「災害廃棄物の燃焼試験に関する報告」を読む

廃棄物資源循環学会の災害廃棄物対策・復興タスクチームにてまとめられた報告書を読んでみました。 僕が思った問題点も最後の方に書き連ねましたが、門外漢なので読みこなしに問題あればご教示ください。 報告書はこちらから入手できます。 続きを読む
環境 燃焼試験 原発 廃棄物資源循環学会 がれき 災害廃棄物
2192view 1コメント
6
@gmax_jp
「災害廃棄物の燃焼試験に関する報告について」「主たる目的は、1)燃焼分解処理対象の廃棄物性状把握、2)災害廃棄物を混合燃焼した際の塩素系化合物に関する環境保全性能の確認、3)災害廃棄物の処理に伴う放射性核種の挙動確認」 http://t.co/E9oDdlv2
@gmax_jp
災害廃棄物の燃焼試験に関する報告書 http://t.co/Idk26CyR 「実際の災害廃棄物を対象に、ダイオキシン類排出削減対策が実施された いわて県北クリーンにおける実炉(ストーカ炉、日処理量80 トン)を活用した燃焼試験を行い、適正処理性能について検証、確認」
@gmax_jp
燃焼報告) 生木や家屋系大型木材を利用したパーティクルボードなどのリサイクル目的以外の廃木材を含む可燃ごみが、主たる対象。岩手県野田村の一次集積所にあった混合可燃物30 トン程度を対象に試験燃焼。
@gmax_jp
燃焼報告)畳や布団は受け入れ、金属や太い針金類、コンクリート、破砕機に入らない大型物は含まず。災害ごみ20%混合。二日間運転。分析対象は1)固形物:投入物(廃棄物)、主灰(燃え殻)、ボイラ灰、飛灰 2)排ガス:二次燃焼出口、ガス冷却出口(バグ入口)、煙突最終排ガス
@gmax_jp
訂正 燃焼報告)全対象の分析項目は 1)ダイオキシン類(PCDD/Fs、ダイオキシン様PCBs) 2)放射能濃度(Cs134,137,I-131)その他固形物、ガスに応じた分析項目を設定。

http://twitpic.com/8dmlqz 施設のプロセスフロー

@gmax_jp
燃焼報告)調査対象となった焼却施設は、焼却炉出口は2段バグフィルタ、溶融炉出口は1段のバグフィルタ。ただし、試験では溶融炉は使用せず。排ガス測定ポイントは 二次燃出口、ガス冷出口、煙突、2段目のバグフィルタ(No.2BF)出口
@gmax_jp
燃焼報告)災害廃棄物を20%含む試験燃焼と、対照として災害廃棄物を含まない試験燃焼も燃やしている。燃焼物は雑芥(紙やプラスティック)、汚泥(様々な事業者から出される)、排液(廃アルカリ、廃酸液)それぞれ投入方法が異なる。
@gmax_jp
燃焼報告)通常は、雑芥と汚泥がストーカー炉、汚泥はロータリーキルンからも投入、排液はロータリーキルン付属のノズルより投入される。
@gmax_jp
燃焼報告)ストーカー炉 http://t.co/0vi5ELJW 格子状に組み合わせた金属の棒の上でゴミを転がして乾燥させながら燃やすもの。
@gmax_jp
燃焼報告)ロータリーキルン http://t.co/0gHUikFv ゴミを攪拌させながら燃焼させる。1450℃位まで温度が上がる。
@gmax_jp
燃焼報告)ストーカー炉の燃焼は800〜950℃。が一般的らしい。
@gmax_jp
燃焼報告)災害廃棄物は今回ストーカー炉に投入して試験。岩手県の場合、災害廃棄物の8割は木くず。組成分類は 紙類、繊維(布団等を含む)、厨芥、草木、プラスチック類、ゴム・皮革、その他可燃物、金属類、ガラス・石・陶器、その他不燃物
@gmax_jp
燃焼報告)なお5mm以上の固形物は5mm以下と鳴るように破砕前処理実施。
@gmax_jp
燃焼報告)排ガスは ろ紙(粒子状物質)、ドレイン水(水溶解物質)、活性炭(ガス状物質)で集めてサンプルとした。
@gmax_jp
燃焼報告)海水を被った木質廃棄物。海水をかぶっていない一般木材は0.011~0.044%の塩素含有率。一方海水を被ったものは0.461%が最大。
@gmax_jp
燃焼報告)災害廃棄物と雑芥の組成比較。災害廃棄物は生木37.1%と建築用木材38.2%合計で8割異常木材が多い。一般雑芥ではプラスティック類が最多で55%、ついで繊維11.2%
@gmax_jp
試験燃焼)焼却排ガスについては、災害廃棄物の方が内容均質であり制御しやすいらしい。二次燃焼室出口温度は平均値950℃程度とのこと。塩化水素含有は規制値(430ppm)を大きく下回る他窒素酸化物も規制値(250ppm)を超えていない。(規制値はダイオキシン類対策特別措置法準拠)
@gmax_jp
試験燃焼)ダイオキシン類は0.014 ng-TEQ/m3N(規制値1 ng-TEQ/m3N)、通常のごみ処理と同レベル。燃焼サイクル中のサンプルは二次 燃焼質出口において1.6 ng-TEQ/m3N 、ガス冷却塔出口において14 ng-TEQ/m3N でその後バグフィルタにて低減
@gmax_jp
試験燃焼)ダイオキシン類は、焼却直後低く、ガス冷却塔(320℃程度)で再合成されるため濃度が上昇しているとのこと。低い温度でダイオキシン類が増えるのは既知の現象。
@gmax_jp
試験焼却)焼却灰試料については「焼却灰(主灰)に比べて後段のプロセスで採取されるボイラ灰、飛灰中のダイオキシン類濃度が高くなる傾向にあった。その濃度は2 回の試験で毒性等量にして0.49~1.7 ng-TEQ/g」

理解を深めるために投入された廃棄物試料について自分で計算してみた。

@gmax_jp
試験焼却)災害廃棄物の放射性物質濃度は組成物ごとでもいずれも定量限界以下(ND)、一方通常廃棄物は雑芥で450Bq/Kg-wetであり通常廃棄物のほうが高い。これは空間放射線量の低い岩手北部での傾向であり、県南ではこの傾向は逆転するものと推測。
@gmax_jp
燃焼試験)投入された廃棄物の放射性物質の量などをp40の表から粗計算。災害廃棄物はいずれもNDとなっているが、限界値の60%の含有と仮定、また排液の放射性物質密度が不詳なのでこれは除外。災害廃棄物20%含有の試料全体で5.2万Bq、対照試料で11.7万Bq。雑芥が総量に厚く関与。
@gmax_jp
燃焼試験)ここでそもそも疑問なのは、野ざらしにされているがれき類より雑芥(一般家庭などから出てくるもの)の方が高い放射性物質含有量というのはどういうことなのか?ということなんだけど…
残りを読む(34)

コメント

gmaxとかMaxと @gmax_jp 2012年1月31日
森口祐一さん(@y_morigucci)、吉田紀子さん(@jerico4)のご両人とのやりとりを追加しました。
ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする