行政法の勉強について(個別法規分析の点からみた行政法総論の意義など)

1 総論と救済法の関係 2 行手法と行訴法を中心に勉強をするということ 3 個別法の解析・条文解釈 など
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弁護士井垣孝之(法務アウトソーシング) @igaki

@okizaku 先生、行政法の入門って何から教えてますか?

2012-01-20 03:55:46
okizaku@日本あーあ党 @okizaku

@igaki えっと、正面から行政法ってまだ実はちゃんと教えたことが無いんですよね…。とりあえず藤田宙靖教授の『行政法入門』は読め、といいますが。たぶん、行政救済法ならまだ自分でも何とかなるかなと思うのですが、総論ってどう教えろというの?という状況です<(_ _)>

2012-01-20 04:00:10
弁護士井垣孝之(法務アウトソーシング) @igaki

@okizaku 行政法総論はまだ僕自身よくつかめてないんですよねえ。とりあえず憲法41条からスタートして法律による行政の原理を叩き込むところから始めようと思ってるんですけれども。

2012-01-20 04:02:32
弁護士井垣孝之(法務アウトソーシング) @igaki

てか行政法総論って行訴法と行手法の解釈問題の限度で教えたら十分じゃないか?

2012-01-20 04:03:55
弁護士井垣孝之(法務アウトソーシング) @igaki

行政法は安易に総論各論という風に分けてしまったせいで、教育するという観点からは非常に不適切な体系になっていると思う。

2012-01-20 04:07:50
okizaku@日本あーあ党 @okizaku

@igaki うーむ。素人レベルの発言ですが、どうも行政法って具体的な事例を基に勉強しないと、何が何やらワケわからん科目のように思えますね。抽象的な話をされても、通則的な法律がないだけに(総論部分)、なんのこっちゃになる可能性大かと。

2012-01-20 04:10:24
okizaku@日本あーあ党 @okizaku

行政行為論もちゃんとわかっているかといわれるとたぶん違うけど、争訟法の関係でここは理解しておかないといけないところなので、他よりはましかなと。私の場合、結局は税務訴訟から入ってますからね…。

2012-01-20 04:12:37
弁護士井垣孝之(法務アウトソーシング) @igaki

@okizaku 総論なんてものを作っちゃったのが大間違いだったんじゃないですかねえ。普通に行政救済法から入って、行訴法のところで処分と公定力と無効をがっつりやって行手法のとこで行政指導をやったら大体総論部分はカバーできますのにねえ。

2012-01-20 04:14:40
okizaku@日本あーあ党 @okizaku

@igaki 司法に携わる側からみるとそう考えてしまうでしょうね(私も結構近い感覚です)。が、ここは行政法学者の考えも聴かないと。

2012-01-20 04:20:00
okizaku@日本あーあ党 @okizaku

行政法が得意な人(ロー生、受験生、はたまた学部生)って、いるのかなぁ…。何かきっかけがあればハマるのかもしれんけど。

2012-01-20 04:23:17
弁護士井垣孝之(法務アウトソーシング) @igaki

@okizaku では明日 @Dr_mariemon 先生に行政法の体系および入門者の指導法についてお尋ねいたしましょう。

2012-01-20 04:23:24
okizaku@日本あーあ党 @okizaku

(……これで、私が行政法は素人だという証拠が残ったから、山の上大学に引っ張られることもなかろう……w)

2012-01-20 04:25:22
弁護士井垣孝之(法務アウトソーシング) @igaki

行政行為論はいまだによくわからん。というか行政法全体の奥深さというものがまだ感じ取れていない。

2012-01-20 04:31:03
七守玲 @my_ryu

@okizaku @igaki 行政に携わっている人からすると、行訴法・行手法を中心に考えるというのは発想的によく分からないという人が多いと思います。どちらの法律も身近に感じていない人が多そうなので。(本来は、個別行政法・通達だけでなくこの2法も念頭に置くべきだとは思いますが。)

2012-01-20 07:51:26
弁護士井垣孝之(法務アウトソーシング) @igaki

@my_ryu @okizaku 訴訟が主眼の立場と普段の運用が主眼の立場の人の違いですね。ただやはり実際に個別法の条文が機能するのは訴訟の場面という側面は外せないので、行訴法と行手法は外せないし、個別法は実務に出てからやればいいかなあと思います。

2012-01-20 07:55:47
七守玲 @my_ryu

中には違う人もいるけど、行政手続に携わっている人の多くは行政事件訴訟法・行政手続法を身近に考えていなさそうなので(後者はさすがに問題なんだけど、とりあえず横に置いておく)、行政関係者から見ると異論があるかもしれない。でも、igakiさんの言われる方法のほうが勉強はしやすいと思う。

2012-01-20 07:57:32
七守玲 @my_ryu

どこで見たかは覚えてないけど、きっと何かの受け売り : 行政法総論(救済法を除いた狭義の)は、行政目的の実現に向けた手段の類型を体系的に構成したもの、行政救済法は、違法な手段で権利を侵害された者の救済手段の類型を体系的に構成したもの、だと思ってます。行政中心主義と司法中心主義。

2012-01-20 07:58:35
弁護士井垣孝之(法務アウトソーシング) @igaki

立法担当者というのは訴訟になったときにどのように条文が使われるか、ということも念頭に置いているはずで、そうすると行政個別法の規定も行訴法と行手法の規定に即したものにする必要がある。行訴法と行手法のないときにできた行政行為論は解体し、両法の解釈論として再構成すべきではないか。

2012-01-20 08:02:39
七守玲 @my_ryu

@igaki @okizaku どううまく運用しても、最終的に司法手続へ行き着く可能性からは逃れられないので、それに行き着くまでの過程を統制する行政手続法、行き着いてからの行訴法を中心に勉強をする、というのは分かりやすいと思います。

2012-01-20 08:03:28
七守玲 @my_ryu

←最近行政法やってないから変なことを言ってる可能性もある

2012-01-20 08:04:39
弁護士井垣孝之(法務アウトソーシング) @igaki

「司法過程に行き着くまでの過程を統制する行政手続法、行き着いてからの行訴法」という枠組みはは明確には持ってなかったな。確かにそうだ。

2012-01-20 08:05:14
七守玲 @my_ryu

行審法は中2階っぽいとか言ったら関係者におこられそう←言ってる

2012-01-20 08:29:44
七守玲 @my_ryu

行政手続法にも通達があるのを最近知った。総務事務次官通達「行政手続法の施行に当たって」など http://t.co/HGOaqNOn (総務省HP 行政管理局が所管する法令等‐行政手続法)

2012-01-20 12:50:34
七守玲 @my_ryu

行政法の勉強で具体例として触れるといい個別法令って何になるだろう。判例でよく見かける法令(都市計画法とか建築基準法とか?)を類型別救済法なども参照しつつ、丹念に条文を追っていくのがいいのかな。

2012-01-20 12:59:56