D&D4版の汎用背景世界ネンティア谷の町・村・都市について

D&D4版の特定の世界に依存しない汎用背景世界、公式シナリオの共通の舞台となっているネンティア谷にある町・村・都市についての情報をまとめました。(自分用の備忘録も兼ねています)
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Kazuhiro Wakatsuki @kamoyamakoto

『ルールズ・コンペンディウム』のすばらしい点はいくつもあって、それについては某所にちょっとしたコラムを書かせていただきました(近日公開!)。 個人的には、ネンティア谷の概説と地図がプレイヤー向けの書籍に掲載(p.39)されたことも意義あることだと思っています。 #dndj

2012-01-03 15:04:06
Kazuhiro Wakatsuki @kamoyamakoto

日本語版公式シナリオ『シャドウフェル城の影』の発端となる冬越村は地図の左上あたり。『雷鳴山の迷宮』の舞台は地図の中央やや右より。『影のピラミッド』は地図上部に広がる冬木森の奥にあります。HJの公式サイトで公開された「雷尖寺の受難」も冬越村の近くが舞台です。 #dndj

2012-01-03 15:10:55
Kazuhiro Wakatsuki @kamoyamakoto

ネンティア谷についての詳しい情報は『ダンジョン・マスターズ・ガイド(DMG)』と赤箱の「ダンジョン・マスターの書」、エッセンシャルズDM向け製品 Dungeon Master's Kit の「Dungeon Master's Book」 に記載されています。 #dndj

2012-01-03 15:15:05
Kazuhiro Wakatsuki @kamoyamakoto

それぞれの資料に記載されている内容は、紙幅の関係か若干の差異があり、三つ並べて互いを補うようにして使うのが良さそうです。(ある資料に掲載されている情報が後のものでは削除されていたり、追加があったりします) #dndj

2012-01-03 15:18:37
Kazuhiro Wakatsuki @kamoyamakoto

ネンティア谷の大まかなイメージとしては夏の北海道、それも北部や東部の田舎の風景が近いのではないかと思っています。原野の中に街道が1本、ところどころに廃村や小さな集落がある。雪はあまり降らないため、しばらく雪が続くとそれだけでシナリオの導入になってしまいます。 #dndj

2012-01-03 15:20:45
Kazuhiro Wakatsuki @kamoyamakoto

前置きが長くなってしまいましたが、今日はそんなネンティア谷の村・町・都市についての情報をまとめてみました。(自分用の資料まとめも兼ねているかも) #dndj

2012-01-03 15:25:49

フォールクレストについて

Kazuhiro Wakatsuki @kamoyamakoto

ネンティア谷の町と言えば、谷の中心部にあるフォールクレスト。二つの街道の交差点近くにあり、河にも面するする交通の要所です。DMGとDungeon Master's Bookに詳細な記述がありますが、先に出たDMGにあるNPCの紹介など詳しいものとなっています。 #dndj

2012-01-03 15:31:53
Kazuhiro Wakatsuki @kamoyamakoto

おもしろいのはDMGには「ドラゴンボーンとエラドリンの住民はいないが--」とあるのに対し、Dungeon Master's Book では"No dragonborn are permanent residents", となっていて、エラドリンの定住者が現れた模様。 #dndj

2012-01-03 15:38:02
Kazuhiro Wakatsuki @kamoyamakoto

4版ではシティアドベンチャーが作りにくいのか、この町を舞台にした既製シナリオは見当たりません「嵐の塔」(『ダンジョン・マガジン年鑑』収録)と「Cairn of the Winter King」(Monster Voult収録)がフォールクレストから始まっています。 #dndj

2012-01-03 15:42:42
Kazuhiro Wakatsuki @kamoyamakoto

『Monster Vault: Threats to the Nentir Vale (MV:TtNV)』にはこの町のスラムに巣食う犯罪者集団「河ネズミ団/River Rats」と「凶王党/Fell Court」が紹介されています。河ネズミ団のボス・ケルソンは-- #dndj

2012-01-03 15:54:01
Kazuhiro Wakatsuki @kamoyamakoto

DMGとMV:TtNVでは数値どころか種族も違ってしまっているので要注意です。DMG版は人間なのになぜか「セカンド・チャンス」を持っているので、ハーフリングとして記述されているMV:TtNV版をお勧めします。(ずっと強いし(^^;) #dndj

2012-01-03 16:00:02

冬越村について

Kazuhiro Wakatsuki @kamoyamakoto

プレイヤーにとっては冬越村/Winterheaven の方がなじみ深いかもしれません。『シャドウフェル城の影』『Madness at Gardmore Abbey』「魔女の冬」(『ダンジョン・マガジン年鑑』収録の神話級シナリオ)などに登場しています。 #dndj

2012-01-03 16:03:21
Kazuhiro Wakatsuki @kamoyamakoto

「オークの話(http://t.co/rYWc9iWb)」でも書きましたが、ネンティア谷北西の山地から脅威がやってくる際に、真っ先に狙われるのがこの村です。その割には『Madness --』に掲載されているイラストは平和そうな風景だったりします。 #dndj

2012-01-03 16:06:32
Kazuhiro Wakatsuki @kamoyamakoto

この村の領主パドレイグ卿は『シャドウフェル城の影』に登場する時点では3レベルのウォーロードで街道のゴブリン退治もままならない状況なのですが、『Madness at Gradmore Abbey』では8レベルの親衛隊を従えた10レベルキャラとして登場します。 #dndj

2012-01-03 16:09:31
Kazuhiro Wakatsuki @kamoyamakoto

村の人口も977人(シャドウフェル)→950人(DM Kit)→975人(MaGA)と推移しており、単に資料の差異と片付けるよりも、理由をあれこれと考えてみる方が楽しそうです。 #dndj

2012-01-03 16:13:19

ハーケンウォルド男爵領について

Kazuhiro Wakatsuki @kamoyamakoto

ハーケンウォルドは6つほど小さな村が集まった地域で『Dungeon Master's Kit』収録のシナリオ「Reavers of Harkenwold」で詳しく紹介されています。これは『赤い手は滅びのしるし』をぎゅっと凝縮し、2-3レベル対応にした様なもの。お勧め。 #dndj

2012-01-03 16:17:42
Kazuhiro Wakatsuki @kamoyamakoto

ハーケンウォルド男爵領は「いちばん長い夜」(『ドラゴン・マガジン年鑑』収録の伝説級シナリオ)でも舞台になっています。 #dndj

2012-01-03 16:19:02

ハンマーファストについて

Kazuhiro Wakatsuki @kamoyamakoto

『ルールズ・コンペンディウム』の地図から読み取ることはできませんが、ハンマーファストは人口12000人を抱えるネンティア谷最大の都市です。サプリメント『Hammerfast』に詳しく紹介されており、D&D Encounters「亡霊旅団の進軍」でも舞台になっています。 #dndj

2012-01-03 16:23:13
Kazuhiro Wakatsuki @kamoyamakoto

元はドワーフの集団墓地で、埋葬品も豪華になると盗掘対策に近衛を置くようになりました。血まみれ槍戦争でオークの侵入を受け近衛は玉砕、オークも大損害を出し撤退していきました。その後、ネラス帝国の崩壊の影響を受け、安全地帯を求めてドワーフが避難してきたところ-- #dndj

2012-01-03 16:26:51
Kazuhiro Wakatsuki @kamoyamakoto

承前)オークとドワーフの幽霊が町中にあふれていました。モラディンとグルームシュは協定を結び、生者と幽霊たちが互いに危害を加えないことで共存することとなりました。先のサプリ『Hammerfast』には英雄級中盤くらいから冒険者の根拠地として使える豊富な設定があります。 #dndj

2012-01-03 16:31:44

地図にない小村・砦など