平成24（2012）年度センター試験「英語（筆記）」を解いてみた

KIMURA Syuhei @syuhei

変な時間に寝て起きたのでセンター試験解いてみよ。

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センター試験の年度表記って毎年戸惑う。今年のは平成２４年（２０１２年）度で、これは「平成２４年度に大学入学を志す人向け」的な意味でそう名付けられている・・・という解釈でいいんかな。

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第１問（発音とアクセント）：難度ふつう。(5)は、athlete（アスリート）をカタカナ英語読みして「リ」にふだん強勢を置いてる人は注意かな。career（キャリア）も「キャ」ではなく最初のeに強勢。-eerで終わる単語はすべてそう。

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第２問（A 文法・語法・語彙）：やや難？(9)は面白い。depend on = rely onと横着な覚え方してると悩みそう。depend onは「～次第である」、reoly onは「～をあてにする」。(11)は目的語が長いのでhave ～ onの構造が読み取りにくい。

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第２問（Ｂ 対話文）：難度ふつう。(19)のwander aroundは「ぶらぶら歩く／ほっつき歩く」。wonder（不思議に思う／知りたいと思う）との混同注意。(20)は面白い。Do you need my answer now?（今答えないとダメ？）は会話で普通に"使える"。

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第２問（C 整序）：完全に易化。(21)(22)のI'm finding it easy to use.は形式目的語構文ではなく第５文型のOCにTOUGH構文が組み込まれている。(25)(26)は問題箇所ではないがcome down with（～という病気にかかる）がためになる。

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整序英作文、選択肢の数が６から５に減ってるから易化するのは当然やんなー。

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第３問（A 意味推測）：文脈判断で楽勝。obstinate≒stubborn（頑固な）。(as) right as rainで「健康そのもの」。語源には諸説あるそうな。as ～ as ・・・（・・・のように～）という直喩表現には語源が特定できないものが結構ある気がする。

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第３問（B 意見要約）：この問題形式、英語Pの授業で活用したい。ある情報を別の表現でまとめたり要約したりするのってかなり知的トレーニングを要する作業。(30)の選択肢[1]は、動名詞watchingの意味上の主語がparentsなのでダメ。引っかかった人多そう。

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第３問（C 空所補充）：例年どおり、全文読む必要なし。トピックセンテンスと空所前後の文脈で解ける。試験問題としては攻略されやすいが、換言すると、テクで解ける＝内容がつかめるほど情報が合理的に整理・配列されているとも言える。初級アカデミックライティングのお手本。

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第４問（A 図表 B 広告）：どちらも難度ふつう。(35)を解くのに必要な本文箇所のby 2 mm, by 3 mmのbyは差を表す。プラマイで5 mmが正解となる。広告本文の最後にWe accept all major credit cards.とあって時代の変化を感じた。

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第５問（ダブルパッセージ＆図表）：やや簡単？バンクーバーにある架空の大学へ語学留学した２人の学生の体験談。Koji君はホストファミリーが忙しくてぼっち飯が多く、Yukaさんは大学に文句言いまくっとる。

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第６問（長文読解）：難度ふつう。すっかりTOEFL的になった。試しにIntroduction（第１パラ） / 各Bodyのトピックセンテンス / Conclusion（最終パラ）だけ読んで解いてみたが全部正解した。もう少し難度上げてもいいかもしれん。本文ラストの英文は強調構文。

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以上、平成２４年度センター試験「英語（筆記）」を解いてみました。平成１９（２００７）年度・２０（２００８）年度からの変更がそのまま引き継がれてコミュニケーション中心となってました。問題難易度はそれほどでもないですが読む量は多いので後半でもバテない英語スタミナが必要ですね。