京都橘大学 池田修先生の連ツイ(学級担任論)ver.2

授業中の私語の対策について
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池田 修 @ikedaosamu

1)本日の学級担任論は、授業中の私語の対策について講じる。私の結論は、児童、生徒の私語の原因の9割までは先生に原因があるというものである。子どもの私語の指導というが、実は先生の授業方法の工夫で9割までは私語の発生を減らすことができると考えている。その技を講じた。

2012-01-11 20:50:19
池田 修 @ikedaosamu

2)技には大技、中技、小技とあるが今回は大技について講じた。『授業規律で学ぶ力を うるさい授業よ、さようなら』(学事出版 家本芳郎編著)で私が纏めた部分を使って講じた。大技には4つある。1つめ、教師の体を作るである。

2012-01-11 20:52:49
池田 修 @ikedaosamu

3)これにも4つある。音読の技術を高める、立ち位置を工夫する、身振り手振り、板書の文字である。例えば、音読の技術だけでも、滑舌を良くする、口癖をなくす、間のある語りと磨かなければ技術はたくさんある。たくさんあるが、この技術は身につけるのにかなり時間がかかる。だから大技なのだ。

2012-01-11 21:00:49
池田 修 @ikedaosamu

4)大技の二つ目は、生徒の要求を聞くである。授業に関して生徒からの要求を聞き直せるものは直すのだ。私は・声が大きすぎる ・話が横にズレすぎる ・チャイムが鳴っても話しているなどのクレームがあり、それぞれになぜそうなるのかの理由を話し、改善をしてきた。

2012-01-11 21:03:34
池田 修 @ikedaosamu

5)大技の三つ目は(あ、四つではない、三つだf(^^;)、楽しい授業を心がけるである。つまらない授業は、それだけで「つまらない!」という子どもたちの私語を生む。私は何がつまらないかを聞いて、「じゃあ、そこを直そう」と直して授業を改善して行った。

2012-01-11 21:05:17
池田 修 @ikedaosamu

6)すると、もう生徒は「つまらない」とは言えなくなる。なんとなれば、生徒のリクエストに応じて授業を改善したのだから。生徒は授業を作る共同企画者になったのである。「責任」も負うことになるのだ。そうすると、生徒は私語ではなくて意見を言い始める。そうなってくると授業は面白くなる。

2012-01-11 21:08:03
池田 修 @ikedaosamu

7)子どもの私語の殆どは、授業に参加したいのに、先生の声が聞こえない、説明が分からない、黒板が見えないなどのクレームのことが多い。「昨日のテレビ見た?」という私語は、授業がつまらないから出てくる言葉であって、これは「先生、面白い授業をして下さい」と翻訳して聞かなければならない。

2012-01-11 21:09:50
池田 修 @ikedaosamu

8)私語を言う子どもに対して、子どもが自分を変えなければならないという事は、私はほとんどないと考えている。今まで書いたことの中を見ていただければ、子どもが工夫する所はないことが分かると思う。私語の原因の9割以上は、教師の工夫で無くなる、教師の責任だというのが、私の考えだ。

2012-01-11 21:12:14
池田 修 @ikedaosamu

9)以上、授業の私語に関する連続ツイートでした。来週の学級担任論は、保護者対応、いじめ対応、通信簿の書き方を一気に行います。あああああ、時間がない。

2012-01-11 21:13:24
池田 修 @ikedaosamu

あ、忘れた。学級担任論で音読の技術を高めるために、落語を聞けと課題を出したのでありました。今回はこれ。http://t.co/DYHEXdSR 立川志の輔師匠の「親の顔」です。教師としてはかが得られるものでありつつ、爆笑です。素晴らしい。

2012-01-11 21:33:33