等価線量から実効線量にかけての理解の落とし穴

出ている表はまったくもって間違っているので、決して参考にしないでください、、 そもそも、等価線量って臓器/Kgあたりのエネルギー吸収率だったのね、、(orz いやよく考えてみれば当然なのか、、体重違ってたら変わるもんな、、そんな固定値を使うはずがないか、、、 続きを読む
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等価線量は、器官・組織の吸収線量に放射線荷重係数と云われる器官・組織のミクロ的にみたエネルギー吸収の仕方による障害の起こし易さの係数を乗じた線量である。係数の数値としては、現在は放射線の種類やエネルギーによって1,5,10,20のいずれかの数値が与えられている。一方、放射線感受性は人体の各器官・組織によって異なる。全身が均等に被ばくすることもあるが、多くの場合は不均等被ばくである。この場合、器官・組織ごとの等価線量を論ずるよりは、被ばくした各器官・組織の放射線感受性の係数を等価線量に乗じて合計し、全身が均等に被ばくした場合に換算した線量として一元的に論ずることが便利である。この係数を組織荷重係数、全身均等被ばくに換算した線量を実効線量と称する。
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_No=09-04-02-02

Seiichi Ushikubo @sushikubo

@myen ICRP pub.60 で導入された実効線量 E は、次式で定義された。ここで、WTは組織Tの組織加重係数、またΣWT=1である。(ICRP pub.103 (B57)) http://t.co/QeCiyrNi

2012-01-29 22:43:58
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吸収線量 きゅうしゅうせんりょう

 放射線防護上の基本的な線量。物質によって吸収された電離放射線エネルギー。記号Dで表され、微少体積要素(dv)中の物質に付与されたエネルギー(dE)についてD=dE/dvで定義される。単位質量(kg)の物質に吸収された放射線のエネルギー(J)の単位で表され、この単位にグレイ(Gy)という呼び名が与えられている。従来の単位radは0.01Gyに当る。

放射線荷重係数 ほうしゃせんかじゅうけいすう
 weighting factor。1990年のICRP勧告によると、放射線量評価における荷重係数には放射線荷重係数WRと組織荷重係数WTがある。吸収した線量にWRを掛けた量を等価線量(線量当量)といい、これは線量当量と基本的に同じであるので、WRは従来の線質係数に代わるものである。さらに臓器や組織に関係なく等価線量を加算できるようにするためには、等価線量に相対的な組織の感受性を表す荷重係数を掛けて得られる量を使う必要がある。この係数がWTである。それ故被爆したすべての臓器・組織について等価線量にWTを掛けて加算したものが実効線量当量となる。

注意  暫くはまったく間違った持論を展開しているので、信じないでください。 *

リーフレイン @leaf_parsley

@MAKIRIN1230 ええと、http://t.co/PPlzhax5 で試みていたのは、臓器の重さの比率がそのまま等価線量係数であると仮定した場合、どういう試算になるかだったんです  @yoka72

2012-01-31 11:12:39
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リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @MAKIRIN1230 @yoka72 等価線量が100m㏜だった場合、その100ミリシーベルトを臓器別に振り分けたのが最初の欄。次が各係数で、それを掛けたのが実効線量の欄(一番下がその合計になります)

2012-01-31 11:16:05

表の数値をおっかけて独自すぎる解釈
とりあえず、十分の1に抑えるというのは、たまたまヨウ素131の係数がそうだっただけで、一般性があるわけではない

リーフレイン @leaf_parsley

@MAKIRIN1230 この件なんですが、ちょっとわからなくて、説明お願いできますか? 実効線量計算はおおざっぱにいえば等価線量数値を十分の1に抑え込む働きをしていますが、実効線量を出すために組織荷重係数を掛ける計算は、各臓器の等価線量ごとに行い、それを足します。 (続く

2012-01-31 10:22:10
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @MAKIRIN1230  計算経過をみる限り、臓器ごとの感受性を反映しているのは、等価線量計算時で、実効線量計算時にはその感受性を全バランスによってむしろ均しています。0.04という甲状腺の数値は0.12というその他にかかる係数より小さいため、(続く

2012-01-31 10:28:22
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @MAKIRIN1230 甲状腺被害評価を小さくする働きをしていませんか?

2012-01-31 10:29:35
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

これは昨日も強調した話なのですが、適切な順番で線量について学ばなかったため、生じている誤解だと思います。実は多くの専門家という人たちも物理的な吸収線量についてきちんとイメージできていないことによってデタラメな説明をしていることすら理解できていません。 @leaf_parsley

2012-01-31 10:50:34
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

まずは、完全に物理的な量である吸収線量についてきちんと理解する必要 があります。定義は「単位質量あたりの吸収される放射線のエネルギー」 という感じで簡単ですが、侮ってはいけません。@leaf_parsley

2012-01-31 10:53:33
リーフレイン @leaf_parsley

@MAKIRIN1230 @yoka72 吸収される=損害と 思っていいですか?

2012-01-31 10:56:10
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

当然、吸収線量は生物学的な細胞の放射線に対する感受性とは関係ない量です。また、β線とγ線については放射線荷重係数が1なので、それらによる被曝については吸収線量と等価線量は等しくなります。 @leaf_parsley

2012-01-31 11:00:00
リーフレイン @leaf_parsley

@MAKIRIN1230 はい。大人の甲状腺等価線量係数が、体重比とほぼ一緒だったので、体重換算は等価線量で行っているのだなと勝手に評価していたのですが、、

2012-01-31 11:03:54

かなり勝手な思い込み↑

MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

実効線量というものは、広島・長崎の原爆被爆者の疫学データと対応させるために考え出された量ですが、その際の被曝はγ線による外部被曝なので、各臓器の吸収線量と吸収線量は等しくそれらは均一の値になっています。 @leaf_parsley

2012-01-31 11:05:04

EER× 訂正 ERR〇   

MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

しかし、この時生じた過剰相対リスク(EER)は臓器の質量に比例していませんでした。仮に各臓器の細胞の放射線に対する感受性が等しいとするとEERは臓器の質量に比例するはずなのに。(ここら辺のことが吸収線量を正しくイメージできていないと理解できません。) @leaf_parsley

2012-01-31 11:14:01
リーフレイン @leaf_parsley

@MAKIRIN1230 これは何故比例しなかったんですか?@yoka72

2012-01-31 11:18:17
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

細胞によって放射線に対する感受性が違ったからです。 @leaf_parsley @yoka72

2012-01-31 12:32:57
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

たとえば、甲状腺の質量は全身の質量の約3000分の1なので、仮に各臓器の放射線に対する感受性が等しかったとすると、広島・長崎の被曝者の場合、甲状腺の放射線に対する過剰リスクの全身のその過剰リスクに対する割合は約3000分の1になるはずなのです。 @leaf_parsley

2012-01-31 11:22:57
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

そこで、組織荷重係数というものが、その原爆被爆者の疫学データから考案されたわけです。そのデータから甲状腺の組織荷重係数は0.04(以前は0.05)となっていますが、その0.04という値がが直接甲状腺の感受性を反映しているわけではありません。 @leaf_parsley

2012-01-31 11:31:20
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

0.04は25分の1なので、ここで本質的に意味があるのは(25分の1)/(3000分の1)=120という値です。組織荷重係数は放射線に対する感受性以外に発癌以後の経過も考慮されているので、死亡割合の低い甲状腺の癌 でこの値になるということは、(続く @leaf_parsley

2012-01-31 11:39:06