「テクストの読み方」という能力
- popeetheclown
- 17068
- 0
- 88
- 2
人文学の世界で「テクストが読める」ということは、自然科学の世界で「数学ができる」というのと同じぐらいの重みがあるし、「テクストの読み方」には数学なみにセンスの差がある、ということを、たぶん、一般の自然科学の学生たちは知らない。
2009-07-21 13:05:52@popeetheclown 文系については、 @tricken が早い段階で看破したように、アリウベキ高等教育カリキュラムとは何かだったわけですが、それとは別に、 http://bit.ly/94ecCN という指摘があり、「テクストの読み方」というのはやっぱり全然わからない。
2010-05-27 07:15:12@thinkeroid 僕は、今ならわかります。学部では半分もわかってませんでした。中高で「テクストの読み方」に悩んで今があると思ってますが、10年20年単位の訓練ですね、そうなると(効率が悪い)。
2010-05-27 07:18:10テキストを「虚空蔵(=アカシックレコード)から愛を込めて送られてくる私の行く先を示すメッセージ」(via 『護法少女ソワカちゃん「虚空蔵からのメッセージ」』(http://www.nicovideo.jp/watch/sm1452171)としてどう技巧的に読むか、とか言ってみる。
2010-05-27 07:20:40「自然言語による知の全体性」なる制度的擬制(fiction)に敢えて乗っかる、というセンスが必要なんすよ。「いわゆる、高等教育カリキュラムとしての文系」には。
2010-05-27 07:21:38@tricken @popeetheclown 数学もテクスト操作も十年から二十年単位の訓練である事だから、お互いに尊重しあうのが望ましいのですが。件のDISの対象となる、レベルの低い文系をどうするか、とは全く別個の問題となる。
2010-05-27 07:22:57擬制、という言葉自体に「制度を擬する」という意味があるのだから、fictional insutitutionは「擬制」で十分。
2010-05-27 07:23:58母は人文学教授ですが,単に現象を記述するモデルをテクストで作るか数学で作るかというだけの違いであるという見解は一致していると思います. RT @mixingale 人文学の世界で「テクストが読める」ということは、自然科学の世界で「数学ができる」というのと同じぐらいの重みがある
2010-05-27 07:24:56「プログラミング言語との良し悪しが問われる遙か昔から、人類はさまざまな〈人工言語〉を開発してきたのだ。数学以外の、自然言語にしか見えないウザい沢山の人工言語をなっ……」っていう発想がテキスト読みには必要。必ず、その本の中には暗黙の人工言語がある。それをどうチュートリアルするか。
2010-05-27 07:26:34いやまじで、いわゆる人文系アカデミズム(これは思想家も批評家も文学者も、地味ーな実証系人文科学徒、社会科学徒含めて)、自分たちが多かれ少なかれ「自然言語なのに小難しいこと語ってる」と思われていることの倫理的対策ができてない。これは僕が典型的にそうだけど。なかなか正解がない。
2010-05-27 07:29:06かといって、数理記号やプログラムなど、「明らかに人工言語と解る人口言語」で語れば「あ、わからん」って一発でわかるわけです。その代わり、「解ろうという自発的努力」をあんまり喚起できない場合がある。「自然言語にしか見えない人工言語」の苛立ちも良し悪しだ。
2010-05-27 07:30:23@marmalade_macro おおっ、ありがとうございます。ママレさんに楽しんで貰えるのはとても嬉しいです。
2010-05-27 07:33:21@tricken 物語側も、SFなんてのは自分の使っている自然言語のその辺の限界に自覚的じゃないと、書けないんでしょうね。
2010-05-27 07:35:09.@namak 「式神について客観的に語ってるそぶりをしているやつに限って、式神を放って野放図に呪いを掛けていることに、呪う側も呪われる側も気づいてない」ってるのでどじゃろ。
2010-05-27 07:35:28テクストでも数学でも,センスがある人がセンスがない人をいじめ過ぎると,センスがない人はだんだん遠ざかっていき,最後には特定の領域を囲って,「ここは俺達の領域だ!ガルルルルッ!」状態になってしまう.そうならない前に,平和的にいきましょう.センスがなくても一定のレベルには辿りつける.
2010-05-27 07:35:33@marmalade_macro 自分のテキストをいったん吐き出してから、改めてもの凄く自省的(reflexive)に何度も書き直す、という作業が求められるのではないかと思います。論文はアートフォームが標準化されているからいいですが、文芸はもっと大変だろうなあと思います。
2010-05-27 07:38:20.@marmalade_macro これは昨日、クィアの専門家の方かr伺ったのですが、「日常言語は“not A, notB, notC,……”の形でしか意味を語れず、心に思い描いても顕わしきれない「A」を否定で相手に適切に“誤読”させる技巧こそ重要、なのだそうです。
2010-05-27 07:40:16羽生名人に「チェスと将棋について意見を伺いたい」って言っているようなものだと思います.分かる人には大いに参考になるが,分からない人には全く参考にならない. RT @kanaya テクストも読めて数学もできる識者の意見を伺いたい.
2010-05-27 07:41:01