映画『ブラック・スワン』(Black Swan:2010米)の英語表現

英語講師 @syuhei による、映画『ブラック・スワン』(Black Swan:2010米)の英語表現に関する覚え書きです。 【一部、ストーリーに触れている部分がありますのでネタバレを嫌う方は映画鑑賞後にご覧ください。】
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KIMURA Syuhei @syuhei

『ブラック・スワン』、不気味で美しい映画だった。監督は去年観た『レスラー』(2008米:The Wrestler)のDarren Aronofsky氏。いくつか面白い英語表現があった。

2011-09-08 21:04:44
KIMURA Syuhei @syuhei

I never see you lose yourself.踊りながら我を忘れている君を見たことがない:オデット役を懇願するNinaへのThomasの返答。lose oneselfで「自分自身を忘れる→道に迷う/夢中になる」。Eminemの歌のタイトルでも有名なフレーズ?

2011-09-08 21:12:30
KIMURA Syuhei @syuhei

As we bid adieu to one star, we welcome another.【字幕】巨星は去りゆき新星が登場します:bid adieu to ~は「~に別れを告げる」。bidは「~という値段をつける」以外にも正式な用法に「(あいさつなどを)述べる」がある。

2011-09-08 21:19:16
KIMURA Syuhei @syuhei

Look who's decided to grace us with her presence.お姫様のお出ましよ:楽屋でNinaに投げつけられる嫌味。graceは「~に名誉を与える」。presenceは形容詞present(存在している)の名詞形。発音注意。プレズンス。

2011-09-08 21:29:23
KIMURA Syuhei @syuhei

"How long does it last?" "Couple of hours, tops."「効き目はどれくらい?」「長くて2~3時間よ」:ドラッグを勧めるLilyとNinaのやりとり。lastは自動詞で「続く」。topsは副詞で「最大で/最長で」。数詞などの後ろにつける。

2011-09-08 21:33:32
KIMURA Syuhei @syuhei

Okay, let's take ten.よし、10分休憩にしよう:「take 数詞」は色々な意味を持つ。"Take five."は「5分休憩/一休みしよう」の決まり文句。同名のジャズナンバーは「5拍子で」との引っかけ。 http://t.co/T6huYEQ

2011-09-08 21:40:57
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KIMURA Syuhei @syuhei

You completely blew me away!本当に感動しちゃったわ!:LilyがNinaの踊りを誉める台詞。blow 人 awayで「~をぶちのめす/負かす/感心させる」。これらはslangyな表現なので使う相手には注意が必要。

2011-09-08 22:00:00
KIMURA Syuhei @syuhei

こんなところかな~。『ブラック・スワン』は主演のNatalie Portmanが体当たり演技でアカデミー主演女優賞を獲得している。結構きわどいシーンが多いので家族と観ると茶の間が凍り付くかもしれぬ。

2011-09-08 22:02:42