37
ソウル・フラワー・ユニオン @soulflowerunion
『男はつらいよ』第一作、観了。後年作よりも、寅次郎がアウトローとしてキッパリ描かれていることによって、泣き笑いの陰影や躍動感も、よりクッキリ。オープニングからして完璧な、人情喜劇の極北。三度泣かされた。山田洋次による渥美清と倍賞千恵子の配役こそが当シリーズの要であることを再認識。
ソウル・フラワー・ユニオン @soulflowerunion
『男はつらいよ・寅次郎相合い傘』(1975)観了。何といってもリリー、浅丘ルリ子!「万年筆」「空想リリー松岡ショー」「メロン騒動」「相合い傘」等の名シークエンスの素晴らしさに感涙。山田洋次44歳、渥美清47歳、倍賞千恵子34歳、浅丘ルリ子35歳。奇跡的アンサンブルの極上の名品。
ソウル・フラワー・ユニオン @soulflowerunion
『続・男はつらいよ』(1969)観了。消息を断っていた産みの母・お菊に会いに行く、寅次郎、涙多き第二作目。ミヤコ蝶々、東野栄次郎の味わい深い名演に痺れる。後に人気長寿シリーズになることなど微塵も感じさせない、テンポのいい詰め込み加減が、またいい。シネマの幸福、ここにあり。
ソウル・フラワー・ユニオン @soulflowerunion
『男はつらいよ・フーテンの寅』観了。山田洋次は脚本のみで、森崎東が監督のシリーズ第三作。山田流の滑らかなキレを期待すると肩透かしを食らうが、四日市の元テキヤの親分に仁義を切る場面や、鹿児島発種子島行き連絡船の場面等、他作よりも重厚な渡世人・寅次郎の泥臭さを堪能。香山美子が可愛い!
ソウル・フラワー・ユニオン @soulflowerunion
『新・男はつらいよ』観了。山田洋次は脚本のみ、小林俊一による第四作。前作公開後に42日間で製作された、柴又ロケ中心の「旅のない寅」が特色。必然的にとらやの人々に脚光が当てられ、特に森川信の名演が光る。初期作特有の乾いた笑いが、誇らしく描かれる地域共同体の共生に深い味わいを与える。
ソウル・フラワー・ユニオン @soulflowerunion
『男はつらいよ・望郷篇』観了。当時、シリーズ完結編のつもりで製作されただけあって、前作前々作を他監督に委ねた山田洋次の本気が全編に滲む。テキヤの親分の死から寅が人生を見つめ直し堅気になろうと努力するという、他作にはないパターンが本作の肝。要のさくらの立場が確立した第五作である。
ソウル・フラワー・ユニオン @soulflowerunion
『男はつらいよ・純情篇』観了。完結の筈の第五作が当り、連作は継続。マドンナは未だ端役的存在にあるが、本作で演出パターンが確立され、渥美が森川や太宰と絡むドタバタは最早完熟の域。森繁との五島列島の場面はもっと観たかった。柴又駅の兄妹泣き別れの場面もいい。人情喜劇の魅力満載の第六作。
ソウル・フラワー・ユニオン @soulflowerunion
『男はつらいよ・奮闘篇』観了。寅の産みの母、知的障害のマドンナ登場の、異色な第七作。マドンナに対して保護者然たる寅の演出、母子の丁々発止は、如何にも成功と言い難いが、全編に亘り活躍するさくらの描写から、山田洋次が寅以上にさくらを愛していることが良く分かる一編。さくらファン必見作。
ソウル・フラワー・ユニオン @soulflowerunion
『男はつらいよ・寅次郎恋歌』観了。初めて大作として封切られただけあって随所に丁寧な演出が光り、風格漂う作劇に。放浪・定住を主題に置いた主旋律はより鮮明になり、連作の基調が定った感ある第八作。初期の乾いた笑いの要であった初代おいちゃん・森川信は公開後急逝。絶妙な間合いも本作が最後。
ソウル・フラワー・ユニオン @soulflowerunion
『男はつらいよ・柴又慕情』観了。森川信急逝の為、おいちゃん役が松村達雄になり、連作初期の魅力であるとらや一家の鮮烈な喜劇性が幾分薄れるが、いよいよマドンナが作劇の核に据えられ、吉永小百合が全篇に華やぎを醸す。倍賞の至芸ともいえる面様こそが当連作の妙味であることを実感した第九作目。
ソウル・フラワー・ユニオン @soulflowerunion
『男はつらいよ・寅次郎夢枕』観了。寅がマドンナにふられずに逆に告白されるというパターンは『奮闘篇』にもあったが、甲州路の旧家でのテキヤ仲間の末路を聞くシーン等、寂寥たる風来人の孤影描写に力点が置かれ、再三劇中に引き込まれる。存在感ある八千草薫の起用がシリーズに好変化与える第十作。
ソウル・フラワー・ユニオン @soulflowerunion
『男はつらいよ・寅次郎忘れな草』観了。いよいよ最多出演の真打ちリリー初登場の第十一作。渥美の寅、倍賞のさくらに次いで代役不可能なのがこの浅丘のリリー。近しい境遇の孤独が共振し合う網走の波止場シーンは連作中屈指の名場面だ。再三喧嘩別れの二人ではあるが、寅は人生最高の伴侶を得たのだ。
ソウル・フラワー・ユニオン @soulflowerunion
『男はつらいよ・私の寅さん』観了。岸恵子マドンナの動員一位の第十二作。とらや一家九州旅行の前半と、恋する寅の後半に、完全に分たれた二部構成は疑問だが、前作からの「自立した女性」に惚れる寅のパターンは、弛緩しがちな連作の作劇を引き締める。律子の書中にある一文「私の寅さん」にホロリ。
ソウル・フラワー・ユニオン @soulflowerunion
『男はつらいよ・寅次郎恋やつれ』観了。連作初のマドンナ再登板(歌子=吉永小百合)、『柴又慕情』の続編ともいえる第十三作。寅の恋愛高揚度は幾分下がり、連作中期に突入の感も。歌子と父(宮口精二)の間に入った、勇み足の寅による父への粗野な談判シーンは流石。父娘和解の場面も新機軸である。
ソウル・フラワー・ユニオン @soulflowerunion
某映画テーマ曲の録音、完。作業の間、ずっと、俺の頭の中にある「東北」を思い描きながら、着地しない心ざまに逆らわずに録った。気を許すと心はすぐにスタジオから離れていくが、数多の想いや願いが詰まったアルバムを完成させるべく、今は前進あるのみ。 http://bit.ly/e58Zcv
ソウル・フラワー・ユニオン @soulflowerunion
宮城県松島は、「男はつらいよのテーマ」のイントロが降りおりてきそうな、悠々たる日本晴れ。本日も石巻へ、演奏旅行でございます。 http://twitpic.com/4z1sci
拡大
ソウル・フラワー・ユニオン @soulflowerunion
私の葬式にかけてほしい曲・その58 渥美清「男はつらいよ」 http://t.co/r7Ih0o2
ソウル・フラワー・ユニオン @soulflowerunion
『男はつらいよ・葛飾立志篇』観了。寅が大学助手に惚れて学問を志す、という筋書きの第十六作。山田洋次の知識人観が炸裂。つねと寅の珍問答がいい。「偉い学者の先生方が色々研究なさって下さるからこそ平和に暮らしていられる」「へ、それじゃなんですか、おばちゃんは日々平和にお暮らしですか?」
ソウル・フラワー・ユニオン @soulflowerunion
『男はつらいよ・寅次郎子守唄』観了。寅次郎、恋指南を買って出て勝手に失恋玉砕、という定番オチの第十四作。寅も四十を越え、諦観帯びた低恋愛度の作品が増えるが、赤ん坊騒動のとらや、唐津・呼子港の春川ますみシーン等は、流石のクオリティ。今作から三代目おいちゃん役が下條正巳に。
ソウル・フラワー・ユニオン @soulflowerunion
『男はつらいよ・寅次郎夕焼け小焼け』観了。マドンナ・太地喜和子、画壇の大家・宇野重吉演じる重厚なる一品。シリーズ全作中、寅次郎が求婚するのは、勿論、歌手リリーと、この芸者ぼたんだけ。孤独なインテリとの友情、気っ風の良いマドンナへの恋慕、感動的なラストシーン…、円満具足の第十七作。
ソウル・フラワー・ユニオン @soulflowerunion
『男はつらいよ・寅次郎純情詩集』観了。死期迫る薄幸の女性・京マチ子がヒロインの第十八作。悲劇・喜劇の自由な交錯、コントラストが醸す深い情感に、傑作の十五作・十七作を経た、山田洋次絶頂期の切れ味をみる。鯨尺の啖呵売シーンの警官は永六輔。ラストの柴又駅のさくらと寅の会話シーンがいい。
ソウル・フラワー・ユニオン @soulflowerunion
『男はつらいよ・寅次郎と殿様』観了。嵐寛寿郎、三木のり平ら超ベテラン勢をゲストに配し、浮世離れした大洲藩十八代目当主の老人とのドタバタを描く。加齢に言及する寅次郎の台詞や、恋愛対象としてのマドンナの存在感の薄さ、とらやの人々の劇中配置の重き等、シリーズ過渡期を思わせる第十九作。
ソウル・フラワー・ユニオン @soulflowerunion
『男はつらいよ・寅次郎頑張れ!』観了。77年当時人気絶頂にあった中村雅俊、大竹しのぶ客演の第二十作。マドンナ藤村志保の存在、絶品「寅のアリア」シーンもいいが、物語の本流から寅の恋愛は後景へと退き、今作を機に「恋の指南役・寅次郎」が定着。最早寅も「選手兼任コーチ」の立場なのである。
ソウル・フラワー・ユニオン @soulflowerunion
『男はつらいよ・寅次郎わが道をゆく』観了。SKDの花形スター・木の実ナナがマドンナの第二十一作。武田鉄矢の過剰な演技が目障りで、脚本の弱さ相まってレヴュー・シーン等緩慢な流れも鼻に付く。結婚と踊りを天秤にかけ悩む踊り子という設定自体に、精彩欠くこの時期のシリーズのスランプを思う。
ソウル・フラワー・ユニオン @soulflowerunion
『男はつらいよ・噂の寅次郎』観了。大滝秀治、泉ピン子、室田日出男、志村喬と、久々に客演挿話盛り沢山な第二十二作。そして何といってもマドンナ大原麗子! 少々脚本が弱かろうが、演出が雑であろうが、エピローグの詰めが甘かろうが、山田洋次がスランプであろうが、麗子で決まり!な私である。
残りを読む(34)

コメント

コメントがまだありません。感想を最初に伝えてみませんか?

ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする