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2012年1月31日

紙の教科書と電子教科書、それらを扱う事とは。

電子教材のニュースから、大杉信雄(@nobuo_o)、高畑正幸(@bungu_o)、ぶんぐったーの中の人(@bungutter)の三氏の意見を簡単にですが、まとめさせていただきました。 (追記) 2012/01/31 14:40 電子教材関係のpostを随時追加していきます。 誰でも編集可能なので追加等ご自由にどうぞ。
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大杉信雄 @nobuo_o

電子教科書、iPadでいいのでしょうか? http://t.co/x0YhVRgK

2012-01-30 19:47:49
高畑正幸 @bungu_o

電子ツールになんらかのアクションを起こした時のリアクションは、人が自然を模倣して設計したものだ。紙と鉛筆で得るものとは情報の本質が全く違う。初等教育における教科書の電子化は、高等教育のそれとは異なる重大な問題を含んでいると私は思う。教科書とノートは紙で良い。

2012-01-30 20:16:26
高畑正幸 @bungu_o

紙には厚みがあり重さがあり弾性があり反射があり透過があり摩擦がある。紙と鉛筆が我々に返す教師よりも厳格に一貫したルールはいつも絶対に裏切らない。人は、周囲の物理現象との関わりを何度も繰り返し触れることで理解する。自分と世界の関係を結ぶまではiPadより紙と鉛筆と消しゴムがいい。

2012-01-30 20:28:50
高畑正幸 @bungu_o

学童にとって、教科書は、記載されている内容を学ぶこと以上に多くのことを学ぶための素材であることを忘れてはならない。教科書が破れたり汚れたりするのも、教科書に備わった機能だと私は思う。

2012-01-30 20:38:34
高畑正幸 @bungu_o

世界の操作方法はフリックやピンチ以外にたくさんあることを知るべきだし、世界の解像度は132PPIよりもずっと高い。蝶の羽根は30fpsよりも滑らかに動くし、夕暮れの群青はRGBでは表現できない。ハーモニカの音だってMP3じゃ正確には再現できない。その割り切りを知ってから使えば良い

2012-01-30 20:45:52
高畑正幸 @bungu_o

私は単にノスタルジーや、思い入れで紙にしがみついているのではない。人には、世界に対する入出力の訓練をする期間が必要で、その訓練のツールとして、デジタルツールは、誰かが恣意的に設計したリアクションを表現する以上、性能の如何に関わらず本質的に不向きであると言いたいのだ。

2012-01-30 21:02:40
高畑正幸 @bungu_o

大人になってからのノートが紙であるべきかどうかは、まったく別の問題。文字化あるいは図表化された情報はすでに抽象化された概念だから、その抽象度合いと、自分の入出力の癖によって適したツールを選べば良い。万年筆か、ワープロかは、自分の書きやすい方で良い。

2012-01-30 21:26:05
大杉信雄 @nobuo_o

私は小学生の時から「教科書」の存在がナゾでした。先生がせっかく説明してくれて生徒が黒板の内容をノートに書き写してるのに、なんで教科書必要?ノートなら自分で好きなようにメモれるし、書き方も工夫できるから、自分で教科書つくってしまえる。

2012-01-30 21:17:31
大杉信雄 @nobuo_o

だから先生は必要な情報をOHPに投影するとか黒板に書いてくればいい。ノートだけを持って来て、持って帰る。だから自分ノート作りに熱中していた。

2012-01-30 21:19:24
大杉信雄 @nobuo_o

教科書いらない派としては、それでもやっぱり教科書ないと困りますよと言われるなら、電子教科書は有効かな、いやそれくらいでいいのかも。

2012-01-30 21:23:49
大杉信雄 @nobuo_o

現実の教科書の役割は、それが紙だろうと電子だろうと関係なくて、その上にあるもの。つまり検定だとか指導要綱だとか、その象徴になっていることですよね。RT @bungu_o: 教科書は、記載されている内容を学ぶこと以上に多くのことを学ぶための素材であることを忘れてはならない。

2012-01-30 21:38:54
ぶんぐったーの中の人 @bungutter

iPad教科書について(1)。文具王のツイートを見て、いくつかつぶやきます。子どもが本来手にするのは、紙と鉛筆である「べき」とは思わない。それが原始的であるか、電子的であるかの問題ではなく、「ひとつの道具」であることを教師が教えられるかどうか、だと思う。

2012-01-30 21:51:35
ぶんぐったーの中の人 @bungutter

iPad教科書について(2)。道具である、という前提であれば、「使い方を身につける」がゴールであると思う。そこに書かれている内容を理解することはその先にあること。それは毛筆でも同じことで、「筆と墨という道具の使い方」を覚えることから始まると思う。毛筆を知らずに行書体は読めない。

2012-01-30 21:54:20
ぶんぐったーの中の人 @bungutter

iPad教科書について(3)。いかなる道具であっても、まずはその道具を(何を考えることもなく)使える必要がある。紙の教科書であれば、何を考えることもなく使うことはできるだろう。ただ、これからの時代に見合った道具を使いこなせるようになることは、身につけても損はない。

2012-01-30 21:57:53
ぶんぐったーの中の人 @bungutter

iPad教科書について(4)。その観点に立てば、(おそらく彼らが最初に覚える「表現する道具」であろう)紙と鉛筆が使いこなせるようになるまでは、新しい道具を渡すのは早い気がする。ひとつの道具すら身につけないままに新しい道具を渡しても、そこにある「違い」こそが重要とは気づかない。

2012-01-30 22:00:02
ぶんぐったーの中の人 @bungutter

iPad教科書について(5)。ただ、ある程度の学年になれば、教科書の媒体が複数あることは否定はしない。ただ、算数に電卓が出てくるように、教科書を電子的にすることの「メリットとデメリット」をどうやって子どもたちに教えるのか。大人(家庭+教師)の教え方が最終的な課題になると思う。

2012-01-30 22:06:43
ぶんぐったーの中の人 @bungutter

iPad教科書について(6)。たとえば、簡単にできない化学反応を教えるとき、iPadを見せて「ナトリウムは黄色の炎色反応です」と言えば終わりになるのか。iPadで表示されたから、というのはあまりにも味気ない。十分に安全に配慮した上で、実験してみせるのが教師のように思う。

2012-01-30 22:10:49
ぶんぐったーの中の人 @bungutter

iPad教科書について(7)。紙の教科書にできない表現がiPadには可能だし、iPadにはできない「図と文字から理解する能力」は、おそらく紙の教科書には勝てない。教科書のゴールが「子どもたちに理解してもらう」ことにあるのだとすれば、どう使うのか、という教師の質が問われる。

2012-01-30 22:17:42
ぶんぐったーの中の人 @bungutter

iPad教科書について(8)。ゴールが何かということと、「複数の手段があって、初めて目的が明確になる」ということを考える。教科書のゴールは「理解してもらうこと」にある。複数の媒体が出たことで、教科書のゴールはより鮮明になり、使う/使わせる人の手腕が問われる。

2012-01-30 22:21:16
ぶんぐったーの中の人 @bungutter

iPad教科書について(補足)。ただし、アクセシビリティの観点として、たとえば文字を数倍に大きくしなければならない場合や、音声で伝えなければならない場合は、かなり強力な道具となる。これは紙の教科書では難しい場合が多い。ただ、この場合も「道具」であることの認識は必要だろう。

2012-01-30 22:23:04
ぶんぐったーの中の人 @bungutter

iPad教科書について(終)。「いくつか」といいながら、ずいぶんとつぶやいてしまいました。文章が常体なのは、単純に文字数削減のためです。ご意見はいろいろあろうとは思いますが、まずは「言ってみる」ことにしました(が、スジが誤っていればご指摘ください>文具王さま)。

2012-01-30 22:26:01
高畑正幸 @bungu_o

@bungutter 「道具を使いこなすこと」過程としては重要だけど、ゴールだとは思っていないのですが、それ以外ほぼ同意です。

2012-01-30 22:26:32
高畑正幸 @bungu_o

@bungutter 特に、アクセシビリティの問題は、テクノロジーで改善できるなら迷わず導入すべきだと思います。

2012-01-30 22:29:00
ぶんぐったーの中の人 @bungutter

.@bungu_o (2)についてですね。言葉が足りませんでした。「道具」のゴールではなく、「道具を使う最初の目的」とさせてください。道具は、「使い方を身につける」を達成した上で、「それを使って何かを生み出す」ことにゴールがある、というのが私の解釈です。

2012-01-30 22:29:37
高畑正幸 @bungu_o

@bungutter 多分その、道具の使い方を身につける時に、石墨、毛筆、鉛筆、万年筆、ボールペン、といった道具と、デジタルツールは、意味合いがかなり異なると考えています。デジタルツールだけは、身につける技術に普遍性がないんです。

2012-01-30 22:33:12
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コメント

mic%親馬鹿です@ファイザー2回目完了後2w経過 @mic_ab 2012年1月31日
電子ツールと紙の教科書・ノートを比べた時に、紙のものは教師ですらコントロールできない領分があるというのもメリットかと思います。逆に言えば、教師・教材・生徒の三角形がきちんと成立していればこだわりはないのどですが、電子書籍は((教師・教材)・生徒)になりがちで不安。
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