「「食べる」思想」読書メモ

タイトルにある書籍の読書メモです。 最近、本当に記憶力がなくなってきたので、せっかく読んだ本の内容も、右から左に消えて行くような按配なので、通勤途中に読みながらツイートしたものを、順番にまとめました。 なお、このツイートの内容は、僕という人間のフィルターを通して書かれているので、この本の内容と完全に一致するとは限りません。内容をざっくり知ることは出来ますが、細かい例までは書ききれませんでしたので、ご興味のある方は是非、書籍の方を書店でお買い求め下さい。 続きを読む
1
福田 礼@人生模索中 @fukupage

先週、思わず手に取ってしまった #「食べる」思想 という本を読み始める。

2011-12-17 17:39:42
福田 礼@人生模索中 @fukupage

人は食べなければ生きていきない。食べるということは他の命を体に取り込んで生きることであり、それは他の命に優しくはない。しかし食べないということは他の命に優しいかもしれないが、自分には優しくない。 #「食べる」思想

2011-12-17 17:46:43
福田 礼@人生模索中 @fukupage

人は命の姿をしているものを食べることに抵抗がある。しかし、その形が失われるほど抵抗がなくなり「美味しそうだ」と思うようになる。魚をさばくのは抵抗があるが、牛の肉は加工されていればあまり意識することはない。#食べる思想

2011-12-17 17:49:32
福田 礼@人生模索中 @fukupage

スープなどを飲んでいる分には美味しいと感じるだけだが、シェフが気を聞かせて原材料について語り始めると、場合によっては顔をしかめることもある。人間とはそういうものだ。 #食べる思想

2011-12-17 17:51:01
福田 礼@人生模索中 @fukupage

だが、人間は食べずに生きてはいけない。考える前に食べ、思う前に食べ、その日を生きるために食べる。我思うゆえに我ありではなく、我食べるゆえに我ありが正しいのではないだろうか? #食べる思想

2011-12-17 17:53:07
福田 礼@人生模索中 @fukupage

生物学を学ぶことで、その生物の特徴や生体、習性はわかるかもしれない。しかし、生物学では、その生物の味や食べ方、人間との関係性は教えてくれない。こういった側面が必要な場合もある。 #食べる思想

2011-12-17 17:57:11
福田 礼@人生模索中 @fukupage

動物を狩ることを「可哀想」と感じる人も、一口サイズに加工され、調理されたものは「美味しそう」と感じる。そういう「心の反転」が起こることは当たり前のことであって、その人が悪いわけではない。 #食べる思想

2011-12-19 08:24:49
福田 礼@人生模索中 @fukupage

「美味礼賛」によれば、料理からはその素材を調理する術(料理学)、その素材を研究する術(化学など)、そして、料理を研究することで健康になる術(薬学など)が産み出されたそうだ。 #食べる思想

2011-12-20 08:27:41
福田 礼@人生模索中 @fukupage

人は飢えることの無いよう、神に祈り、供物を捧げた。供物には特別な意味があると考えられ、やがて供物として捧げられるものが人に近づいていった。そしてやがて、人が生贄となる儀式が生まれた。これらの凄惨な儀式を野蛮と考えがちだが、人が人間となる過程である以上否定できない。 #食べる思想

2011-12-20 18:27:48
福田 礼@人生模索中 @fukupage

「美味礼賛」の著者は、「食べているものがわかれば、その人がどんな人間かわかる」という。所得の差は素材の良し悪しだけではなく、調理法やその技術水準にも関係し、高所得者のほうが味覚が優れているという。 #食べる思想

2011-12-20 08:31:17
福田 礼@人生模索中 @fukupage

人間は他の生き物を食べることで、その命を奪ってしまうが、その犠牲によって人は生きながらえる。菜食主義もあるだろうが、例えば牛などは草を食べていても、体内の微生物の働きから必要な栄養素を得ることができ、見かけが草食だということにすぎない。人間には真似ができない。 #食べる思想

2011-12-20 08:33:44
福田 礼@人生模索中 @fukupage

こういった儀式自体は古い宗教のことだと考えられがちだが、キリスト教でもイエス自身が自分の血と肉を分け与えたように、凄惨な性格は形を変えて息づいている。そのエピソードがアンデス山中に墜落した飛行機の一行の行動を決定させた。彼らもまた、血と肉を「分け与えた」。 #食べる思想

2011-12-20 18:34:22
福田 礼@人生模索中 @fukupage

カニバリズムは現代社会では禁忌とされているが、それには、食料として、政治的目的として、魔術的目的として、儀礼的な目的としてなど、様々な意味を持ち、すべてを自分達の歓談基準で嫌悪するのは間違いである。考え方によっては臓器移植と同等の価値をもつともいえる。 #食べる思想

2011-12-21 19:18:12
福田 礼@人生模索中 @fukupage

しかし、狩るだけではやがて食料である動物はいなくなる。そういった危惧は先史以前にも存在しただろう。そういった不安を解消するために、少しの供物で恵みをもたらしてくれる存在を産み出し、神と呼び、ヒトは人間になった。 #食べる思想

2011-12-20 08:48:28
福田 礼@人生模索中 @fukupage

人間がものを食べるときに作法があるように、神も食事に注文をつける。祭壇を設け、生け贄の捧げかたにも決まりがある。そして、生け贄についても定めがあり、時と場所によってはそれが、人間であることもある。中には初子を捧げるという決まりがある場合もある。 #食べる思想

2011-12-21 19:01:35
福田 礼@人生模索中 @fukupage

ノアが方舟に乗せた動物たちは食べることが許されていなかったが、あるとき食べることを許されることになる。その瞬間から、大切な存在は食べ物となった。しかしそこには「肉は血を含んだまま食べてはならない」という決まりがあった。その解釈は研究者によって異なる。 #食べる思想

2011-12-21 19:05:16
福田 礼@人生模索中 @fukupage

ヘアー・インディアンに食糧難の際に子供を食べる習慣があった。子供を食べることは、彼らにとって禁忌ではなかった。食べられた子供の死は最善ではないにしてもよい死と考えられてた。彼らはいう。「食べなければ死んでしまう 。先祖もそうしてきたのに、なぜ責められるのか」と。 #食べる思想

2011-12-21 19:10:08
福田 礼@人生模索中 @fukupage

カニバリズムは、それを行う人間が、その行為について自覚がある場合にのみ成立するといってよい。時おりBSEの原因であるとされる肉骨粉による食餌行為を共食いという人もいるが、それは間違いである。 #食べる思想

2011-12-21 19:18:14
福田 礼@人生模索中 @fukupage

ヘーゲルは著書において黒人を人肉を食べるものとして卑下し、アフリカはそれが許される場所だと考えていること記している。その部分だけを抜き出せば、これは黒人を動物としてしか見ていない、極めてひどい見方だと言える。 #食べる思想

2011-12-25 14:10:39
福田 礼@人生模索中 @fukupage

それに対して吉本隆明は「そういった見方は黒人たちを野蛮であると決めつけ、彼らが持つ考え方や文化を頭から否定しているのではないか」と指摘する。文明社会が否定するものは別の視点からは貴重なものなのだ。 #食べる思想

2011-12-25 14:16:28
福田 礼@人生模索中 @fukupage

レヴィ=ストロースは「カニバリズムは治療法でもある」という。その代表的なものとして考えられるのは臓器移植であり、これもまた大きな倫理的問題を持つ事柄として考えられている。また、母乳を飲むという行為自体も、一種のカニバリズムとも考えられる。 #食べる思想

2011-12-25 14:23:31
福田 礼@人生模索中 @fukupage

しかし臓器移植で取り入れた臓器自体はそのまま存在し続けるため、カニバリズムにあたるかという判断は実際のところ難しいのも事実である。そして当事者は体内に取り入れた他人に困惑し続けていきることになる。 #食べる思想

2011-12-25 14:26:11
福田 礼@人生模索中 @fukupage

宮沢賢治は「書簡」の中で、食べ物たちの気持ちを考える。「あの人たちは私の体をちぎり、口にいれ、そして飲み込む。私たちが捧げた命は、人々の一寸の憐れみも買えない」と。「かつて私は魚であって、食われたことがあるに違いない」と。 #食べる思想

2011-12-25 14:37:19
福田 礼@人生模索中 @fukupage

魚一匹なら、何の何処を食べているかがわかる。魚の刺身はまだ形があるので、どの魚かは何となくわかる。しかし茶碗蒸しはいったい何が使われているのだろうか?それがとても分かりにくく、気味が悪いと賢治は考えたのか、その「難しい現実」への思いを作品にいかした。 #食べる思想

2011-12-25 14:42:37
福田 礼@人生模索中 @fukupage

「蜘蛛となめくぢと狸」は、賢治のお気に入りの作品となったが、その内容の特異さ(グロテスクさ)に、あまり批評されることはなかった。最初に「立派な選手」と表された彼らは、誰かを騙して食べ続ける。そしてやがて死んでしまう。騙すことはよくないが、食わねば生きられない。 #食べる思想

2011-12-25 14:50:45
残りを読む(10)