エロゲ語りの各論的・総論的方法について
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highcampus
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ゲームやアニメを評するなら、物語、お話だけでなくシステムや演出、作画、役者の演技、音楽、etc.…を総合的に語るべきと、物語を論じている人にあれもこれもとないものねだりをするのは、その作品の物語を語ることの否定となりかねず、引いてはその作品を語る人が一人いなくなる結果だって齎す。
2012-01-08 13:43:00
○○するなら~でなくてはダメだ、というのは多様性の否定になりかねないので、少なくともアマチュアのファンジン活動においては、欲しいものは他人にないものねだりをするよりも自分で書く、作る方が建設的だし、ジャンルも豊かになっていくんでないかなぁ。
2012-01-08 13:49:00
ファンそれぞれが得意な観点から作品を論じることで、その作品の素晴らしさについての共通理解は厚みを増すわけで。それがファンダムの力ですよね。「ここを論じてないからだめだ」ではなく、「こっちが手付かずなら俺に任せろ」という感じ
2012-01-08 13:52:18
物語批評的なものへの反論としてしたり顔で野坂昭如とその娘のエピソードを出してくるのはもうやめてよお!
2012-01-08 13:51:36
文芸の人がですね、ビジュアルノベルに「文学的価値」wを見いだそうとする、としますよ。そうするとですね、ビジュアルノベルのオリジナリティな部分、目新しいところって、「ゲーム」なところでしかありえない、とゆーのがありまして。
2012-01-08 04:06:35
や、まあ、前に、AVGの頃は「部屋を捜索する」コマンドがあったけど、ビジュアルノベルのムーブメント以降は、そのへんのコマンドが消え失せて、画面的にも背景が書き割りになって、画面も介入対象もキャラクターだけになったよね、とかは、書いたんですよ。
2012-01-08 04:15:56
個人的な感覚で言わせてもらうと、少なくとも90年代末あたりでは、エロゲ語りとは何より、システムとかグラフィック、あるいはいっそプログラミングについての語りだったわけです。エロゲの「お話」について語るのは極めて異端的な行いで、最も困難な語り方だといってよかった。極端なに言えば。
2012-01-08 14:37:56
少しは考えてみるといい。「エロゲだけどゲームとして面白い/技術的に優れている」という言い方と、「エロゲだけどお話が優れている」という言い方の、いったいどちらが主張しやすいか。身近な人間を相手に試してみるがよい。
2012-01-08 14:42:00
たとえば、エロゲのシナリオ担当者の名が原画家と並んでエロゲ雑誌に載る、というのは、よほど先進的な雑誌しかやらないことだったとはいえる。
2012-01-08 14:49:01
エロゲについて「物語しか論じられていない」という批判については、ようやく物語の深みが追究される機会が増えた結果と思っている。それでも汲み尽くせているとはとても思えないし、たとえ流行が過ぎても「ぼくはやりますよ、ひとりでも」(『イリヤの空、UFOの夏<その4>』)の気持ち。
2012-01-08 14:53:07
やっかみを人にぶつけるくらいなら自分が物語以外の魅力を見せてください。例えば、『いろセカ』の水彩調の背景における意味とか、静謐さと離人感を喚起するイメージを持っていて、それが作品全体の基調になっているとかほら、思いつきでもいくらでも出てくるし。
2012-01-08 14:56:23
『雪色のカルテ』のような、Hな治療ゲームパートと感動ストーリーとが乖離してる作品こそ、エロゲらしさだと思ってました。「次こそは彼女を救ってみせる」と涙ふきながら、おっぱいいじってパラメータ操作するというあのずれ加減
2012-01-08 14:56:09
まあなんだ、お話について語るのもそう簡単でもなきゃ楽でもないし、そう容易く受け入れられたわけでもない、と思うのだけれど。それ以外の連中がサボりすぎていただけで。
2012-01-08 14:59:16