東先生を考える。…【鏡像段階、痕跡、S\の哲学者・0の悉若無】は我(Ego)を思い出す
- L_O_Nihilum
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オタク周囲の言論事情は困窮を極めているなぁ 東浩紀は生年月日からして第二世代なのに、第三世代を研究しては己自身第三世代肯定的な行動や言動をとるし、岡田は第三世代がはびこるまでずっと第一世代のままでいたし、エフはエフで歴史無視しやがるし…(汗)
2012-01-14 21:32:16まぁ、歴史的な変遷を経たオタク定義ほど手垢に充ちたものもありませんが。だから、あえて全部取っ払って今の自分たちが一番しっくりくるオタク像から思想を再構築する、というのは判断としてはとても優れた判断だと思う。
2012-01-14 21:33:29なによりもオタクが言論のアイドル化したことによって、なおのこと質を落としてしまったことに対するエフ氏の責任感は割かしあるように思えた。あまりにも外在者がこちらを定義してやまないので、あえて全部無視して「オタク固有の論理」を自築して実践する、という。
2012-01-14 21:35:13そう考えるとエフ氏の「まどか」評もなんとなく読めてきた。要は作り手がキャラを立ててるかどうか、という点にいつも通り評価を置いているわけで。ただ、オタクのやるべきことが評価<妄想なら、評価の文章のほかに妄想して何が出てきたか、っていう文を別に作ってくれてよかった気がする。
2012-01-14 21:36:31あとエフさんの哲学や思想に対する知識やその用法、大丈夫かなぁ思ってたけど、ラジカルな文体のワリに結構わかってる。てか、「動ポモ」脱構築でオタVs批評家っていう対立は見つけたけど、「言論界Vs東」て二項対立まで見つけるとは。
2012-01-14 21:38:04で、エフ定義だと「物語とキャラさえあればあらゆるコンテクストを妄想可能」ってことらしいけど、そうだとすると「新たに行間を増やしながら想像して本を読む」・・・要するに本で遊ぶ、っていう教育的で割かし健康的な活動に視えちゃうんだが。
2012-01-14 21:39:34ひいては、児童文学での「登場人物の行動を想像してみよう」っていうのと同じなんじゃないの、っていうのが僕の中に。それだけすぐれた読解方法を鍛えるオタク道だというのに、なんでわざわざ自虐しちゃうの、っていう気持ちもまた。
2012-01-14 21:40:27謙遜もいいとこ、な場合がある。ただ、あの「オタクは自虐しておく」という態度や「オタクは思想を持たず、無益」という態度も、やはり言論でのオタク現状とかからくる結論なんだろうなぁとため息。つまり、オタクというのはあくまで快楽を追求する道のことである、と。
2012-01-14 21:42:18でね。岡田とエフという二人の哲学者ねぇ、比べると面白いの。岡田は知識と素養を必要とする主知主義的オタクなのに対して、エフヤマダ氏の場合はそれよりも寧ろ快楽追求の能力を高めていく、という快楽主義的オタク。
2012-01-14 21:44:15岡田は知的オタク論、という立場をとってるんだけど、エフは能力的オタク論、という立場をとっている。つまり、作品などの知識が豊富であることを志向するのと、知識等よりも魅力を引き出してその魅力を嗜む快楽主義なのがエフ。
2012-01-14 21:45:36で、東の「動物化していいですか」的思考も、「リアゆく」読むとオタクを滅ぼそうとかっていう僕の被害妄想からは程遠いイメージを抱かせる。寧ろ、ああいう「軽いオタク」を支持しているわけは、「ぬるぬるハッピーに生きられるから」,つまりエピクロス快楽主義な側面が見えるわけ。
2012-01-14 21:46:52さっきテレビで緑色の髪の毛をしたレディー・ガガが映っているのを見て、truetombさんが言わんとしていることが何となーく分かったような。
2012-01-14 22:58:00レディ・ガガの舞台衣装が、今回髪の毛の色ミクと同一のミントグリーンカラーなんですよね。で、「ついついミクかと思った」と、僕。これって、別にガガに萌えたわけでもないが、ミク色という髪についつい反応した、と。
2012-01-14 22:59:34で、ガガさん日本には何気造詣も興味も関心も深いうえに、ガガ専用の情報収集機能とかガガさん持ってるらしいという。つまり、ミクカラー意識して釣れる色にしている可能性は無きにしも非ずという事になる。
2012-01-14 23:01:25でも、「ミク色の髪」というデータベースは存在しなかった。つまり、まぁtruetomb さんの言い方借りると「誤謬から自分の好きなものが規定された」状態に。
2012-01-14 23:02:54でもねぇ もう一度引用してみて、「漠然と好きなんだ、という誤謬からもそこから自覚的に萌えることが可能」…って、それはやっぱり「自分の好きだったものが分かる」ってことじゃないのかなぁ。
2012-01-14 23:05:45それこそ以前トゥギャッた「アホ毛隠れ問題」でね。そのキャラ、他人知らないでその人見て、決めつけが即座に起るかっていう問題があって。もしそれで感性が萌えを体験しても、つまり萌えにはやっぱメカニズムあるよ、って言える余裕はあるし。
2012-01-14 23:07:06だから「萌えとはチャンネル合わせ」っていうのも確かに、まさに東先生らしく、表層的な表現ですよね。チャンネルを合わせて、そのジャンルのチャンネルで計算された通りの萌え反応を示す。で、さらにデータベースに分析・解体する、という二重構造。
2012-01-14 23:08:39で。ものすごく素朴な疑問。ポストモダン社会では必ず表現はデータベース的になるんですかねぇ。それとも、日本で同人創作、二次創作が行われるからそれ用に作っただけかねぇ。ていうか、物語消費の物語の部分を挿げ替えただけ、ってのはどこまで正しいの、俺。
2012-01-14 23:10:46僕が「ミクっぽい」って思うだけでも、これでも興味はそそってもらった。僕は釣れなかったが、こういう感じで酷似したものに愛着し、寄ってくるファンはいる。こういうのをついでに捉えることができるって考えると、東センセが言ってた「文化的麻薬」の意味合いの重みが増すね。
2012-01-14 23:12:47あとエフさんのオタク論も収集中・分析中。彼のオタク論も、また完全ではない(っていうか理論が完全だったらポパーは怒るwww)。ただ彼の言ってることは、オタクじゃなくても伸ばせるものがいくつかある。
2012-01-14 23:15:17国家みたいな権威的な存在があるとき、大きな物語があると、その大きな物語が国民とかの意思を決定するツリー・モデルになるんだよね。
2012-01-15 00:22:24で、こういうのって教育とかで植え付けていくんだけど…まぁいいや、結論から言って。『大きな物語が働くためには、民はバカでなければいけない』
2012-01-15 00:23:06