prometheus2054さんの二重思考についてのまとめ

現在の日本人の状況を客観的にとらえる意味で意義深い投稿だと思います。
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prometheus @prometheus2054

日本は民主主義ではなく、権威主義、企業社会原理主義なので、民主的方法(市民がデモや啓蒙活動を通して国民のイデオロギーを変える→個人の選択を変える→社会を変える)よりは、社会主義国で見られた暴動や革命で血を流すショックを加えないと大改革に至らず、企業や政府に要望を通せない。続く

2012-01-02 19:49:57
prometheus @prometheus2054

原子力問題も同様に、以前から危険性を訴えてきた人が大勢いたのに、爆発が起き、被爆しないと政府も企業も改革する動きにならないし、等の国民も全く立ち上がらないことからも、日本は民主主義国ではなく、権威主義、企業社会原理主義でああることは明確であ、”民主的方法”で改革はできない。続く

2012-01-02 19:51:50
prometheus @prometheus2054

暴動も占拠もしない戦略を誤った民主的な方法で改革できないのを社会のせいにするな、と言われれば、一理ありますが、それは日本は民主主義ではないのに、民主的な方法で誤った改革運動をしている、という理由によるものである。続く

2012-01-02 19:54:38
prometheus @prometheus2054

かりに社会主義国で起きた暴動や革命で警察や機動隊と衝突し、こんな暴力行為では社会を変えられない、と世間はまた非難する。つまり民主主義国での民主的な方法による改革をしても、社会主義国での暴動や革命による改革をしても、結局どちらの方法でも非難されるのです。それはなぜか?続く

2012-01-02 19:56:40
prometheus @prometheus2054

これは多くの日本人にみられる「二重思考」http://t.co/vksLzxmF が原因であると思われる。続く

2012-01-02 20:03:17
prometheus @prometheus2054

二重思考とは「相反し合う二つの意見を同時に持ち、それが矛盾し合うのを承知しながら双方ともに信奉すること」。全体主義国家では民主主義などは存立しえない、という事実を信じながら、なおかつ、国家を支配する「党」が民主主義の擁護者である、というプロパガンダをも同時に信じることを指す。

2012-01-02 20:03:56
prometheus @prometheus2054

二重思考とは、全体主義国家オセアニアの社会を支配するエリート層(党内局員)が半永久的に権力を維持するため、住民(中間階級である党外局員ら)および自分たち自身に実践させている思考能力である。つづく

2012-01-02 20:05:21
prometheus @prometheus2054

「二重思考を実践していると、自分自身の現実認識を絶えずプロパガンダと合致する方向へと操作し、しかも操作したという事実をどこかで覚えている状態となる。」続く

2012-01-02 20:12:26
prometheus @prometheus2054

「二重思考をする者は偽善者と異なり、自分の心の中にある対立した信念を同時に信じ込み、対立が生み出す矛盾のことを完全に忘れなければならない。次には、矛盾を忘れたことも忘れなければならない。さらに矛盾を忘れたことを忘れたことも忘れ、以下意図的な忘却のプロセスが無限に続く。」

2012-01-02 20:12:50
prometheus @prometheus2054

この「二重思考」というものが、まさに日本人の思考回路を的確に分析した記述である。これが民主主義国での民主的方法による改革でも、社会主義国での暴動や革命による改革でも非難される理由である。ジョージ・オーウェルが「1984」描いた世界は、現代の日本そのものであったということw

2012-01-02 20:14:42