私的メモ「食品測定、内部被曝検査など7」
- dartsman_jp
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さて…そろそろWBCで測った体内放射能量から、実際に預託実効線量に直すときの問題について踏み込まなくてはいけません。明日夜あたり、時間があるときに連投予定…(予定は未定…)
2011-12-12 14:56:36その前にcpm→Bqの校正係数も精査しないと. @fukuwhitecat: さて…そろそろWBCで測った体内放射能量から、実際に預託実効線量に直すときの問題について踏み込まなくてはいけません。明日夜あたり、時間があるときに連投予定…(予定は未定…)
2011-12-12 15:04:01ハイ、その通りです:が、出てきたBqが正しいと仮定して、その後預託実効線量に換算する部分も、かなり問題を孕んでいるので、その辺りを、とも…(しかし、確かに椅子型はcpm→Bq換算が問題ですorz…) RT @hayano: その前にcpm→Bqの校正係数も精査しないと.
2011-12-12 15:07:39必要なのは、Bq量既知のファントムで測られたcpm値と、効率曲線ですよね…なんとかせねばなりませんね… RT @hayano: その前にcpm→Bqの校正係数も精査しないと
2011-12-12 15:09:29特に子供の換算値. @fukuwhitecat: 必要なのは、Bq量既知のファントムで測られたcpm値と、効率曲線ですよね…なんとかせねばなりませんね… RT @hayano: その前にcpm→Bqの校正係数も精査しないと
2011-12-12 15:11:27ハイ、個人レベルでは困難かもしれませんが、なんとかして考えてみます。やり方はあると思っています。 RT @hayano: 特に子供の換算値. @私: なんとかせねばなりませんね… @hayano: その前にcpm→Bqの校正係数も精査しないと"
2011-12-12 15:17:20なーんばゆうとる。RT @MtMikasa: ファントムって戦闘機だと思っていたので,初めて見たときは「ナンだ、羽はないのか」とおもったりしたものだ…
2011-12-15 07:19:41しかしこういう先行者のご遺体みたいなやつもある。http://t.co/7BoA5M8j http://t.co/GhCzgAMG
2011-12-15 07:23:48WBCからSvへ1.@hayano先生のご尽力により、福島県内のWBCの状況があからさまになってきましたが、ここからは、WBCで求められた「放射能量Bq」が正確だ、という前提で、そこから預託実効線量「Sv」に換算するにあたっての問題点を洗い出してみようと思います
2011-12-13 19:37:20WBC→Sv2.WBCで測られるのは「測定日当日の体内放射能量(単位はBq)」のみです。このとき、核種をしっかり弁別する能力が必要です。放射能測定一般に言えることですが少ないBq量を測るのには長い時間と高度な遮蔽が必要です。放射能量は少なければ少ないほど存在確率は曖昧になります
2011-12-13 19:38:44WBC→Sv3.それなのにWBCはほとんどが完全遮蔽のない簡易型です。厳密に高度な密閉遮蔽をしているWBCは日本には長崎大、広島大、放医研程度にしかありません。高度に遮蔽されたWBCでの検出限界は(設置条件や測る対象にもよりますが)数十Bq/bodyのオーダーに達します
2011-12-13 19:40:01WBC→Sv4.一方、簡易型ではどの程度の検出限界になるのでしょうか。低BGの環境で、BGスペクトルにターゲット核種が存在しない場合には、椅子型であっても(ソフトさえしっかりしていれば)200Bq/body程度の検出限界を出すことは可能です
2011-12-13 19:40:50WBC→Sv5.食品を測る皆様からは「遮蔽もそこそこなのにどうしてそんなに検出限界が低いんだ!」というツッコミを頂きそうですが、これはひとえにNaI結晶の大きさに起因するものと思います。高効率命です。食品測定の機械では見えないBG CsピークもWBCでは同じ環境で見えたりします
2011-12-13 19:42:32WBC→Sv6.事実、簡易型でGe半導体検出器を持つWBCも現存しますが、検出効率が悪く5分計測で数百Bqという少ない体内放射能量を定量することはできません。あくまでも原発事故直後の高濃度内部汚染・多核種弁別用途です。多くのWBCはJCO事故後の配置のため簡易型が多いのです
2011-12-13 19:44:14WBC→Sv7.ところが福島県で一般向けにWBCを運用する場合、問題になるのはBGにのってしまうターゲット核種(Cs-134、137)そのものです。高効率が徒となります。このBGのため性能通りの検出限界を出せない機械が多数あります(主に椅子型、国内産ソフト…もともとアヤシイ?)
2011-12-13 19:46:17WBC→Sv8.7の問題点については、@hayano先生があからさまにされており、ここでは詳細は省きます。ポイントは、「限りなく低BGを目指すこと」ですが、根本的にソフトウエアがあーぱーだと問題外となってしまうのは…(T.T) http://t.co/2LsdWhtL
2011-12-13 19:48:02WBC→Sv9.長々と前置きをしましたが、いよいよ本題に入ります。体内Bq量を知ったあと、どのようにそれを預託実効線量に換算するか、です
2011-12-13 19:48:45WBC→Sv10.WBCにせよ、尿検査にせよ、糞便検査にせよ、内部被ばく量の計算は放医研謹製「MONDAL」で計算をいたします。放医研HPで公開されているデータを、ソフト上に載せて簡便に計算させるものです→画面イメージ http://t.co/8QRjJAbo
2011-12-13 19:59:14WBC→Sv11.パラメータは、主に「吸入か経口か」「年齢は」「吸収タイプは(不明のときはデフォルト)」「急性か慢性か(+不均等慢性摂取か)」「体内残留量か尿中排泄率か糞中排泄率か」
2011-12-13 20:00:04WBC→Sv12.「摂取後何日経過しているか(慢性の場合何日間摂取して何日後測定か)」「計測された放射能量は(WBCの場合Bq/body、尿・便の場合Bq/day)」など→最終結果として初期(慢性では合計)摂取量と、預託実効線量、および組織等価線量が出力されます
2011-12-13 20:01:17