる存在を探せと言う意味合いがあるんだろうなあ。それが家族である人もいれば、親友や恋人だと言う人もいる。凄く簡単な事だけど、「人と繋がる」ことが「幸せの形」であると。

2011-12-24 11:58:38
テリー・ライス @terry_rice88

それぞれ高倉家の三人は愛を注ぐ方向こそ違っていたが繋がっていたんだろうな。冠葉は晶馬と分かち合い、さらに陽毬と分かち合った。晶馬も最終的に再び冠葉に分け与えて、苹果にその愛を捧げた。お互いに大事な存在を守るために、わずかな命を燃やし尽くしたと言う事なんでしょうね。

2011-12-24 12:03:17
テリー・ライス @terry_rice88

でまあ、病弱だった陽毬は普通に生活できるようになり、苹果も台詞から察するに家族の繋がりを取り戻せたかなあと言う印象。個人的には冠葉と晶馬らしき少年と黒ウサギと一話の小学生はほぼ同義の存在のような気がする、なあ。陽毬や苹果が生きているのは「愛に殉じたものへのご褒美」なのでしょうね。

2011-12-24 12:36:35
テリー・ライス @terry_rice88

バラバラになってしまい、家族という括りでは繋がらなくなってしまったけど「愛してくれる存在」がいる(いた)ことに陽毬は涙したんだろうと思う。それこそ、運命は繋がっていて、これからが始まりなんでしょうねえ。

2011-12-24 12:39:49
テリー・ライス @terry_rice88

映画とかアニメとか滅多なことではあまり泣かない(最近は若干脆くなってきてる)けど最後の方はさすがに涙腺が決壊してしまったなあ。力技と言うか泣くべくして泣かされてしまったと言うべきか。

2011-12-24 12:43:33
テリー・ライス @terry_rice88

結局、「輪るピングドラム」という作品はなにひとつ現在の状況が動いた話ではないんだと思う。過去の解体から、関係の解体、因果の解体を行った結果、「今」という状況は少し前向きに捉えることが出来るようになった作品、と言えるんじゃないかなあ。悪循環を起こしていた状況を洗浄したともいえるかな

2011-12-24 12:46:48
テリー・ライス @terry_rice88

「だめになるんだったら、ちゃんとだめになる」っていう幾原監督のインタビューでの言葉の言うとおり、全てを清算した上で「これから」が始まりなんでしょうね。そういう風に考えると可能性はいくらにも見えてくる、ような気がする。そういう点でも脱セカイ系でもあったんじゃないかなあ。

2011-12-24 12:49:40
テリー・ライス @terry_rice88

何者にもなれない者たちが世界の運命を左右する事はないけど、人と人との運命を分かち合う事ぐらいは出来る、ということなのかなあと。「頑張ろう」とか「絆」と言う風に言葉の重さで縛るよりかはよっぽど健全な感じもするなあ。言葉にすれば「互助」とか「助け合い」ということかな。

2011-12-24 12:54:19
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