語る。それはつまり『何を』に尽きるのだ。その共通認識がない限り、成り立たない。逆に言えば、どんなものであれ共通認識があれば成り立つ。語る。それは、どれだけ高尚であれ、それぞれの場が生みだすモノに過ぎないのである。
2012-01-08 22:10:45で、大半の人がその『語る』を、通じない場に持ち出してさも正当であるように振りかざすから色々おかしくなる。それがその場で正しくないのは当たり前で、なのにそれを指摘するから衝突しか生まれない。またそうする理由が、自身の『語る』の堅固化でしかなかったりするので救いようがない。
2012-01-08 22:14:57いろセカはInifinityシリーズ(特にRemember11)のゲーム論とKanon問題を作品内部に織り込んだ上でそれでもなお物語(および恋愛)は成立しうる,ということを示した作品だと思ったのね
2012-01-08 22:22:09引用先はそれぞれ要約すると「物語には神の視点が存在する.プレイヤーは主人公ではない」「ヒロインを一人選べば他のヒロインは選ばれない」といった感じ
2012-01-08 22:24:27Infinityシリーズの基本骨子って「物語世界に上位存在がいる」であってそれがプレイヤーを直接は指してないにしても象徴しているのね
2012-01-08 22:26:26ノベルゲーといった媒体について語ろうとするときに厄介なのはこの「上位存在としてのプレイヤー」でこいつをどう扱うがが結構微妙な話になってくる
2012-01-08 22:27:48@sio_halfmoon でも、infinityシリーズでのそのギミックって、プレイヤーをゲームの世界へ引きずりこむためのシステムだったんではないですかね? いろセカでは、そういう色合いは一切ない。
2012-01-08 22:30:49そしてKanon問題(一人のヒロインを選べば他のヒロインは選ばれない)はこの上位レイヤーの話であって下に存在する物語世界の問題として扱っていいのかどうか?でまずつまづいてる気がするのね.ここはあまり深く知らないけど
2012-01-08 22:31:16@katari_anata その解釈は作品ごとに結構違うと自分は思うんですよね.Ever17は「ひきずり込む,召喚する」物語なのですがRemember11は「召喚した上で,物語世界に閉じ込めてしまう」話なのです
2012-01-08 22:33:27@katari_anata で,その上位存在の扱いはいろいろあるにせよInfinityシリーズに共通(多分)してるのは「主人公にとりついているプレイヤーひきはがす」手続きなのです
2012-01-08 22:35:21@katari_anata いろセカと絡めたかったのはここで,いろセカでは主人公とプレイヤーの「引き剥がし」を結構意図的にやってるなぁ,というのがとても気になったのですよ
2012-01-08 22:36:38@sio_halfmoon うん。でも、いずれにしよ、プレイヤーの役割を物語の中に作っている、そういうエンターテイメントを志している、という点が中心であると思っていて。でもいろセカでは、プレイヤーの存在する場は作られていないんじゃないかなぁ、と。上位存在の有無でなく。
2012-01-08 22:38:01@katari_anata はい,そういう意味でまずは選択肢によって支えられる真紅以外のルートと,選択肢がないあの悪評高い(笑)真紅ルートを切り分けて,比較してみるのがいいかなぁ,と
2012-01-08 22:44:09んー、むつかしい……切り離す?酔って頭が回らない所為もあるのだろうけれど、どうも自分の中に納得する形で収められない(苦笑
2012-01-08 22:45:07@sio_halfmoon あぁ、なるほど。いろセカ全体で切り離しを行っているのでなく、真紅ルートとそれ以前のルートとの対比での切り離し手続き、と。
2012-01-08 22:47:58@sio_halfmoon あぁ、なるほど。いろセカ全体で切り離しを行っているのでなく、真紅ルートとそれ以前のルートとの対比での切り離し手続き、と。
2012-01-08 22:47:58@katari_anata 前者だけみたら真っ当なエロゲですからねw これは他の人も言っているとおり真紅の話は完全に他ルートの上位にあって,これをどう扱えばいいのかが難しくて
2012-01-08 22:50:16まぁ違いは真紅ルートに入った途端,おもいっきり他ルートの存在がアレされるのが問題で,それをよしとするかどうかなんだよね
2012-01-08 22:52:17個人的には,そんなことしなくても話を組むことは可能だし,一種のタブーであることは作る側のわかっていると思うのであれは意図的にやっているんじゃないかなぁ,って思ってる
2012-01-08 22:53:59@sio_halfmoon 僕の書いたSSが、正に僕なりのそれに対する意見なのですけどねw その扱いは、本当に難しいと思う。ある種『物語』という全てが必然的に抱える欺瞞を表現したとも言えますし……まぁ僕は、それを物語という幻想へ押し返してしまったわけですがw
2012-01-08 22:55:26