大輔氏による 建築模型指南2 道具編

某A事務所の先輩(同い年)による 建築模型のTIPsその2です。 こちらと合わせて読むといいかもしれません。→ http://togetter.com/li/224066
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中郡大輔 @DCAA_architects

<建築模型指南シリーズ>続いて、道具編に参りたいと思います。武藤さんも言っていたが、良い建築模型は材料・道具・技術・知恵が必要。これらは長年の経験と、数々の試行錯誤の末にようやく辿り着くもの。道具に於いても然り。自分がどんな模型を作りたいかを考えていれば、自然と見えてくるはず。

2012-01-08 21:59:24
中郡大輔 @DCAA_architects

<道具編>スコヤは、扱う材料の厚みや、加工方法によって種類を使い分ける。安定感があって使い勝手が良いのは、右から2番目と3番目。一番右の三寸法師は完成後の模型に於ける細かな部分修正に重宝し、一番左はダンボール等の大判加工に活躍す http://t.co/HHBFY52V

2012-01-08 22:07:21
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中郡大輔 @DCAA_architects

<道具編>インジェクターは、細部の接着箇所や接着させる部材、注入する接着材によって種類を使い分ける。ちなみに上部にあるのは拭き取り用の綿棒。接着剤の種類によっては綿が白く付着するので予めソルベを含ませてから拭き取るとよい。 http://t.co/K9stDPQY

2012-01-08 22:12:28
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中郡大輔 @DCAA_architects

<道具編>小型工具は、常備しておくと様々な加工に何かと役立つ。ちなみに一番下が前述の金ヤスリ5種類のうちの一本。木材やプラ材だけでなくスチペやスチボでも、この金ヤスリで整形できる。 http://t.co/q4PgLePp

2012-01-08 22:18:02
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中郡大輔 @DCAA_architects

<道具編>ピンセットは、材料や部材の大きさ、重さによって使い分ける。上部2本が細部用。一番使い勝手が良いのは、上から3番目の黒いタイプ。敢えて開き具合を大きめに調整して、反動で部材をグリップしやすく加工してある。 http://t.co/qrOm2sBU

2012-01-08 22:20:21
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中郡大輔 @DCAA_architects

<道具編>カッター刃の材質は通常の白刃、黒刃とも同じ合金工具鋼だが、黒刃は白刃と比較して鋭角に研磨してある。よって、白刃よりも初期の切れ味と入り込みの良い刃となっており、刃と切る物との離れがスムーズ。特に厚手のスチボやスチぺの直 http://t.co/kP02GILh

2012-01-08 22:24:02
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中郡大輔 @DCAA_architects

<道具編>ちなみに黒刃が黒色なのは、ブルーイング(青色酸化皮膜と呼ばれる表面処理)を行っている為であり、表面に酸化皮膜を作ることにより 刃を錆びにくくする効果がある。但し、白刃と比較すると耐久性に劣るため、硬質素材や連続した曲線加工にはテクニックが必要。

2012-01-08 22:28:24
中郡大輔 @DCAA_architects

<道具編>前にも述べたが、美しい模型を目指すなら カッターの刃はケチらない方が良い。特に黒刃は切れ味と切断面を重視する分、刃先がすぐこぼれる。材料や加工方法によって、白刃と黒刃を上手く使い分けながら、頻繁に刃を折って 極力新刃で部材カットするように心掛けること。

2012-01-08 22:37:20
中郡大輔 @DCAA_architects

<道具編>チビ尺は、扱う材料の厚みや、加工方法によって種類を使い分ける。一番上のチビ尺に附属してる金物については次項にて。 http://t.co/yu76p07p

2012-01-08 22:39:15
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中郡大輔 @DCAA_architects

<道具編>これはチビ尺をメモリ付スコヤとして使用できる金属パーツ。1ミリ程度の厚紙や薄板材、通常のスコヤでは届かない範囲の加工などにも便利。 http://t.co/0fWJFdxA

2012-01-08 22:42:12
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中郡大輔 @DCAA_architects

<道具編>元はノギスの一部材だったと思うが詳細は忘れた。。裏面には JHT 15 の刻印があるので、興味ある人は各自で探してほしい。 http://t.co/hxOibs2U

2012-01-08 22:44:25
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ジル @53211_ck

小さな金物は 「カーソル」と呼ばれることが多いです。

2012-01-08 22:45:20
中郡大輔 @DCAA_architects

<道具編>ドローイングやスケッチ、パースの着彩用色鉛筆は、ファイバーカステルのポリクロモス。大阪のA事務所から現在でもずっと愛用し続けている逸品で、既に何百本使い果たしたかは覚えていない。 http://t.co/NvLmUhI5

2012-01-08 23:25:51
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中郡大輔 @DCAA_architects

【訂正】<道具編>の色鉛筆は「ファーバーカステル」の打ち間違いです。

2013-05-24 09:55:14
中郡大輔 @DCAA_architects

<道具編>ちなみに、A事務所から継続して使用頻度が高いのは No.151が断トツで、その他 No.145、168、172、232、272など。これらが全てのベース色となり、その上に様々な色を重ねていく。それを理解した上で、過去のA事務所のドローイングやパースを見返すと面白いかも。

2012-01-08 23:35:47
中郡大輔 @DCAA_architects

<道具編>色鉛筆削りは、これ。ポリクロモス自体の円形本体と3.8mm径の太芯を削るのに最適な上、削り仕上がりの芯の出寸法が丁度よい。元々はA事務所ボスの机の上にこれと同じ物が置いてあり、真似して購入したのが最初。 http://t.co/MalYWn8y

2012-01-08 23:47:00
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中郡大輔 @DCAA_architects

<道具編>マーカーは学生時代からPANTONE。特にこのレトラセットは廃盤となったため、現在では本体横に丸い黒いマークがあるのは「パントントリア」としてとても貴重。 http://t.co/kbGN6VYw

2012-01-09 00:10:23
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ジル @53211_ck

えー、僕はコピックでした。

2012-01-09 00:11:28
中郡大輔 @DCAA_architects

<道具編>ちなみにA事務所ではフォートワースあたりからポスカを使うようになったな。。PANTONEの左側にあるのがA事務所スタッフ御用達の100円マーカー。事務所近くの豊崎事務でポケット手帳とセットで買う習わし。

2012-01-09 00:27:11
中郡大輔 @DCAA_architects

<道具編>模型塗料の色見本として次回に参照できる小さな保存容器。ハンズで70円くらいで売っている。フィルムケースでも代用可能だが、これは本体が透明なのがミソ。ちなみにA事務所ではコーヒーの瓶。 http://t.co/DNG6dKXJ

2012-01-09 00:30:28
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木模型についてのpostを暫定的に追加

中郡大輔 @DCAA_architects

木模型でも特に今回のようなシナ材は、例え真っすぐにカットしても湿気や接着剤で反るので、隙間やチリを出さないようにする苦労は、実際にシナで木模型を作った事がある人にしか分からないだろうね。木模型を何の違和感も無くサラッと奇麗に見せるのには、その印象とは真逆で大変な苦労と工夫が必要。

2012-02-02 21:30:34
ジル @53211_ck

経年劣化で部材が反り返っている巨大な木模型を「直せ」と言われたときの絶望感ときたら

2012-02-03 01:14:38

コメント

ジル @53211_ck 2012年2月3日
木模型についてのpostを追加
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