武将は激怒した

メロスは激怒した。戦国武将も激怒した。 走れメロス http://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/1567_14913.html
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machico @mcc0604

石田治部は激怒した。必ずや、かの徳川の狸親爺を捕えなければならぬと思った。石田治部は政治しか分からぬ。石田治部は豊臣政権の奉行である。他の武将達と共に天下を治めるため戦ってきた。しかし豊臣に対する不義に関しては人一倍敏感であった。

2012-01-15 22:46:59
machico @mcc0604

細川越中は激怒した。必ずや、かの庭師を捕えなければならぬと思った。細川越中はキリシタンの教えが分からぬ。細川越中は戦国武将である。他の男達のいやらしい欲望から妻を守るため戦ってきた。しかし妻に対する視線に関しては人一倍敏感であった。

2012-01-15 23:02:13
machico @mcc0604

惟任は激怒した。必ずや、かの邪智暴虐の魔王を除かねばればならぬと思った。惟任には信長が分からぬ。惟任は信長の重臣である。他の家臣達と共に天下に武を布くため戦ってきた。しかし信長の彼に対する不義に関しては人一倍敏感であった。

2012-01-15 23:16:10
machico @mcc0604

陶晴賢は激怒した。必ずや、かの主君を討たなければならぬと思った。陶晴賢は文治派が分からぬ。陶晴賢は大内義隆の寵臣である。他の家臣達と共に義隆に仕え戦ってきた。しかし他の家臣に対する寵愛に関しては人一倍敏感であった。

2012-01-15 23:32:38
machico @mcc0604

大谷吉継は激怒した。必ずや、かの裏切者を討たなければならぬと思った。吉継には政治が分かる。吉継は豊臣政権の奉行である。吉継は徳川家康と懇意だった。しかし親友に対する義理に関しては人一倍敏感であった。

2012-01-16 12:21:59
machico @mcc0604

母里太兵衛は激怒した。必ずや、かの杯を空けなければならぬと思った。太兵衛には引き際が分からぬ。太兵衛は黒田長政の家臣である。太兵衛は福島家へ新年の挨拶に来ただった。しかし黒田武士に対する侮蔑に関しては人一倍敏感であった。

2012-01-16 12:38:15
machico @mcc0604

宇喜多秀家は激怒した。必ずや、かの裏切者を討たなければならぬと思った。秀家には彼の行動が分からぬ。秀家は豊臣秀吉の養子である。秀家は宇喜多の忠誠を示す為の人質だった。しかし秀吉に対する恩義に関しては人一倍敏感であった。

2012-01-16 16:19:52
machico @mcc0604

井伊直政は激怒した。必ずや、かの薩摩隼人を討たなければならぬと思った。直政には彼らの行動が分からぬ。直政は徳川家康の寵臣である。直政は赤備えを誇り、鬼や人斬りと呼ばれた男だった。しかし家康に対する忠節に関しては人一倍敏感であった。

2012-01-17 00:01:20
machico @mcc0604

島左近は激怒した。必ずやこの大戦に勝たなければならぬと思った。左近には霧の向こうが分からぬ。左近は二万石を所有する武士である。左近は夜襲や暗殺といった策を却下されていた。しかし主君に対する義理に関しては人一倍敏感であった。

2012-01-17 00:58:58
machico @mcc0604

蒲生氏郷は激怒した。必ずや、かの不届き者を成敗しなければならぬと思った。氏郷には彼が分からぬ。氏郷は会津の大名である。氏郷は政治の中心である近畿から離れた東北へ離された。しかし主家に対する忠烈に関しては人一倍敏感であった。

2012-01-17 01:07:56
machico @mcc0604

上杉謙信は激怒した。必ずや、かの武田信玄を討たなければならぬと思った。謙信には信玄の野望が分からぬ。謙信は越後の武将である。謙信は領内を治め、領土を広げようとしなかった。しかし信玄に対する殺意に関しては人一倍敏感であった。

2012-01-17 12:29:46
machico @mcc0604

織田信長は激怒した。必ずや、かの裏切者の妹婿を除かねばればならぬと思った。信長には同盟への執着が分からぬ。信長は尾張の武将である。家臣達と共に天下に武を布くため戦ってきた。しかし自らに対する裏切りに関しては人一倍敏感であった。

2012-01-17 15:41:36
machico @mcc0604

浅井長政は激怒した。必ずや、かの邪智暴虐の魔王を除かねばればならぬと思った。長政には同盟への薄情さが分からぬ。長政は近江の武将である。家臣達と共に己の領地を守るため戦ってきた。しかし義兄の浅倉に対する裏切りに関しては人一倍敏感であった。

2012-01-18 18:16:08
machico @mcc0604

山中鹿之助は激怒した。必ずや、かの毛利の家を除かねばればならぬと思った。鹿之助には毛利の隆盛が分からぬ。鹿之助は尼子の家臣である。主君と共に尼子の再興ため戦ってきた。しかし自らに対する七難八苦に関しては人一倍敏感であった。

2012-01-18 22:51:22
machico @mcc0604

直江兼続は激怒した。必ずや、かの狸親爺へ手紙を書かねばならぬと思った。兼続には三成の執着が分からぬ。兼続は越後の武将である。主君と共に上杉の御家のため戦ってきた。しかし義と愛に対する手紙に関しては人一倍敏感であった。

2012-01-18 22:55:22