柳沢協二氏へのインタビューに対する岩上安身氏のtweet

岩上安身 @iwakamiyasumi

「最大の抑止力は、もしも不当な侵略を受けたら国民一丸となって反撃するぞ、という気概を示すことが、本当の抑止力なのだ」という、柳沢さんの言葉、響きました。正論中の正論です。何でもかんでも米軍に頼る姿勢で、抑止などできるはずもない。

岩上安身 @iwakamiyasumi

続き。他方でしかし、軍備の増強は、相手国の軍備の増強をも招く。安保のジレンマ。果てしない軍拡競争に陥れば、共倒れになってしまう。いかにそのバランスをとるか。島の防衛は日本側が行う。核は米国。その役割分担は変わらないが、その中間の防衛論議ができていないという。

岩上安身 @iwakamiyasumi

続き。海兵隊がどこに位置すべきか、軍事的な観点からだけでは「沖縄」と結論付けられない。それを決めるのは政治の課題だ、と柳沢氏。海兵隊が韓半島有事の際に必要なら、北朝鮮による韓国哨戒艦の沈没事件によって東アジア情勢が緊迫化している今、何千人もの海兵隊員が沖縄に降り立つはず、とも。

岩上安身 @iwakamiyasumi

続き。柳沢さんとは初めてお会いするが、戦略についての基本認識は、ほぼ一致していたと思う（趣味が自転車という点も）。ソ連封じ込めという戦略が立てられた冷戦期と、中国封じ込めなどありえない現在との違い。膨張する中国への懸念も。日本が通常戦力で中国を上回ることなど不可能という点も。

岩上安身 @iwakamiyasumi

続き。しかし、経済と軍備、ともに膨張する中国に対して、これから先、通常戦争のレベルでは、日本と米国が束になってもかなわない、という認識には、愕然とした。そこまで差がついてしまっているのかと。

岩上安身 @iwakamiyasumi

続き。とはいえ「防衛予算を２倍、３倍にしなくては、自主防衛はできない」というペシミズムには与さず。「問題は運用なのだ」と指摘。北海道に置いている陸戦部隊を、南西諸島に移すなどの運用の柔軟性が必要。予算の配分が硬直している。自衛隊はもまた、官僚組織。

岩上安身 @iwakamiyasumi

この柳沢氏インタビューを行っている間に、「政府は移設先を『名護市辺野古付近』とは明記しない首相談話を閣議決定する方向」との情報が。同じ時間帯に、柳沢氏は、「もし辺野古にするなら、名護市長選が行われる前、去年の12月までにすべきだった」と、辺野古移設は困難との認識を示していた。

岩上安身 @iwakamiyasumi

柳沢さん、現時点ですでに中国が優位と。RT @Gadmir 兵員が１．７倍として装備が同レベルならランチェスターの法則から2.89倍の戦力差。装備で逆転するには３倍の性能差が必要。RT @iwakamiyasumi: 中国に対して、通常戦争のレベルではかなわない

岩上安身 @iwakamiyasumi

@Beatei_net そうですね。兵士の数だけでは決まらない、というのは事実です。オペレーションの巧拙も重要。でも、人口だけでなく、経済力で日米を上回ると、最新の武器も買えますし、開発・研究も進みます。量だけでなく質も、上回るでしょう。かないません。