「放射線を知る」: 2012/01/13 酒井一夫氏 明石真言氏

:低線量の被曝 (放射線医学総合研究所 酒井一夫氏) 放射線生物学概論   :内部被ばくとその線量評価 -医学的観点から (放射線医学総合研究所 明石真言理事) 広島・長崎やチェルノブイリで実際に起こったこと
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低線量の被曝 (放射線医学総合研究所 酒井一夫氏) 

放射線生物学概論

資料 PDF http://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/event/radiation/pdf/09sakai.pdf
(当時、上記資料が公開されていなかったので、以下同一資料であったところについては低線量WGでの氏の資料のページ数をTwには引用)

ala @w_ala

(…もしかして、と思ったけど、低線量WGと、ショッパナからオナジ資料)

2012-01-13 17:08:15
ala @w_ala

( 低線量WG第一回 2011/11/09 酒井一夫氏資料 PDF http://t.co/WJi5P1wP )

2012-01-13 17:09:30
ala @w_ala

(次は、放射線影響に関する出来事として、1895年X線の発見から、1896年放射線の発見、皮膚の発赤・脱毛減少作用、1901年モルモットのX線急性死、1902年ヒト皮膚癌、1904年ヒト白血球の減少まで)

2012-01-13 17:12:05
ala @w_ala

( X線に手をかざし、見世物興業に関わってたヒトから皮膚癌の症状 )

2012-01-13 17:12:45
ala @w_ala

酒井一夫「放射線により様々な障害があることわかってきた。地球上には、自然放射線レベルの高い地域が存在する。世界平均に比べ、インド・ブラジル・イランでは高い地域がある。0.1Gy・100mSv以上では、白内障・不妊・脱毛・造血系の機能低下が」:WG資料P.5、放射線被ばくの早見図

2012-01-13 17:15:51
ala @w_ala

酒井一夫「確定的影響。組織障害と線量の関係、回復不能で機能喪失・形態異常、影響がでてくる、認められる場合、“確定的影響”という、この線量以上で影響が出てくるぞ、という値を“閾値”という」:低線量WG資料p.6

2012-01-13 17:18:26
ala @w_ala

酒井一夫「雄、人間では男性による一時的不妊など…」 :低線量WG資料p.7

2012-01-13 17:20:34
ala @w_ala

酒井一夫「1個の細胞から生ずる癌、通常の増殖制御を逸脱してどんどん増えていってしまう性質を獲得したものが“癌”と考えられる。閾値というのはないと仮定されている、つまりどんなに閾値であっても線量に比例して癌がおこると言えるが、実際のデータで癌のリスク増加が認められているかというと」

2012-01-13 17:22:21
ala @w_ala

酒井一夫「広島・長崎の被爆者12万人60年の影響をABCCが調査している。全固形癌の相対リスク、いまのところ疫学の専門家のコンセンサスは100mGy以上、それ以下ではデータはあるが確たる結論得られていない。そういう状況を先程の早見図にあてはめてみると…」 :低線量WG資料p.9

2012-01-13 17:26:00
ala @w_ala

酒井一夫「100mSv以下では確たる影響あるとは言えない、とはいいながら、低い線量のところでの影響見積もるこ、防護の観点から重要。このような考え方、“直線閾値ナシモデル”、LNT、放射線管理の立場から導入されている、これがしばしば誤解を生む」 :低線量WG資料p.10

2012-01-13 17:28:39
ala @w_ala

酒井一夫「直線閾値ナシモデルに対し、発癌リスクと線量、自然放射線量の影響を鑑みたところで考えることが実際かと…」

2012-01-13 17:30:11
ala @w_ala

酒井一夫「LNTモデルの背景、癌への関係、低線量影響の考え方には2つ。①米国科学アカデミーBEIR委員会他ではDNA損傷が重視され、どんな線量でもDNAを傷つけるという考えに立つ、②フランス医学およびアカデミー、生体防御機能の重視、共に05年報告書」:低線量WG資料p.11、12

2012-01-13 17:34:01
ala @w_ala

酒井一夫「正常な修復機能を失うこと、“細胞の癌化”という、ここまでにも抗酸化物質による活性酸素の除去、アポトーシスによる潜在的癌細胞の除去、それらのハードルを超えても免疫系の癌細胞除去機能…と生体には実に巧妙な機能が備わっている」

2012-01-13 17:38:49
ala @w_ala

酒井一夫「これらの生体防御能力による対処できるレベルを超えたところが正味の障害であるという考え方が先程の、生体防御機能の重視モデル」

2012-01-13 17:39:45
ala @w_ala

( 疫学データの情報源の比較: ①原爆被爆者、②医療被ばく者、③放射線作業従事者、④高自然放射線地域住民に対し、A性別、B年齢範囲(広範囲・限定)、C身体的・精神的バイアス(有無)、D線量率(高低) )

2012-01-13 17:42:28
ala @w_ala

酒井一夫「こうして考えると、高自然放射線地域住民のデータ、低線量被曝の影響を考えるには重要な示唆を与えてくれると。インドの高自然放射線地域のデータ、原爆被爆者との比較、生涯被ばく線量が同じであってもリスク増加が認められない」:低線量WG資料p.15

2012-01-13 17:45:38
ala @w_ala

酒井一夫「また、中国高自然放射線地域における癌死亡リスク、年間線量データ、リスク増加認められない。これらのこと、どう考えるかということだが、生体防御能力によって対処してくれるので、それを差し引いたものが“正味の障害”となると」:低線量WG資料p.16

2012-01-13 17:47:57
ala @w_ala

酒井一夫「まとめとしましては、直線閾値ナシモデルと現実の健康影響、生体防御機能がきちんと働くような、低い線量レベルでは、直線閾値モデルは必ずしも現実の生体影響を反映するものではない。測定は大事なことは大前提」:低線量WG資料p.17

2012-01-13 17:49:34
ala @w_ala

酒井一夫「内部被ばく、定義を申し上げます、“体内に取り込まれた放射性物質が体内にとどまり、長期にわたって持続的に放射線を出し続けることによって生じる被ばく”、このようなことを聞くと外部被ばくに比べ影響が大きいと懸念されるが、外部・内部被ばく同じ」

2012-01-13 17:51:01
ala @w_ala

「体内に摂取された放射性物質による被ばく線量評価、摂取Bq→体内挙動・分布・減衰・排出→線量評価、身体の内部に線源あろうが外部にあろうが、影響同じ。内部被ばくの線量、物理的半減期と排出などによる減衰を鑑みた上、組織や臓器への影響足し合わせ線量率を評価(預託線量)」

2012-01-13 17:55:31
ala @w_ala

酒井一夫「これらのこと、一般のヒトにわかりやすく何とか伝えたいと作成した放射線被ばくの早見図、まだまだ改良の余地ある。ご意見など、お寄せいただければ」 PDF http://t.co/BNLxwnmO

2012-01-13 17:58:11
ala @w_ala

(質疑:早見図わかりやすいと思うのだが、時間の観点はどう考えたらいいのか) 酒井一夫「仰る通りで、年間線量と一瞬の線量、一緒になってしまっている、改訂版では、その点表現できたらと考えている」

2012-01-13 18:03:22
ala @w_ala

( 質問、ホルミシスww )

2012-01-13 18:03:56
ala @w_ala

(質疑:先程のインドのデータなどもそうだが、外国では、むしろある程度浴びた方がいいという考え方もあるのでは) 酒井一夫「ホルミシスの研究、わたしも携わったことがあるが、影響、あるヒト・ないヒトいるので、放射線防護の観点からは、いまのところ言えない」

2012-01-13 18:06:03
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