授業で柔道を教えるなら「受け身」だけ?

NHK大阪発の「かんさい熱視線」 「大丈夫か 柔道 "必修化"」 柔道死亡事故多発、それでも必修化 2012年1月27日(金)午後7:30~7:55放送 続きを読む
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やまほな @y_honami
「かんさい熱視線~柔道の死亡事故多発!それでも必修化?」を見た。武道必修化が始まると、柔道経験のない教師も授業を行うことになる。
岡本真/最新著『未来の図書館、はじめます』販促中 @arg
武道必修化。実は柔道歴10年(中高大)黒帯の私が少し語ろう。
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中学の時は部活、高校の時は道場、大学の時は(一応)体育会系運動部。黒帯取得は高1のとき。中学校の部活は強豪校。3年時に横浜市大会(団体戦)優勝。私は当然代表選手に入れず。
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柔道を始めたのが、強豪校だったので、練習は厳しく、同時に地道。4月に入部し、6月くらいまでは1年生はひたすら体力づくり走り込みと、腹筋背筋、そして首周りの筋肉の強化←武道必修化的に重要
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同時に徹底的にやるのが「受け身」の練習。やや高度な前回り受け身以外の受け身全パターンを習得。個人差もあるけれど、一番恐怖感があるのは前受け身(倒立からそのまま前に倒れ込む)、きちんと習得する難易度が高いのが横受け身後ろ受け身
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基本的に受け身の基本は頭部を強打しないように体を曲げたり(後ろ受け身の場合は猫背になる)して、頭部が接地しないようにし、さらに着地の衝撃を受けないようにする。
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受け身が一通りできるようになって、初めて「打ち込み」という二人で組みあって、技の基本動作を学ぶようになります。「打ち込み」では、相手を投げたり、倒したりしません。技をかける前のところまで。
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「打ち込み」で、いわば拳法・空手でいう型がある程度、身についたら、ようやく「乱取り」という実戦形式の練習に入ります。ここでは相手を投げ、倒すまでやります。
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そして、大事な点ですが、「乱取り」に入る際に徹底されるのが、「引く」ことです。相手を投げたときや足をかけて倒したとき、最後に相手のえりやそでを上方に引き上げることを指します。
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「引く」ことを身につけることで、柔道は喧嘩でも殺人技でもないことを学ぶという風に私は理解しています。つまり、「引く」ことで、相手が激しく打ちつけられたり、倒れたりした際に、体を強打することを防ぐわけです
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あ、一つ抜かしていた。ちなみに、相手を投げたり、払ったり(足腰ではらいのける)、刈ったり(足をかける)する技を立ち技と言いますが、基本的には、立ち技の練習である打ち込みや乱取りに入る前に徹底的にやるのが、寝技です。
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寝技は畳の上で、原則的に両膝をついた状態で相手を抑え込む技ですね。地味ですが、よほど強くない限り、寝技が強くない限り、勝てません。203連勝、外国人に無敗の山下泰裕さんは寝技が強いがゆえに、巨漢の外国人選手に勝てたわけですね。
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寝技はかなり体力を使います。全身運動といってもいい。その前の基礎トレーニングの成果が問われます。※ちなみに、私は寝技嫌いで、黒帯の昇段審査(1級同士で試合をします)では、投げた後、抑え込まずすぐに立ちあがって立ち技で決めようとしたので、すごい怒られました。。。
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余談だが、寝技の練習を本当にしっかりやった柔道経験者は耳が変形します。いわゆる餃子耳になる。なので、もし、周囲に餃子耳の方がいたら、強いと思ってよいと思われます。前述の通り、寝技嫌いな私は10年やったのに耳変形がないので、キャリアを疑われることがあります。
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で、本題に戻すと、毎日朝1時間、夕方3時間 ※私の頃は土曜は半ドンにつき、土曜5時間+日曜も特訓とか練習試合 くらい練習がある中学校の柔道部では、4~6月:基礎トレーニング&受け身 ※上手な場合は寝技とか簡単な立ち技(主に足技)、7月あたり:寝技&打ち込み、8月あたり:乱取り 続
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という風に進んでいくわけです。もちろん、これは私の体験だし、かなり昔の記憶なので、前後に多少の移動はあると思います。いまも覚えていますが、豪快な技にあこがれて入部したのに、ずいぶんつまらないなあと思いました。
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しかし、おかげで中学校の3年間で柔道では打撲以外の怪我はしなかったし、その後の人生でも10段の跳び箱から落下した際とか、チャリで坂道疾走中にこけて道に投げ出されたときも、咄嗟に受け身をとり、大事には至りませんでした。これは本当に柔道をしてよかったと思うこと。
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で、受け身は手で畳をパンと叩いて振動衝撃を和らげる意味があるだけでなく、先にも述べたように、姿勢をつくることが重要です。特に倒れる等の姿勢が崩れる際に、咄嗟に顎を引き後頭部を打たないようにします。これが身についていないと、また相手が「引く」ことができないと、軽く投げられただけでも
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死亡事故や大けがにつながる可能性があるわけです。
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で、結論ですが、武道必修化と言ったって、毎日練習するわけでもなく、それくらいの練習量では、柔道経験者としては、具体的な技に入るのは危険が大きいと思います。また、体育大学を出ている方も多いとは言え、体育教員の方々に「引く」ことを理解し、始動してもらうのは現実的ではないと思います。
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大阪ではそうするらしいけれど、3年間、ただ受け身の練習をするだけで十分じゃないでしょうか。地味ではありますが、実はとても大切な護身術の習得にはなると思います。あとは、授業中にふざけるアホガキを先生がきちんとぼこるのみかなあ。
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以上、武道必修化を巡るなんちゃって柔道経験者一応黒帯の見解でした。※経験の内容によって、このへんの考え方はかなり異なると思うので、他の柔道経験者のご意見も参考に。
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武道必修化Tweets、誰かまとめてくれたら嬉しいかも。私は柔道はやっぱり好きだし、機会があれば、またやりたいと思う。でも、柔道で人が亡くなるなんていやだよね。
@maomk68
柔道の時間で一番時間を割いて教えてきちんと全員に身につけさせないといけないのは受け身の取り方である。3年かかる。
まっす @dai_ahiru
武道の中学必修化で、死亡事故の多い柔道の安全性が問われている 武道をやるのはいいことだと思うけど、柔道未経験の教師が指導する可能性があるのはやはり心配だね…
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コメント

kartis56 @kartis56 2012年1月28日
2010年末に作成された類似のまとめがあるんですが、なぜか変な人にごっそり削除されていますね。 http://togetter.com/li/79702
Ikunao Sugiyama @Dursan 2012年1月28日
日常生活で「受身」って結構役に立つんだよね
Narniancat @narniancat 2012年1月30日
でも今の指導要領だと1年生から「体得する投げ技:体落、大外刈、膝車、体得する固め技:袈裟固、横四方固」となるののでは・・・ 柔道チャンネル>中学校の武道(柔道)必修化>柔道の学習内容 http://www.judo-ch.jp/j_highschool/naiyou/
匣河豚工房 @hakofuguf 2012年2月7日
うん、受け身だけで十分教育的な目的は果たせる、無理してそれ以上の事を少ない時間だけでする必要は無いし、やりたい子だけ本格的に部活や道場にいけばいい。
みなかがみ @minakagami316 2012年4月25日
若かりし頃、左カーブでハイサイドして対向車の間をすり抜けて向こう側のガードレールまで転がって行ってもケガ一つなかったのは前回り受け身を習得していたから。ソース俺。
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