第六次リヒテンシュタイン論争 - 英文解釈 part 2 -

リヒテンシュタイン論争―英文解釈編― (http://togetter.com/li/235706 ) の続きが発生した。米国の外交公電のうち1944年のサンマリノ関係をまとめた文書 (http://t.co/pTenukMR ) を主たる燃料としている。この文書の p.294 にある "the military authorities" とは、中立国の軍当局を指すのか、それとも米英など連合国のそれを指すのか、を巡る論争である。 一方の当事者としては、たいへん勉強になったことを感謝したい。
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小倉秀夫 @Hideo_Ogura

「the military authorities」に続くのは「must take」なんですよ。「可否」ではなくて「要否」なんです。言及対象は。RT @knakatani: (4)the military authorities がサンマリノ等の軍当局とすれば、米軍の空爆可否は

2012-01-04 01:18:05
🌸 中谷康一 Koichi Nakatani @knakatani

@Hideo_Ogura pp.292-293 にまたがる一文によれば、Eakerはある条件下での空爆可否を知りたがっている。ご指摘の文でHullは、「必要な汎ゆる対抗処置を行わなければならない」と定型的な表現を用いて、我々は空爆できる、と答えているわけです。

2012-01-04 06:43:03
🌸 中谷康一 Koichi Nakatani @knakatani

@knakatani @hideo_ogura Hullが回答しているこの文脈では、具体的な攻撃を指示している訳でも何でもない。それゆえこの一文の重要な意味は、要否ではなく可否を答えている点にあります。「…の場合は我々は必要とあらば攻撃できる」という意味が定型文にくるまれている。

2012-01-04 06:49:30
小倉秀夫 @Hideo_Ogura

「文脈」の名の下に文法を無視するのは、基本的に回避すべきです。特に、Hullはそれなりにエリートであり、「must」の用法を正しく理解していないとは考えがたいですから。RT @knakatani: @knakatani Hullが回答しているこの文脈では、具体的な攻撃を指示してい

2012-01-04 08:48:55
🌸 中谷康一 Koichi Nakatani @knakatani

@Hideo_Ogura 実質的に可否を伝達する際に、文法的には要否をあらわす文の方がふさわしい場合もあります。もちろんHullは概ね文法を守っています。must という語を使うかどうかは、ある慣用表現を選んだ時点でほぼ決まります。しかしその意味するところは互いに了解があります。

2012-01-04 09:47:26
小倉秀夫 @Hideo_Ogura

本当に慣用表現なんですか?RT @knakatani: もちろんHullは概ね文法を守っています。must という語を使うかどうかは、ある慣用表現を選んだ時点でほぼ決まります。

2012-01-04 09:49:39
🌸 中谷康一 Koichi Nakatani @knakatani

@Hideo_Ogura 様式を守って法律や契約書を作成するときと、外交公電 (diplomatic cable) を書くときとでは姿勢が違います。

2012-01-04 09:57:40
小倉秀夫 @Hideo_Ogura

外交公電においては「must」が「may」の意味で用いられるということに関する資料はありますか?RT @knakatani: @Hideo_Ogura 様式を守って法律や契約書を作成するときと、外交公電 (diplomatic cable) を書くときとでは姿勢が違います。

2012-01-04 09:59:15
🌸 中谷康一 Koichi Nakatani @knakatani

少なくとも、take whatever counter-measures は幾つか用例があります。RT @Hideo_Ogura: 本当に慣用表現なんですか?RT @knakatani

2012-01-04 10:02:01
小倉秀夫 @Hideo_Ogura

そこは、the military authoritiesがどちらの軍当局でも意味が通ってしまうので重要ではないですね。RT @knakatani: 少なくとも、take whatever counter-measures は幾つか用例があります。

2012-01-04 10:04:02
🌸 中谷康一 Koichi Nakatani @knakatani

外交公電においてmustとmayの差異をごりごり添削する人がいたかどうかが問題ですね。とりわけどちらでも意味が通る場合には。RT @Hideo_Ogura: 外交公電においては「must」が「may」の意味で用いられるということに関する資料はありますか?RT @knakatani

2012-01-04 10:06:25
小倉秀夫 @Hideo_Ogura

意味としては別物になります。RT @knakatani: 外交公電においてmustとmayの差異をごりごり添削する人がいたかどうかが問題ですね。とりわけどちらでも意味が通る場合には。

2012-01-04 10:07:45
小倉秀夫 @Hideo_Ogura

別物になるからこそ、「must」を「may」の意味で解釈しようとされているのではないですかね。

2012-01-04 10:08:53
🌸 中谷康一 Koichi Nakatani @knakatani

@Hideo_Ogura 仮にこの文がEakerへの指示である場合に、mustではなくmayが使われていたとすると司令官の判断にどのような差異が生じるのでしょうか?

2012-01-04 10:10:03
小倉秀夫 @Hideo_Ogura

「may」だと軍事的手段を執っても執らなくてもよい。「must」だと執らなければいけない。RT @knakatani: 仮にこの文がEakerへの指示である場合に、mustではなくmayが使われていたとすると司令官の判断にどのような差異が生じるのでしょうか?

2012-01-04 10:12:05
🌸 中谷康一 Koichi Nakatani @knakatani

@Hideo_Ogura "are required" と修飾された counter-measures ですから、どのみち執らなくてもよいという選択肢はありませんね。

2012-01-04 10:16:39
小倉秀夫 @Hideo_Ogura

つまり、「the military authorities」って、対抗手段を執る義務を負っている側の軍当局だと考えるのが素直ですね。RT @knakatani: "are required" と修飾された counter-measures ですから、どのみち執らなくてもよいとい

2012-01-04 10:25:26
小倉秀夫 @Hideo_Ogura

連合軍は、対抗措置を講ずることを、何らrequireされていないわけで。RT @knakatani: @Hideo_Ogura "are required" と修飾された counter-measures ですから、どのみち執らなくてもよいという選択肢はありませんね。

2012-01-04 10:29:37
🌸 中谷康一 Koichi Nakatani @knakatani

@Hideo_Ogura 米国務長官や米軍当局は、国民から負託されて戦争に勝つ義務を負っていたと思います。少なくともその義務感を持っていないとこの時期の米政府の高官なんて勤まらないわけで、mustとかrequireという表現も当り前に出てくる筈だと思います。

2012-01-04 10:34:36
小倉秀夫 @Hideo_Ogura

ここでは、「are required」というのは「とらなければいけない対抗手段」を限定する意味を持っていますから、そういう漠然とした義務感を指しているとすると意味が通らないのですが。RT @knakatani:少なくともその義務感

2012-01-04 10:38:40
🌸 中谷康一 Koichi Nakatani @knakatani

@Hideo_Ogura もしもサンマリノの一部が敵に占領されて、そこに弾薬庫か何かが出来て、連合軍が攻撃できないせいで大損害を受ける、なんてことが起きると国民に申し訳が立たない訳です。そういう事情からrequiredな対抗手段はおのずと明らかになる。それは辞さない、という意志。

2012-01-04 10:46:54

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