『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』読了後、感慨を鎮めるため過去ツイートを網羅しました

『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』読了の感慨、未だ鎮まらず過去の関連ツイートを再度つぶやいてまとめました。 格闘技や柔道、あるいはミステリ関係のみならず、様々な分野・立場の方々にも、一読すれば思うところは必ず見つかるであろうオススメの好著です。
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じねん @jinensai

読了の感慨が未だに収まらない…。過去の関連ツイートを再度トゥギャリ用につぶやいていきますので、煩雑必至。御寛恕願いたし。

2012-01-09 20:50:33
じねん @jinensai

感動的な書評。これは読みたくなるな、絶対。ついつい脳内でミステリの形成史や概念・枠組み・技術体系などとシンクロしてしまう。→“負け犬”の伝説『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』(エキサイトレビュー) - エキサイトニュース http://t.co/nsn5R9vT

2012-01-09 20:50:55
じねん @jinensai

書店を経巡りましたが…駄目…。かくなる上は密林さんで取り寄せるしかない。 .@gryphonjapan さんの「書評家・杉江松恋氏が増田俊也「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」を評す」をお気に入りにしました。 http://t.co/Kbucj0ss

2012-01-09 20:51:17
じねん @jinensai

弘前に戻って自分用の物資調達。洗濯しながら宅配待ち。ようやくミステリマガジンと件の木村政彦本を手に出来る。シフトへの出発時間とほぼ一緒なので、中身を検討するのは深夜戻ってからですね。

2012-01-09 20:51:46
じねん @jinensai

と、つぶやいてたら予想外に早く御到着!やったー! http://t.co/pbwaNp08

2012-01-09 20:52:03
じねん @jinensai

『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』プロローグまで。もはやヤバイ。読み進めたいが、精読&遅筆体質なので、一旦擱いて脳内・心奥で醸成。俳優が背景中で動く機構を自分の中に作り込む作業。これで同時に何冊か並行読書や執筆、日常生活で解析のヒントを得たり出来る体制が整うわけです。

2012-01-09 20:56:36
じねん @jinensai

『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』第1章 巌流島の朝まで読了。これは傑作の予感がビンビンだ。が、寝よう…。しかし度々ツイートしてる、自分の中に機構とか回路を作り込む手法って、「電脳コイル」的には暗号炉で思考とイマーゴを直結させるような感覚に近いかも。

2012-01-09 20:56:56
じねん @jinensai

『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』第2章 熊本の怪童まで読了。柔道と柔術の関係性は「関節王」(三倉佳境)や青森県人名事典の記事を下請けした際、柔道家を調べた経験もあるので概略は知っていたが日本の歴史常識醸成システムの典型例として色々考えるヒントになる。脳がざわめきますね。

2012-01-09 20:57:19
じねん @jinensai

『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』第3章 鬼の牛島辰熊、第4章 武徳会と阿部謙四郎まで読了。面白い、間違いなく面白い!

2012-01-09 20:57:36
じねん @jinensai

『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』第5章 木村政彦と高専柔道、第6章 拓大予科の高専大会優勝、第7章 全日本選士権3連覇まで読了。「木村政彦」が如何に形成されていったかが納得のいく筋道で分かる!増田俊也さんの対象と付かず離れず寄り添う距離感・筆致は素晴らしい。

2012-01-09 20:57:56
じねん @jinensai

『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』第8章 師弟悲願の天覧試合制覇まで読了。末尾でついに力道山(金信洛)登場。

2012-01-09 20:58:12
じねん @jinensai

『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』第9章 悪童木村と思想家牛島、第10章 東條英機を暗殺せよ、第11章 終戦、そして戦後闇屋の頃まで読了。これで約3分の1。本当に読み応えあるわー。

2012-01-09 20:58:25
じねん @jinensai

『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』第12章 武徳会と高専柔道の消滅まで読了。GHQによってこの二大流派が消滅したことにより、講道館は漁夫の利を得る。講道館も私的なものであり他流派の段位発行を認めない(それまで黙認しながら)のはおかしいという金光弥一兵衛の主張は正しい。

2012-01-09 20:58:46
じねん @jinensai

『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』第13章 アマ最後の伝説の2試合、第14章 プロ柔道の旗揚げまで読了。

2012-01-09 20:59:02
じねん @jinensai

「講道館=全柔連がGHQにその場を取り繕うような形で「柔道は武道ではなくスポーツである」と断言してまで柔道を復活させた経緯を検証・総括できていないことが、実に六十年たったいまでも柔道界を混乱させているのだ。」(第14章より)『講道館中心史観』神話による言葉の空間が事実を歪曲する。

2012-01-09 20:59:17
じねん @jinensai

『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』にも勇気を頂いた。執筆が終われたのはこの本のおかげでもある。ありがとう。第15章 木村、プロ柔道でも王者に、第16章 プロ柔道崩壊の本当の理由、第17章 ハワイへの逃亡、第18章 ブラジルと柔道、そしてブラジリアン柔術まで読了。

2012-01-09 20:59:42
じねん @jinensai

『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』第19章 鬼の木村、ブラジルに立つまで読了。半分超えたー!

2012-01-09 20:59:57
じねん @jinensai

@ru_ma_n_do さんのツイート――うおー、本屋で手に取るだけで挫折してしまうあの本を!すごい!読み易いでしょうか? RT @jinensai: 『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』第19章 鬼の木村、ブラジルに立つまで読了。半分超えたー!〕

2012-01-09 21:00:23
じねん @jinensai

章だて項だてが短いので読み易いですよ。むしろ好物を咀嚼する分、速度を落として読んでます。 RT @ru_ma_n_do: うおー、本屋で手に取るだけで挫折してしまうあの本を!すごい!読み易いでしょうか? RT @jinensai: 『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』…

2012-01-09 21:00:41
じねん @jinensai

@ru_ma_n_do ――分かりました、こんどチャレンジしてみます!RT @jinensai: 章だて項だてが短いので読み易いですよ。むしろ好物を咀嚼する分、速度を落として読んでます。 RT うおー!読み易いでしょうか? RT 『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』…〕

2012-01-09 21:01:31
じねん @jinensai

『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』第20章 エリオ・グレイシーの挑戦、第21章 マラカナンスタジアムの戦いまで読了。高専柔道の失われた寝技技術が地球の裏側で奇跡的な邂逅。発想が刺激されるわ。増田「今の柔道家だったら、この返されてもいいという動きはなかなかできないでしょう」

2012-01-09 21:01:50
じねん @jinensai

かつて作品の批評を郵送審査お願いしてた頃、複数の審査員から「新本格」の影響ですねとお手紙頂いたが、多分私は古流柔術的な立ち位置だと思うんですよね。

2012-01-09 21:02:07
じねん @jinensai

『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』第22章 もう一人の怪物、力道山、第23章 日本のプロレスの夜明けまで読了。「牛殺し」は木村が大山倍達に吹き込んだと考えれば納得がいく。次章はその大山倍達に触れるが、ここで一旦擱く。

2012-01-09 21:02:24
じねん @jinensai

嘉納治五郎が明治十五年に講道館を起ち上げ、実験的に「当て身(打撃技)なしの乱取り」を作ってそれを試合にも採用した。これは嘉納にとっては過渡期でしかなかったが、講道館は実験段階でしかない打撃なしルールのまま競技人口を増やし続けて隆盛を極め、国内の他の格闘技を駆逐していく。(続

2012-01-09 21:02:40
じねん @jinensai

承前)結果、昭和に入る頃にはすでに日本の格闘技界は史上空前の「打撃技空白時代」に陥っていた。(略)日本の格闘技界は打撃技不在のまま、柔道だけがまた学校教育現場を基盤に復活しようとしていた。柔道家たちが、格闘技には打撃技がないかのように思いこむ陥穽に陥っている…(続

2012-01-09 21:02:51