偏向を叫ぶ人間に限って、見方が一面的という話。

chaste🇯🇵 @chaste_japan

日本の左翼偏向教育は根が深い。例えば、日本では「フランス革命」をなぜか賛美するかの様な教え方をする。現実は国王を処刑し、歴史や伝統を全て破壊し、自国民を虐殺し、超中央集権化と計画経済化を進めるという、「共和制」移行とは程遠い、完全なる「社会主義革命」であったという事を教えない。

wing-tail／小野智功 @wing_tail

@chaste_japan フランス革命から急進的なジャコバン派による独裁が行われた時期と、ナポレオン戦争を挟んでウィーン体制が敷かれた後の、フランス七月革命への反動として起こった二月革命の時期を同一視するよか、曲がりなりにも自由主義への一歩としてフランス革命を教える方が筋かと。

chaste🇯🇵 @chaste_japan

@wing_tail 　カール・ヤスパース曰く「フランス革命は、・・・・近代的自由の源泉ではない。」よろしければ、エドマンド・バーグの系譜 http://t.co/nmdzgmxl のフランス革命の真実　http://t.co/3xF9OeOW　をご覧下さい。真正自由主義について

wing-tail／小野智功 @wing_tail

@chaste_japan フランス革命のみに話を絞って、後者のリンクについてのみ言及しますが、まずもってフランス革命以前のフランスは、王家を筆頭に第一身分の聖職者、第二身分の貴族が特権を握り、第三身分（つまり市民）は税制を初めとした不利益（差別）を受けていました。

wing-tail／小野智功 @wing_tail

@chaste_japan 然るに聖職者（キリスト教）の特権を廃することは革命の一要件と言え、この目的を「既成宗教を徹底して破壊すること」などと解釈するのは無理がある。信教の自由という言葉があるとおり、自由主義の第一歩として如何なる聖職者も特権を有してはならないというだけです。

wing-tail／小野智功 @wing_tail

@chaste_japan まあ、税制優遇の廃止という実利もあったので、信教の自由というのが一種の建前であることは否めませんがね。このあたりは、血を流してでも革命を望む第三身分たちを考えれば当然の話ですので、特には触れません。

wing-tail／小野智功 @wing_tail

@chaste_japan それからロベスピエールら急進的なジャコバン派に関してですが、彼らが独裁者となっていく過程には他国の干渉（プロイセンやオーストリアへの宣戦布告など有名ですね）など多くの要因が絡みます。ルソー教の名を認めるか否かは兎も角、それのみで独裁を語るのはおかしい。

wing-tail／小野智功 @wing_tail

@chaste_japan 王（独裁者）の処刑までは全会一致で進んだとして、その家族や子供であるとか、その他の特権階級をどうするかで急進派と穏健派が対立するのは、ごく自然なことであり、さらに外交という国の一大事が絡めば急進派が独裁に走るのも道理と言えます。事の良し悪しは別ですが。

wing-tail／小野智功 @wing_tail

@chaste_japan さらに各地での殺戮行為に関してですが、これは急進派が短いながらも独裁政権を樹立していたことこそ主たる要因です。実際、一挙に多くの死者が出たことで経済は大混乱に陥り、それが今まで革命政府（この時点では独裁政権）を支持していた元第三身分の離反を招きました。

wing-tail／小野智功 @wing_tail

@chaste_japan この離反で、リンク先でも記されている通りテルミドール反動が起き、独裁政権は倒れます。つまり、フランス革命という第三身分の大多数が求めたものの目的は、自由主義（特権階級の廃絶）だということです。ロベスピエールらは彼らの求めを履き違えていた訳です。

wing-tail／小野智功 @wing_tail

@chaste_japan すなわち、ロベスピエールらの独裁政権（急進的なジャコバン派）が行った殺戮など（リンク先ではルソー教ですか）を、フランス革命の真なる目的だとするのはあまりに無理があります。革命者側の一部に、そのような思想の人間がいて、それが実権を握るに至っただけです。

wing-tail／小野智功 @wing_tail

@chaste_japan もちろん歴史認識は、過去の解釈である以上、主観に左右される部分も多いです。ロベスピエールらの動向を中心に据えたフランス革命の見方をするのも自由でしょう。ルソー教という考え方も面白いと思います。

wing-tail／小野智功 @wing_tail

@chaste_japan しかし、客観的事実として自由主義的な内容（土地の所有や財産制の導入など）が成し遂げられたことを無視するのは、如何なものかと思います。ロベスピエールらが第三身分の人々の離反によって失脚した事実も含めて、考えた方が良いのではないでしょうか。

chaste🇯🇵 @chaste_japan

@wing_tail 王制・貴族制の「旧体制」を打倒して民衆参加（＝デモクラシー）の共和政体への移行だけを目的としていたならば、自らの国家を征服するという形態にならないし、残虐行為も不要。国体（国家）が連続したままでの、政体の変更や権力の移譲などの道を拒絶したのも客観的事実です。

wing-tail／小野智功 @wing_tail

@chaste_japan 遅れて失礼。確かに多くの血を流しすぎたという見方も出来るでしょう。名誉革命のような無血革命を行えたなら、それがベストに違いありません。しかし、人間には感情がある。虐げられてきた人々は、復讐心を満たさずにいられない。自然なことではありませんか？

wing-tail／小野智功 @wing_tail

@chaste_japan フランス革命は、自由主義への一歩として見ることも出来れば、差別されて来た第三身分の鬱憤が爆発した暴動として見ることも出来る。ただ、それだけのことです。日本の教育を一面的だという批判は理解できますが、ならば自分も事実に基づいて多面的に思考すべきかと。

wing-tail／小野智功 @wing_tail

@chaste_japan 少なくとも、ツイートにある”「共和制」移行とは程遠い”の部分は事実じゃない。フランス革命は後にロベスピエールらによって独裁政権化するとは言え、「国民公会」による共和制を敷きました。ロベスピエールらが失脚した後の政府も「総裁政府」という共和的なものです。

wing-tail／小野智功 @wing_tail

@chaste_japan また、”完全なる「社会主義革命」”も事実に反していますね。フランス革命で権力を奪取したのは自由主義者（ブルジョワジー）であり、社会主義者が政治中枢に入るのは、二月革命以降（おおよそフランス革命、ロベスピエールらの失脚から50年あと）です。

chaste🇯🇵 @chaste_japan

@wing_tail フランス革命をもって「ブルジョア革命」であり真正の革命である「プロレタリアート革命」に至らなかったとする説はマルクス主義に汚染された誤った観察である。『フランス革命の査察』エドマンド・バーク

wing-tail／小野智功 @wing_tail

@chaste_japan マルクス主義とかどうでもいいですが、そんな言葉を引いて何が言いたいんですか？　自分の意見は、自分の言葉で説明して下さいね。

chaste🇯🇵 @chaste_japan

@wing_tail フランス革命は「法による支配」ではなく「人による支配」を是と考え、人民（国民）が主権者なのだから、この人民（国民）に対して国家権力がいかに肥大化しても人民（国民）の権利に対する侵害は生じないという、仮構もしくは「迷信」あるいはルソー的詭弁を信じたことにある。

wing-tail／小野智功 @wing_tail

@chaste_japan 根本的に、法の支配を勘違いしているのでは？　法の支配は権力を法で拘束するもので、フランス人権宣言は事実上の法の支配と言えるでしょう。権力に懐疑的なのは、権力分立（モンテスキューの考え）からも伺えるわけで、ルソー的と一言でまとめるのは無茶苦茶かと。

chaste🇯🇵 @chaste_japan

@wing_tail フランス革命は、その1789年8月末の人権宣言（人間および市民の権利の宣言）において「人類の進歩」とばかりに評価されている。しかしフランス革命はこの人権宣言に一度として敬意を持ったこともないし尊重したこともなかった。100パーセント無視したのである。

wing-tail／小野智功 @wing_tail

@chaste_japan 無視したのはロベスピエールらであって、それをフランス国民全てにまで拡大するのは無理がありますね。本当にそちらの言うとおりなら、フランス人権宣言なんて、とうの昔に廃されているでしょう。現代にまで影響を残すものを、勝手に卑下しないで下さい。

chaste🇯🇵 @chaste_japan

@wing_tail フランスは1793年9月17日の「反革命容疑者法」などによって無差別逮捕・無差別処刑の流血の巷と化し、権力のチェック・アンド・バランス、つまりモンテスキュー的な三権分立をも否定しました。限りなき権力の一点集中を進めた。