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キュゥべえ @QB0
まどか。来年のお正月のために今からおせち料理を予約しておくなんてどうかな? ちょうどいいのがネットであるんだ。なんと、二万円の御節が半額の一万円でいいんだって。見た目もすごく豪華だし、綺麗に盛り付けもしてくれるらしいよ。これは、とっても素敵だよ。クーポンって便利だと思わないかい。
キュゥべえ @QB0
はちま起稿で何か騒動が起きたみたいだね。あそこには前にボクのつぶやきも掲載されたことがあるんだけれど、ここのところはステルスマーケティングのこともあってずいぶん注目されていたし、これからどうなるのか気になるところだよ。
キュゥべえ @QB0
twitterでもずいぶんステマという言葉を見かけたけれど、せっかくだし、今回はそのあたりのことについて少し話をしてみたいんだけれどいいかい? これはtwitterでも、というよりtwitterの方がより重要な問題だと思うから、よければ聞いてくれると嬉しいよ。
キュゥべえ @QB0
今、はちま起稿のことで問題になってるのは、大きく分けて二つあるみたいだね。一つは2ちゃんねるなどの書き込みを転載していたこと、そして今回の騒動に直接繋がっているのが、その内容に企業や何かの思惑があったんじゃないか、という疑惑だよ。
キュゥべえ @QB0
キミたちの中にもたぶん、昔「のまねこ騒動」とかいうのがあったのを聞いたことがある人がいるかも知れないけど、ネット上の書き込みやアスキーアートといったものは、これは一種の慣習にようなものとして、共有財産であって、誰の所有物でもないという前提があったんだ。
キュゥべえ @QB0
誰もが自由に見たり、利用したりしてもいいという代わりに、それを使って金儲けしたりすることはしない。それが長い間のルールだった。だから、もしも書き込みやアスキーアートを利用して、金銭を儲けをしようとした場合にはかなりの確率で炎上事件を起こすことになったのも当然といえばそうだね。
キュゥべえ @QB0
だから、以前から2ちゃんでは2ちゃんの情報をまとめた情報サイトへの批判も一部にはあった。書き込みを転載しているのは確かだからね。だけど、同時にそういったまとめサイトがネットというレベルで見ると便利なものであったという側面もある。2ちゃんのスレッドは保存にはあまり向いていないからね
キュゥべえ @QB0
そこで、一つの判断基準として出てきたのが、そのまとめサイトや情報の利用者の運営方針が「営利目的」であるのかどうか、ということだったんだ。そこで、当時注目されたのがアフィリエイトという広告機能だね。
キュゥべえ @QB0
アフィリエイトについては、今ら説明する必要もないかも知れないけれど、広告や商品の画像を閲覧者がクリックすると、それに応じて広告を貼っているブログやサイトに報酬が支払われる、というサービスだよ。嫌がる人たちはまとめサイトを「アフィブログ」といって、ずいぶん非難していたんだけれど。
キュゥべえ @QB0
だけど、それはあくまで2ちゃんねるの中での出来事にしか過ぎなかった。もともと、2ちゃんの書き込みなんてものにそこまでの価値があるとは誰も思ってもいなかったし、アフィリエイトの収入にしても、それが具体的にどのくらいのものかは憶測でしかないんだから、当然といえばその通りだ。
キュゥべえ @QB0
ところが、そのまとめサイトの情報がtwitterのような比較的新しく出てきたSNSと結びついたことで状況は変わってしまった。キミたちも見ていると思うけれど、話題性のあるまとめはものすごい速さでネット上に拡散されて、様々な人の目に触れることになる。
キュゥべえ @QB0
簡単にいってしまえば、情報というものの質が大きく変わってしまったともいえるんじゃないかな。2ちゃんはあくまでも匿名の掲示板でしかないものだけれど、それが他のSNSにまで影響を与えるようになればその扱いが変わってくるのも仕方のないことだよ。
キュゥべえ @QB0
ステルスマーケティングというのも、そういった情報の変化がもたらした一つの現象といえるんじゃないかな。ネット上のステルスマーケティングについては、前にボクも少しだけ触れたことがあるんだけれど、youtubeなどで特定のアーティストの再生数を伸ばしたりすることや……
キュゥべえ @QB0
……最近テレビのニュースでも取り上げられたように、特定の商品やグルメサイトの評価などで、意図的に高い評価をつけて結果を操作したりするものまで様々みたいだね。それと同じことは、実はtwitterでもやろうと思えば簡単にできることなんだよ。
キュゥべえ @QB0
twitterには「トレンド」っていうのがあるだろう? それは、そのときに一番話題になっているキーワードのことなんだけれど、例えば何人かの人間が短時間のうちに複数のアカウントを使って同じことをつぶやけば、トレンドに入れたい単語を押し上げることもずっと簡単になる。
キュゥべえ @QB0
とくに、ネットの一つの特徴として、不特定多数の人間の評価というものを信じやすい傾向があるのも関係しているんじゃないかな。クチコミや話題性が、今ではもう売り上げや、収益を左右する要素となっているのは間違いのないことだと、ボクは思うよ。
キュゥべえ @QB0
はちま起稿が今回とくに執拗に批判されている部分はそこだね。これはtwitterではなく、2ちゃんねるの話だけれど、その書き込みの中から特定の企業に有利になるようなものを選んで転載したり、情報を拡散させていたんじゃないか、という疑惑だよ。
キュゥべえ @QB0
それが本当にそれこど効果のあることなのか、実際に行われていたのかどうかは、今のところはわからないけれど、情報一つで影響を受ける範囲がそれだけ大きなものになってしまっているということは、覚えておいた方がいいかも知れないよ。とくに、批判的な情報は広まりやすいからね。
キュゥべえ @QB0
今回の話は大体そんなところなんだけれど、ボクとしては、なんだかネットもずいぶん難しい時代になってしまったという印象があるんだ。こういった形で、情報そのものが疑われるようになれば、ネットのユーザーにも責任や、情報の真偽を確かめる能力が要求されるわけだからね。
キュゥべえ @QB0
本来、ネットはユーザーそれぞれがきちんと嘘か本当かどうかを判断しなければいけないという言葉もあるんだけれど、同じことは他の様々な情報媒体についてもいえることだし、それは本当にこれからの課題なんじゃないかな。ありがとう。聞いてもらえて、嬉しかったよ。
キュゥべえ @QB0
そうだね。今、もう一つリプライをもらって気づいたことがあるんだけれど、ネットはもともと情報があやふやなんだから、それを疑っておくのは当然なんだと思う人も結構いるんじゃないかな。ステルスマーケティングでも、そういったものがあると思っていればそれでいいわけだし。それは確かだね。
キュゥべえ @QB0
そのことについては、前からたまに思うことがあるんだけれど、さっきいった「ユーザー自身が情報の真偽を判断するのは当たり前」というのは少し前のネットなら当たり前のことだった。今みたいに、mixiやtwitterがこんなに大きくなる前の話だけどね。
キュゥべえ @QB0
あの頃はどこかの掲示板でも「半年ROMれ」つまり、ある程度はどんな場所なのか知ってから書き込めという言葉が使われていた。そういう、アングラな場所だからこその、お遊びをするためのルールとしては存在していたといえるんじゃないかな。
キュゥべえ @QB0
その頃には、ネットの情報なんてものは、どちらかといえば「嘘が多くて当たり前」、「騙されるやつが頭悪い」といわれて、それでも当然のだったんだけれど、一つの転機としてここ数年のネットを取り巻く環境が大きく変わったことも、今回みたいな出来事が起きている背景にはあるとボクは思うよ。
キュゥべえ @QB0
あくまで例え話だけれど、よく書店にある「美味しい店のガイド」のようなものがあるよね。だけど、それを美味しいと判断したのは誰なのか、それが信用できるのかと考えたときに、ネットみたいに不特定多数の人間が褒めている方が、信憑性があるんじゃないか、と思う人もかなり多いんじゃないかな。
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コメント

Aa @Aa_stealth 2012年1月18日
@QB0 面白く読ませていただきました。ただしここだけ。「不特定多数の人間の評価というものを信じやすい」というのは、どうでしょう? 「食べログ」とか「知恵袋」とか「まとめサイト」とか、そういうコミュニティへの信頼がむしろ、根底にあったのでは。「2chは信用できないけど、まとめサイトは信用できる」の説明として。
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