#おじプラス 萌えリレー第三弾! バレンタイン企画 【PureGold】

通称金盤・執筆者8名による順番固定リレー! ロマンスたっぷりのオトナストーリーになる事でしょう(^-^) 【PureGold執筆者各位】 ルール、執筆順など詳細をご確認下さいませ(^-^)/ http://t.co/y7SrOGPN (ページ作成雪月さま、有難うございます♪) 続きを読む
2
ジーク @skts0129

#おじプラス #萌r 金1a)抜けるような空に光るのは星と月。そして空を駆け巡り、宇宙を駆ける衛星。ふと思うのは優しいおじさんの瞳「飛んで行ければいいのに」そんなセンチメンタルな感情を胸に抱きしめてわたしは目を伏せた。 #オジプラス

2012-01-13 19:42:00
ジーク @skts0129

#おじプラス #萌r 金1b)「どうした?」その声に振り返る「おじさん…」肩に回されるおじさんの腕にわたしは頭を預けて目を閉じる。そこには誰もいない。誰も気に留めない。夜は静かに世界を埋めていく。大人の恋愛、わたしはそう思っているけれど、おじさんは違うのかも知れない。

2012-01-13 19:43:04
ジーク @skts0129

#おじプラス #萌r 金1c)そんな埒もないことを考えてからわたしがおじさんの顔を見上げるようにしながら目を開くと、そこには真剣な瞳があった。唇が、重ねられる。「そう…」ぽつりとつぶやいたわたしにおじさんが瞳をゆるめた。この瞳に、撃墜されたのだ。「好き…」

2012-01-13 19:45:34
紫音@俺の天然水 @lajasi69

#おじプラス #萌r 金2a) 「今日はやけに素直だな?」少しだけ目を見開きながらおじさんが言う。吐息がかかる距離。心臓がひとつ、大きく鳴った。「星空が…綺麗だから…」「理由になってねぇ」面白そうにクッと笑みをこぼしながら、私を撃堕させた瞳で覗き込んで来る。

2012-01-13 23:17:42
紫音@俺の天然水 @lajasi69

#おじプラス #萌r 金2b) 「寒いだろ。…部屋に戻るか?」耳元で囁かれぞくりとする。何て事はない言葉なのに、どうしておじさんが言うとこんなにも色がつくのだろうか。「もう少し見ていたいです」「風邪引くだろ」そう言って、おじさんは私にもう一度キスをして強引に腕を引っ張った。

2012-01-13 23:21:15
椿 @tsubame_oj

#おじプラス #萌r 金3a)腕を掴む手の熱に、全身を血が駆け巡る「おじ、さん…」期待と僅かの不安に、頭がくらくらする「泣きそうだな、涙に星が落ちてる」足を止めたおじさんが、楽しそうに目を細めている。それに耐えられず、ふいとずらせば、腕に更に熱が掛る。気付けば彼の胸の中。

2012-01-14 00:37:26
椿 @tsubame_oj

#おじプラス #萌r 金3b)「嫌、じゃないよな?」耳元でクツクツと笑いながら言うおじさんは酷く楽しそう。顔に熱が集まるのを感じて、思わず俯く「なにが、ですか…」「素直じゃねぇな…さっきの素直なお前はどこにいった?」屈んで覗きこんでくる彼の瞳には、悪戯な光。

2012-01-14 00:37:36
椿 @tsubame_oj

#おじプラス #萌r 金3c)思わず後ずされば、そこは壁。正面にはおじさん。壁に縫いとめられたように動けない私は、ただただおじさんを見上げるしかできない。「酔ってる時みたいだな…目は潤んでるし、顔は真っ赤だし…もっと、酔わせたいな。」

2012-01-14 00:37:47
椎名聡里@オジプラス妄想狂 @shinasatori

#おじプラス #萌r 金4a) 脚から力が抜けて立っていられない…背中の壁をつたう様にずるずると崩れ落ちる。私の手首を無理に元の高さへ縫いとめては居ないけれど離してはくれない。座り込んだ私は低い高さにまた縫いとめられる。冷たい床にぺたりと座り込んでいる私におじさんは言った。

2012-01-14 02:08:38
椎名聡里@オジプラス妄想狂 @shinasatori

#おじプラス #萌r 金4b) 「今日は一緒にゆっくり飲むつもりだったのに…」今の状態があまりにドキドキし過ぎて少し酔ってるならこの心臓に理由ができる?「…何がおすすめですか?おすすめのお酒飲ませてください」くらくらする頭で何とか言葉を紡いだら「よし!美味しいカクテル作ってやる」

2012-01-14 02:12:47
小夜子@まだくたばれないPTA @345_showtime

#おじプラス #萌r 金5a)慣れた手付きでシェーカーからタンブラーの丸い氷に注がれる橙は今夜の月。甘いオレンジと強いウォッカは子供と大人、私とおじさんのようだと自嘲する。促され一口飲めば広がる風味においしい、と呟くと隣に座り「ゴールデンスクリューって奴だ。まぁ別名もあるけどな」

2012-01-15 22:10:05
小夜子@まだくたばれないPTA @345_showtime

#おじプラス #萌r 金5b)何?と横を向くと意味深な笑み。私を引き寄せ「"レディキラー"飲み易さで男が女を酔わす為の酒だ」耳元の囁きはアルコールの様に私に沁み入り狂わせる。「…カクテルみたいに交ざり合えたらいいのに」この埋めがたい差ごと全部、そうすれば私は貴方に近付けるから。

2012-01-15 22:15:08
小夜子@まだくたばれないPTA @345_showtime

#おじプラス #萌r 金5c)我儘のような呟きが溢れるのと、抱き上げられるのはほぼ同時。驚く間もなく運ばれた寝室で少し強引にベッドに下ろされ深く口付けられる。貴方に触れられた箇所は何処も熱くて身じろぐ私を愉しげに見下ろし「カクテルなんかより、もっと深く交ぜてやるよ…」

2012-01-15 22:21:15
みすじちゃん @niku__misuji

#おじプラス #萌r 金6a)「もっと…深く…?」そう呟く私の唇を捕らえて、また貪るように長く長く接吻をする。未だ感じるオレンジの残り香。この火照りはさっき飲んだカクテルのせい?それとも貴方のせい…?どちらでもいい。恋に落ちたときからずっと、私はおじさんに酔ってる。

2012-01-17 22:05:32
みすじちゃん @niku__misuji

#おじプラス #萌r 金6b)真っ白のシーツ、金色の月。私の躯を優しくなぞる指ときつく責める唇。「…だめ…」もう、蕩けてしまいそうなの。「…だめだって?」カーテンから漏れる月の光に照らされたおじさんの顔を下からそっと覗く。「…ガキのくせに、そんな瞳で煽んなよ…」

2012-01-17 22:06:19
みすじちゃん @niku__misuji

#おじプラス #萌r 金6c)お願い、オレンジとウォッカみたいに早くひとつにして…。そう思った刹那、 「…ん!あ…おじ、さ、んッ…」「お前の甘ったるい香りで俺まで酔っちまいそうだ…」ベッドというグラスで混ざりあう二人の熱は、氷みたいにまあるい月すらきっとすぐに溶かしてしまう。

2012-01-17 22:09:25
yoika@鳴かぬなら鳴かせてみせようナイチンゲール😈👼 @night_bloom1223

#おじプラス #萌r 金7a)そのあまりの熱に私は思わず、シーツをきつく握り締めて、唇を強くかみ締める。「馬鹿…、切れちまうだろ」おじさんはそう言って、私の手を自分の首に回し、そのまま私に口付けた。「…存分に啼けよ。どうせ俺しか聞いてねえんだ」その声に、耳が甘く痺れるのを感じた。

2012-01-19 22:05:00
yoika@鳴かぬなら鳴かせてみせようナイチンゲール😈👼 @night_bloom1223

#おじプラス #萌r 金7b)気がつけば、おじさんを呼ぶ声はそのまま次第に意味を為さないものになり、それを時折、彼の唇が飲み込む。しがみ付けば、きつく抱き返してくれる腕。温かい肌。絡み合う視線。熱い吐息と、私を呼ぶ声。その全てが眩暈を起こしそうなほどに、私を酔わせていく。

2012-01-19 22:05:07
yoika@鳴かぬなら鳴かせてみせようナイチンゲール😈👼 @night_bloom1223

#おじプラス #萌r 金7c)滲んだ視界に、金色の月が見えた。さっきまで丸く見えていたそれは、溶けた氷のように輪郭を歪めていた。「俺を見てろよ」首筋に甘く噛み付かれる。ああ、もう本当に…「溶けちゃいそう…」そう呟くと、彼の心拍音がどくんと聞こえた気がした。「……こっちの台詞だ」

2012-01-19 22:05:08
跡地 @sae_yuki

#おじプラス #萌r 金8a) すき。だいすき。違う、そんな言葉じゃ足りないからこうやって愛されたい。ずっとずっと抱き合って、ひとつになっていたい。心の深い所まで、すべて結ばれたい。そう思っているのはきっと、私だけじゃないはず。「んぁ……ッ!!」 私の躯の中で、彼の熱が爆ぜた。

2012-01-21 22:23:38
跡地 @sae_yuki

#おじプラス #萌r 金8b) 心地好い気だるさの中、彼の温もりに包まれていた。「……もう、一緒にお酒飲まない」「なんでだ?」 彼は可笑しそうに問う。「……恥ずかしい事ばっかりするから」「気持ち良くなかったか?」「……そういうの、嫌いです」 背を向けると、後ろから抱き締められた。

2012-01-21 22:23:46
跡地 @sae_yuki

#おじプラス #萌r 金8c)「機嫌直せよ」「………」 指に絡む、無骨な指。彼の手は大きくて、とてもやさしい。瞳だけじゃない、この手も私を撃墜させる。「……分かった。次は俺もお前も素面の時にする」「……馬鹿じゃないですか」 思わず笑みが零れて。――月だけが、そんな二人を見ていた。

2012-01-21 22:24:02