インタラクション2011の中の人・夜中のつぶやきシリーズまとめ

インタラクティブ技術に関する国内最大のシンポジウム「インタラクション」。2011年にその広報用ツイッターアカウントの中の人が、夜中にこっそりと呟き続け、、ひそかに人気となっていたシリーズをまとめました。インタラクション2011終了後に呟かれた、最終回も収録。
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2月3日:始動

それは一見普通の広報アナウンスから始まった。

情報処理学会インタラクション @interaction_j

はじめまして! 情報処理学会の4研究室が主催する、インタラクション技術に関するシンポジウム「インタラクション」の公式アカウントです!

2011-02-03 17:58:25
情報処理学会インタラクション @interaction_j

2011年は、3月10〜12日に、日本科学未来館で開催します。もう参加申し込みが始まっています! 事前申し込みの締切は2月15日ですので、お早めに! http://www.interaction-ipsj.org/2011/register.html #i2011

2011-02-03 17:59:52

「中の人」登場:マイノリティ・リポート

しかしその日の夜中。広報アカウント担当者の暴走が、静かに幕を開けた。

情報処理学会インタラクション @interaction_j

さて、これから中の人が夜中に、古今東西の映像作品におけるインタラクション技術に関するネタを呟いていくよ! 今日のお題は「マイノリティ・リポート」。

2011-02-04 02:25:07
情報処理学会インタラクション @interaction_j

この映画には、当時 MIT タンジブルメディアグループ にいた John Underkoffler がアドバイザーとして参加していて、あの有名なジェスチャーインタフェースのディスプレイの他、映画中の様々な機器のデザイン原案に関わっていたんだ。

2011-02-04 02:31:12
情報処理学会インタラクション @interaction_j

そんな機械の中に、プリコグ機関で犯人と被害者の名前が木の球に刻まれて転がり出てくるものがあるんだけど、これは Durrel Bishop が描いた中で一番有名なコンセプト「Marble Answering Machine」を彷彿とさせるもの。

2011-02-04 02:33:27
情報処理学会インタラクション @interaction_j

留守番電話に吹き込まれたメッセージが、ビー玉くらいのボールとして電話機から転がり出てくる、というアイデア。吹き込まれた順にレールの上に並んでいるから、留守録が何件溜っているか一目でわかるし、つまんで再生機にかければ好きな順番で再生できる。

2011-02-04 02:34:52
情報処理学会インタラクション @interaction_j

もっとも Bishop は、Marble Answering Machine ばかりが話題に上るのが不満だったそうで。他にも沢山の革新的なコンセプトが示されているので、興味のある人は調べてみてね。

2011-02-04 02:36:11
情報処理学会インタラクション @interaction_j

明日は「ネバーセイ・ネバーアゲイン」だよ! リクエストも受付中。それではおやすみなさい。

2011-02-04 03:29:58

ネバーセイ・ネバーアゲイン、PainStation、バトルランナー

情報処理学会インタラクション @interaction_j

ちょっと早いけど、夜中のつぶやきタイム。今日のお題は、「007」がタイトルにつかないジェームズ・ボンド映画、「ネバーセイ・ネバーアゲイン」がお題だよ。

2011-02-04 21:27:13
情報処理学会インタラクション @interaction_j

久々にボンド役に復帰したショーン・コネリーの「ネバーセイ・ネバーアゲイン」、劇中ボンドがラルゴと遊んだ(架空の)ビデオゲーム「Domination」は、二人のプレーヤーが3Dディスプレイを挟んで対面して遊ぶシューティングゲーム。

2011-02-04 21:30:24
情報処理学会インタラクション @interaction_j

3Dディスプレイを二人で挟んで観ている、というアイデアも優れているけど、それ以上に特徴的だったのが、ゲーム展開に応じてジョイスティックに電気ショックが流される、という仕掛け。ダメージを受けるたびに電流の強さが増していく。手を離したら負けというチキンレースになっていた。

2011-02-04 21:33:15
情報処理学会インタラクション @interaction_j

この、「痛み」というフィードバックを返すゲームシステムとしては、かつて「PainStation」という名前で公表され、今は違う名前で呼ばれているシステムが話題を呼びました。ゲームに負けると手首をムチでしばかれるというもの。 http://www.painstation.de/

2011-02-04 21:34:58
情報処理学会インタラクション @interaction_j

他にも様々な触覚フィードバックを備えたゲームシステムが研究開発されています。映画やアニメでもそうしたシステムの描写がよく見られますね。フィクションの世界だとその究極形として、「負けたら死ぬ」ゲームなんてのも。

2011-02-04 21:42:35
情報処理学会インタラクション @interaction_j

中の人が好きなのは、スティーブン・キングの「バトルランナー」。映画は実に素敵なB級ノリですが、劇中、(実際に殺される)役者の顔をCGで他の人のものに置換して放送するというシーンが出てきます。これ、今では実際に行われるようにな時代になりました。

2011-02-04 21:47:20
情報処理学会インタラクション @interaction_j

ちなみにインタラクションではそんなあぶなっかしいデモはありませんので、安心してご来場ください。それではまた明日!

2011-02-04 21:49:37

土日は休みらしい。

情報処理学会インタラクション @interaction_j

「また明日!」って書いちゃったけど、土日はおやすみでした…。月曜日にまたよろしく!

2011-02-06 04:04:54

ジュラシックパーク、ニューロマンサー、ウェインズワールド

この日から、前口上が追加されるようになった。この回の元ネタは城達也の「ジェットストリーム」。

情報処理学会インタラクション @interaction_j

さて、インタラクションがあなたにお送りする夜中の定期便。皆様の夜更しのお供を致しますパイロットは、私、中の人でございます。今宵のテーマは「ジュラシック・パーク」。

2011-02-08 01:56:59
情報処理学会インタラクション @interaction_j

巨大生物の描写にCGをふんだんに取り入れた映画としても非常に有名になった、スピルバーグのヒット作ですが、コンピュータ好きには忘れられないシーンがありますね。そう、レックスが "It's a UNIX system... I know this" とつぶやくシーン。

2011-02-08 02:01:48
情報処理学会インタラクション @interaction_j

彼女はそのUNIXが走っている管理用コンピュータをハックして窮地を脱する訳ですが、あのとき画面上に見えたのは、SGI社の IRIX OS 上で動いている 3D File System Navigator (FNS) と呼ばれるファイルマネージャーでした。

2011-02-08 02:03:13
情報処理学会インタラクション @interaction_j

ファイルシステムを3Dで可視化するというのはかなり昔から様々なシステムが提案されていますが、特殊な用途で重宝されている3Dインタフェースはあっても、一般的なデスクトップでは今のところまだ定着していませんね。

2011-02-08 02:06:43
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