反原発にみる「オルグの基本」
- neologcuter
- 3607
- 0
- 0
- 0
さて、月曜恒例?寝る前の研究シリーズ。まだしつこく続く「オルグ学入門」ネタ。年末進行なので、 http://t.co/0kKS0qPt の継ぎ足しみたいな内容になってしまうが、オルグの基本公式編。
2011-12-19 21:24:14オルグにおいて重要なことは「いままでとっていた行動を捨てさせ、新たな行動を(自分の思うように)させるよう仕向けること」。一言でいえば「行動変容」ですよ。ただ、いきなり人に「やれ」と言ったところで簡単に動くわけがない。
2011-12-19 21:32:15では、行動変容させるにはどうしたらいいかというと、一番いいのは「払うコストは最小、得る報酬は最大」と思いこませること。反原発でいうなら「東北産を避けることにより、放射能の害から逃れられる」
2011-12-19 21:41:48※東北産でなくても食物には放射性元素が含まれています。
たとえばK-40とか、C-14とか。もちろん人体にも含まれてます。
それに東北産が放射線基準値ギリギリとは限らんでしょう。
検査した結果基準値超えどれほどあったんだか。
第一・二公式 ~利益をチラつかせて人を釣れ~
第一公式:まず従来の行動パターンを変えることに対する抵抗を打破するため、その行動から分離しないではいられない気持ちを起こさせる。今のままでは「コストが増大・報酬が減少」と思わせる。
2011-12-19 21:45:11その方法として、現在の生き方への不平不満・不安・・罪悪感を植えつける。つまり、「そのままでは地獄」というイメージを鮮明に印象づけたり、論理的に説明したりする。
2011-12-19 21:47:50第二公式:新しい行動をとること(つまり組織化されること)によって、「コスト最小化報酬最大化」につながるイメージを強烈に植えつける(論理的に説明してもいい)。第一公式の地獄編に対し、極楽編である。
2011-12-19 22:04:40第三・四公式 ~情に訴えて縛りを掛けろ~
だが、第一・第二公式だけでは行動変容し組織されることに魅力を感じても、抵抗感が残る人もいる。そこでその抵抗感を抹殺するため第三・第四公式を使う。
2011-12-19 22:09:11第三公式:今までの行動から分離、組織化されることが人間として正しいことであり、従来の行動パターンに固執していることは人間として悪であること、自己利益の追求にすぎないことを強調・正当化する説明を加える。
2011-12-19 22:13:19だが、第三公式を利用しても、「旧行動を捨てるということは、今までの仲間・その他周辺の人に対する裏切りではないか」との罪悪感を抱いてしまう可能性もある。これでは行動変容が生じない。
2011-12-19 22:20:28第四公式:新行動パターンは他の人のためにもなる愛他的行動であることを説明する。こうしておけば第二公式の報酬が現実に与えられなくても不満を抱きにくい。 ※愛他的行動については → http://t.co/aq6S5d4Z
2011-12-19 22:27:00【追補】なお、オルグの第一~四の基本公式であるが、必ずしもこの順番でなくてもよい。第三・四を先に出しておく「(子ども達を前面に押し出した・・・というよりダシにした)チェルノブイリのかけはし」みたいなやり方もある。
2011-12-28 22:29:34基本公式使用上の注意
以上はオルグの基本公式であるが、この基本公式のみ利用して単に理屈を並べ立てても理解・信用されにくく効果は薄い。そこでうまく肉付けをする必要がある。
2011-12-26 22:18:52(イ)理解を容易にする方法。 これは比喩や例を利用する。どうしても思い浮かばなかったら「伝聞方式で適切な例をデッチあげる」という手もある。 http://t.co/ofrQx7ET
2011-12-26 22:21:52(ロ)信頼させる方法。これは権威ある人間を利用すると良い。トンデモ系でもいける場合はあるだろう。 http://t.co/W5VMzZfy http://t.co/mcWJl619
2011-12-26 22:24:17もし反論が怖かったら、予想される反論を前もって話の中に挿入しとくか、理論闘争で逃げればOK。ヘタにやりすぎると「こいつは誠実じゃないから、相手したくない」と思われるかも知れんが。
2011-12-26 22:29:10認知的不協和と文化・行動オルグ
まあ、こういう基本公式を駆使してもなかなか考えが変わらないヤツもいる。「認知的不協和」という状態だ。認知的不協和とは - はてなキーワード http://t.co/eDQUutWS
2011-12-26 22:34:02