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2012年1月3日

ProfMatsuoka による、アポロ計画とコンピュータと高齢者の話

ProfMatsuoka による、アポロ計画とコンピュータと高齢者の話
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Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka

高齢者の質の高い労働力としての有効な参加は大事だが、記事中の例のような「無理矢理」のアシスト系より寧ろ自動運転とかクラウドASPでの業務自動化とか剪定用のツールとかが有効ではないか?“@nikkeionline「75歳現役社会」を支える http://t.co/Zp0VGUkP

2012-01-02 15:48:52
Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka

例えば日本の農業が曲がりなりにもあれだけの平均年齢の高さ・高齢者の就労でも成り立ってる一つの要因は有効な機械化であろう。然し記事の内容では田植え機を造らずに田植え用のパワードスーツを開発するかのごとくである。

2012-01-02 15:53:20
Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka

松岡の周囲にも70にてバリバリ仕事をされている方々は多い。特徴的に共通なのは、利便性が破壊的イノベ的にに向上する新たなツールを使いこなしてい自分のハンデを補っている事だ。然し一般の高齢者はそこに至る精神的・認知的ハードルが高く機会損失してて、それをどう援助するかがポイントだろう。

2012-01-02 16:04:05
Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka

あれは実は脚色です。しかも軌道計算でなくジャイロの基軸変換。http://t.co/hJWY71rF@roadman2005: 宇宙船の軌道計算を計算尺で決めるシーンをみた(アポロ13) “@masa0228: 計算尺 #平成生まれが知らなそうなもの上げていこうぜ””

2012-01-03 00:55:22
Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka

軌道計算自身は当時でもIBMのデカいメインフレームを何台も使って行ってました。“@roadman2005: 宇宙船の軌道計算を計算尺で決めるシーンをみた(アポロ13) “@masa0228: 計算尺 #平成生まれが知らなそうなもの上げていこうぜ””

2012-01-03 00:57:40
Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka

まあアポロのナビゲーション特にLOIは40年前の制御技術からしたら良くぞ出来たものだと。そもそもアポロは月に向かって飛ぶわけではなく、慣性飛行で40万キロ後に月とランデブーするわけで、その際に許される誤差マージンはせいぜいキロメートル単位、ちょっとズレると月にクラッシュと。

2012-01-03 01:14:06
Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka

で、ジャイロと星と地上レーダーを使うわけですが、ともかく今までのように地上数百キロでなくその1000倍は遠いので精度の確保が大変。特に最初に月に行ったアポロ8号では月の進行面をかすめて月の裏側で行うLOI噴射後の交信の復帰(AOS)まで全員生きた心地がしなかったそうで…

2012-01-03 01:23:23
Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka

上手くかすめてもLOIはワンチャンスしかない。AOSが予定より早いと噴射にしくじっててそのまま自由帰還軌道か変な軌道になってて後者だと少しヤバイ。AOSが遅れると減速し過ぎてて多分裏でクラッシュしてる。実際は一秒以下の精度でテレメトリーのAOSがあり皆安どで航行精度の高さを証明。

2012-01-03 01:32:49
Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka

この精度を実現したのがMITが設計した最先端の航行用コンピュータだったわけです。Geminiまではシーケンサだったのを、複雑な航行制御を行う高速さ・大容量とコンパクト・省エネの要求を同時に満たすため、最先端のIC技術を用い実現。一時は世界IC生産量の4割をアポロで使用してました。

2012-01-03 01:44:42
Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka

なのでパソコンの歴史は昭和46年頃のインテル・ビジコンの4/8ビットのマイクロプロセッサで始まったのですが、更にその設計のルーツはアポロの航行制御用コンピュータに行き着くわけですね。

2012-01-03 01:48:30
Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka

アポロと計算機の進歩の関連はハードウェアだけではない。"Digital Apollo" http://t.co/aCHzQ9sp 等にも詳しいが、巨大リアルタイムシステムにおける計算機と人間の総合的な役割分担とインタフェース(HCI)の設計に大きな革新をもたらしたのである。

2012-01-03 02:29:26
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Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka

宇宙船と飛行機は似て非なるものだ。有人宇宙計画の初期から、フォン・ブラウンにj代表されるマーシャルセンターのロケット設計部隊の「宇宙飛行士は乗客」全自動化派と、ファゲットらのラングレーセンター+飛行士自身の「宇宙飛行士はパイロット」なので自ら操縦桿を握る派の対立の歴史だった。

2012-01-03 02:38:29
Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka

因みに始めて宇宙に飛んだガガーリンのウォストーク1号は完全自動操縦だった。つまり命をかけてはいたが、ガガーリンは基本的には「お客様」だったのである。

2012-01-03 02:41:04
Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka

アポロでミッションが遥かに複雑化し、システムが巨大化して、クラフトらにより地上管制センター(MOC)が生まれ、地上と船内に大幅にコンピュータが用いられる事になって、この対立は頂点に達した。何を自動化し、何が人間の役割で、両者はどのように有効に協調するか、そのインタフェースは、と。

2012-01-03 02:46:48
Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka

この人間とコンピュータの有効な協調が有効に設計できたからこそ、困難な月着陸に40年前に何度も成功し、13号の有事でも無事生還出来たと言えよう。この手の本は計算機屋、特に瑣末なインタフェースのテクニックに没頭しがちなHCI方面の若手に是非読んで欲しいものだ。

2012-01-03 02:52:01
Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka

アポロのように巨大システムおける計算機等の機械と人間の役割分担とインタフェースを大局的に捉え設計するのは基本中の基本だがしばし忘れられ局所最適化が行われるケースが近年良く見られる。今日昼に呟いた田植え機の代わりに「高齢者用の田植えパワードスーツ開発」の例え話は正にそうだ。

2012-01-03 02:59:59
Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka

つまり日本社会として高齢者が増えてもサステイナブルな労働社会環境をつくるのが目的であるが、それが高齢者を若者並みに活動させるという難しくコストの高い問題にすり替わってる。アポロ司令船の自動化されてるLOI噴射制御を人間指令で精度高く行う(無駄な)技術開発をしてるようなものだ。

2012-01-03 03:04:02
Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka

無論アポロのLOI噴射も人間が監視を行い、問題時にはアボートしたり手動制御するインタフェースはあった。月着陸でも自動操縦で岩場に着陸しそうになったのをアームストロングが手動に切り替え回避し燃料ギリギリで着陸したのである。そのような切り替えもインタフェースがNGではそもそも不可だ。

2012-01-03 03:11:22
Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka

今後このままでは就労人口が大幅減少の日本の競争力維持には高齢者の有効な労働参加のシステムが不可欠だが、経験等貴重な知的財産を持ちながら肉体やその他の面でハンデを負う彼らをいかに社会労働システムに組み込むかの対局的な設計が必要だ。しかしそれは協調とインタフェース設計が最重要である。

2012-01-03 03:17:09
Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka

それは決して高齢者に若者や機械と同等の仕事をさせることではなく、有効な役割分担が鍵となるのであろう。よってそのための情報を含む技術開発もその視点にたつべきだ。

2012-01-03 03:19:12

コメント

きしもと @ksmakoto 2012年1月3日
最初のひとつが抜けてた
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