異性のメイドロボットの相違からロボットが人型UIである理由まで

五代ゆう @Yu_Godai

@hose_s メイドロボ関連のお話面白く見ておりました。と同時に、男性と女性の「萌え」観のあり方についてやっぱりいろいろと違うんだなあ、ということを再認識したり。http://togetter.com/li/23020

五代ゆう @Yu_Godai

私はいわゆる「腐」のほうなのでちょっと普通の女性の感覚からはズレてるかもしれませんが(^-^;美少女メイドロボ、あるい（女性用として）美形執事ロボは、あっても欲しくないなあ、というか、むしろでかくて邪魔だなあと思う派。

五代ゆう @Yu_Godai

まあ自分がロボ萌えかつ人外萌えかつＡＩ萌えなので、どうせロボならロボらしい外見であってほしいだけかもしれませんが。たとえば「ケータイ捜査官７」のフォンブレイバーなら欲しいぜひ欲しい（でも人間サイズになると怖い、つかキモい）んだけど

五代ゆう @Yu_Godai

ドラマの中の携帯電話サイズでちまちまちょこちょこ走り回ってお説教したりされたりケンカしたり仲直りしたり胸ポケから顔出してるの見たりするとうらやましさに悶えます。ペットというよりもうちょっと頼りになる仲間、という感じ？

五代ゆう @Yu_Godai

男性の場合はメイドロボが生活というか下半身の生活(^-^;にかなり深くやっぱり関連するのだなあ、というのが深く感じたことでありました。

五代ゆう @Yu_Godai

女性の萌え、というか恋愛感情とかは、まずシチュエーション優先なので、実は下半身抜きでも成立してしまったりする。むしろセクシャルな要素が入ると醒めてしまったりとかするから、そこらへんが男子と女子の深くて越えがたい溝なのかしらん。

長谷敏司 @hose_s

@Yu_Godai どうもです。togetterでも指摘ありましたが、男性の「萌え」観には家父長制の影響が強く残っています。女性の「萌え」観だとメイドロボの話がどう見えるのかなと、つぶやきから逆に興味が出てきたりしております。

長谷敏司 @hose_s

@Yu_Godai 個人的には、家事労働を誰かにやってもらいたいという欲求に、萌えがかぶさっているものだと思います。メイドロボtweetでも問題にしてきたところですが、人間型ＵＩとしてのメイドロボはシチュエーションから切り離されてしまっていますね。

長谷敏司 @hose_s

@Yu_Godai このメイドロボ（執事ロボ）にシチュエーションが欠損していることを埋めるのは、ユーザーを誘導することで、これを購買した（しかも人型の）製品にされることを受け入れられるのかという問題を超える必要があると思います。

長谷敏司 @hose_s

男性ユーザーが「萌え」のタームでメイドに向ける目は、母親から延長されたものなのではないかと思っている。異性として柔軟性の強い母親。だから、メイドロボに対して男性ユーザーが考えるとき、要求は際限なくエスカレートする。

五代ゆう @Yu_Godai

@hose_s むしろ男性向けの萌え商品、キャラクター商品には、他者的、精神的な意味での「内面」が必要とされていないのではと思っております＞シチュエーション欠損

五代ゆう @Yu_Godai

メイドロボに搭載するAIを通常の「人工知性」として考え、知性の要件に自律思考性を含めるのであれば、男性向けメイドロボには真の意味でのＡＩは必要でない、むしろ邪魔なのでは、という推論が成り立つ気がします。自律した思考を持つ「他者」は、ユーザーの欲求を無制限に許容するとは限らない。

五代ゆう @Yu_Godai

求められているのはユーザーの「こうあって欲しい」というさまざまな欲求に（ある程度のバリエーションをもたせた）パターン通りに応じるための行動リストのようなものであって、それはプログラムではあっても、自律的な知性ではない。

五代ゆう @Yu_Godai

「ラブプラス」のコミックでヒロインがちょっと男性経験のあるようなセリフを口にした、というだけで「裏切られた」「ビッチ」「中古」と過剰反応を起こすような（あれはどうかとちょっと思う(^-^;）ナイーブなタイプの男性をユーザーとしてターゲットにするのであれば、

五代ゆう @Yu_Godai

ますますそのような「他者性」「自律性」を感じさせるような要素は注意深く排除されるでしょうね。あるいはユーザー側でそのような要素は消し去るか。

五代ゆう @Yu_Godai

「萌え」のターム、特にメイド萌えには「理想の母親」であり、「理想の妻」であり（つまり性的関係を持っても咎められず、拒否されない）「理想の被庇護者」（自分がいないと何もできない、絶対の弱者→自分の上位性を脅かさない存在）である、という、男子的「萌え」要素が凝縮されている気がします。

五代ゆう @Yu_Godai

もし（腐的）女性側から執事ロボを求めるとしたら、「とりあえず二体（以上）セット」「元気弟・優しい兄・オトメン・おじさま等々の基本キャラ的思考・行動傾向のみプログラム」「あとは自律行動させてそれを脇から眺めてニヤニヤ楽しむ」的なものかなあ。シムピープルの三次元版みたいな感じ？w

五代ゆう @Yu_Godai

腐傾向のない人ならまた求めるものも違うのかもしれませんが、あんまりこう、女性は直接的に「自分に仕えてもらう」よりは、「好みの男の子が好みの組み合わせでｷｬｯｷｬしてるのを見てﾎﾟﾜﾎﾟﾜする(*´∀`)」ほうが萌えるので。

五代ゆう @Yu_Godai

女子的に、「男性に仕えてもらう・仕えさせる」というのは、なんかこう実利的というか、ファンタジーである「萌え」とはまた違うところにある。ような気がする。なんとなく。

長谷敏司 @hose_s

@Yu_Godai ラブプラスのアレは、媒体の性質が強く関わっていると思います。持ち運び可能かつポケットに入るデバイス（ＵＩ）で出会ったキャラクタに、オープンな媒体でそれを告白させたらまずい。ＤＳのゲーム内で出たデータならそこまでひどくならなかった気はします。

長谷敏司 @hose_s

@Yu_Godai まさにラブプラスが受けたのは、「パターン通りの行動リスト」から一歩先のものを妄想させたからだと思うのですよ。コミュニケーション欲求は複雑なもので、つまりメイドロボと対戦ゲームをやったとき、最良の行動リストは存在しなくなる。接待だとバレるとさめるので。（続く）

長谷敏司 @hose_s

@Yu_Godai （続き）ユーザーはコミュニケーションの場では、どうしてほしいかの要望自体がぶれていると思う。ギャルゲーでは、ゲームが作るシチュエーションと選択肢しかないギャルゲーＵＩがユーザー心理を誘導してくれたけれど、人型ＵＩはそれを持っていない。このとき知性が必要かなと

五代ゆう @Yu_Godai

@hose_s シチュエーションを設定されない人型ＵＩの場合、求められるのは「知性」というよりは、「ユーザー（この場合主体であるＡＩの外部にある別の知性）の求めていることを、その場のシチュエーション設定に合わせて推定して実行する」機能ではないかと思うのですよ。

長谷敏司 @hose_s

@Yu_Godai 執事ロボは二体以上セットで、自立行動させてそれを眺めてニヤニヤ楽しむ。というのは、驚きだけれど納得のかたち。なるほど、その発想はなかった。

五代ゆう @Yu_Godai

@hose_s つまりユーザーの言動から好みの反応傾向を割り出して取捨選択し、それに合わせて行動するという、確かにこれまでの限られた選択支的パターン反応からは一歩出ているとは思うけれど、「選択支をＵＩ自らが情報収集し増やしていく」というだけであって、知性というものではないのでは。