福島高専、復興関連人材育成へ

NAGAOKA Yoshiyukiさん@dokuritukisyaのツイートをまとめました。 私自身も高専出身。 当時(二十数年前)、一つの企業への就職は、各学部1名が基本だった。 今は、不景気が理由なのか、それとも他に何か理由があるのか。 続きを読む
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長岡義幸 @dokuritukisya

こんな記事もあった / 福島高専、復興関連人材育成へ 3分野で特別コース 12年1月3日 福島民友 http://t.co/QdQv0pBW 〈原子力安全、減災工学、再生可能エネルギーの3分野で専門教育を実施する特別コースを専攻科に新設する〉。教員を募り、13年度から授業を開始

2012-01-09 01:53:45
長岡義幸 @dokuritukisya

愛校心はないが、それでも福島高専は私の出身校。「特別コース」の新設は意義があるのかもしれない。だが、東電とりわけ第1・第2原発には数多くの卒業生を送り出してきたのに、いまさら「原子力安全、減災工学」などを教えようとするのは、いままで安全をほとんど意識していなかったということか?

2012-01-09 02:03:04
長岡義幸 @dokuritukisya

福島高専は、文科省の原子力人材育成プログラムなるものに応募して、07年度に「原子力教授人材充実プログラム」、09年度に「原子力研究促進プログラム」というのを採択していた。原子炉物理学、放射線安全学、核燃料サイクル工学などの教育を推進するたもの事業だったらしい。

2012-01-09 02:12:46
長岡義幸 @dokuritukisya

プログラムの主体だったらしい機械工学科の場合、昨年3月の卒業生のうち就職した23人の就職先を見ると、明らかに電力・原子力県連の企業は、アトックス(旧原子力代行)、東京電力(2名)、東北電力、(独)日本原子力研究開発機構、日本原子力発電、三菱原子燃料の6社(7人)になっていた。

2012-01-09 02:16:12
長岡義幸 @dokuritukisya

そのほか、原子力部門のある三菱重工業と岡野バルブに各1人。ということは、機械工学科から就職した23人中9人(39%)もが電力・原子力産業なしはそれに近いところで職を得ていたことになる。出典は、「学校だより」90号(2011年5月発行) http://t.co/fZgXHuoe

2012-01-09 02:21:50
長岡義幸 @dokuritukisya

さらに、昨年3月専攻科の機械・電気システム工学専攻を修了し、就職した10人の就職先を見ると、電力・原子力産業関連は、東京電力(2名)、日本原子力研究開発機構、日本原子力発電の3社4名。加えて原子力部門を持つ東芝、日立製作所もあり、ほぼ半数が電力会社と原子力関連企業に進んでいた。

2012-01-09 02:24:52
長岡義幸 @dokuritukisya

全学科(機械・電気・物質・建設環境・コミュニケーション情報)、全専攻科の卒業生のうち就職した105人の就職先から電力会社だけをピックアップすると、東電10人(機械1、電気3、物質2、建設1、専攻科2)、東北電力5人(機械1、電気3、建設1)と全就職者の14%も占めていた。

2012-01-09 02:28:01
長岡義幸 @dokuritukisya

古い同窓会名簿を見ると、東電・東北電力の就職者は平均で年に4人ほどだった。それが15人というのは急膨張だ。震災当日、第1原発の4号機建屋内で行方不明となり、3月30日に水死体で見つかった東電社員2人のうちのひとりは福島高専の卒業生だった。学校が原発に舵を切ったころの学生のようだ。

2012-01-09 02:38:15
長岡義幸 @dokuritukisya

愛校心などないと書きはしたけれど、文科省の原子力人材育成プログラムなるものに踊らされるかのように、原発の危険性をきちんと教えられず、原発や原子力産業で働いている後輩たちがなんだか哀れになってくる。しかし、もっと悲惨なのは、下請け、孫請けの原発作業員なのだけれど……。

2012-01-09 02:51:14
長岡義幸 @dokuritukisya

昔語りになってしまうが。私が高専生だったとき、学生運動の余波で休刊させられていた学生新聞を復刊させた。第二次オイルショックの後ぐらいの時期だ。そのころは「省エネ、省エネ」のかけ声ばかり。復刊した新聞では、原発を批判し、太陽光や風力を活用する「創エネ」の記事を載せたのを思い出した。

2012-01-09 03:21:06