金魚(鈴木ユキオ)「揮発性身体論」の感想

2012.2.3-5 @シアタートラム http://www.suzu3.com
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山岸綾 aya yamagishi @ayamag

(金魚)鈴木ユキオのソロは、自身の身体を、宥めすかし、時に欺きつつ動かしているかに見えた。右肘を上げていくために左脚の側に話す、というような。途中その扱う対象に電球が加わると、抱え込まれて衣装に映ることで形をなす白い光、大きく伸縮する影に目を奪われるが、常に身体に引き戻される。

2012-02-10 18:08:15
MINAMI @minminsaka

そういや金魚を見たのだ。鈴木ユキオのソロダンスで、彼の鍛えられた身体を拝められたのは満足でした。あと、照明がカッコよかったな。微かに違う同系色の地明かりを、重ねズラし角度をつけ絞ったり広げたりすることで、空虚な空間を、様々なカタチにしてしまう巧さ。劇場が肉体みたいだった。

2012-02-08 01:13:25
Shigeki Nakano @ShigekiNakano

金魚(鈴木ユキオ)『揮発性身体論』 ものすごくよかった。身体ってのは実際なんだな。可能性ではなくって。言葉の逆か。とか勝手に考えた。が、そんなことはどうでもよくって。あの時空に身を置けた幸せよ。もう一回観たい。どうにかならんすかねえ?

2012-02-06 00:27:52
五十嵐 寿 H.Igarashi @igarashi134

鈴木ユキオ『発揮性身体論』@シアタートラムへ。鈴木ユキオさん、初見。プログラムノートも何も読んでいませんが、情念とは無縁と思えるその動きと演目の構成に感銘を受けました。文楽が観たくなった。

2012-02-05 21:45:40
サイトウコン @saitohcon

金魚「揮発性身体論」 グループ作品ではカンパニーとしての成長がよく見える。level7の時と今回とではダンサーが別人の様  特に緑の服の方

2012-02-05 21:40:01
安芸 純香 @sumikaaaaki

『揮発性身体論』見てきた。身体がやばい。どうしたらあんな、なんというか、とりあえずやばかったんです(>_<)見に行ってよかった~

2012-02-05 17:02:37
高橋彩子 @pluiedete

金魚『揮発性身体論』は二部構成。鈴木ユキオのソロ「EVANESCERE」は身体に中心点や着地点を作らずどれだけ動き続けるかに挑んだ印象。女性4名が四様に存在する「密かな儀式の目撃者」は安次嶺菜緒が益々の充実ぶり。両作品とも形は違うが身体を考え提示する点でなるほど“身体論”(続く)

2012-02-05 18:08:47
高橋彩子 @pluiedete

(続き1)現前する身体を観ているうちにふと「この身体があればもう動きは何でもいい」などと思いそうな瞬間が何度かあったが、今回の振付は、通常想起しがちな“動きの組み合わせ”よりもっと深層というか、身体自体の強度に辿り着くための手段として機能していた感じ(少なくとも現時点では・続く)

2012-02-05 18:10:43
高橋彩子 @pluiedete

(続き2)今回の金魚は敢えて、外形的な枠組みを早急にまとめ上げることもせず、既存の枠組みを援用することもしなかった。かなり大きなチャレンジの途上であることを感じたので、自家撞着など起こさずにどこまで進んでくれるのか、気になるところ。次作が今のところ来年と、随分先なだけに、余計に。

2012-02-05 18:15:25
宮本晶朗 @miyamonomiyamo

鈴木ユキオさん・金魚の新作@トラム、観てきました。すごく良かったす。最前列の桟敷席で観たのだけど、安次嶺さんが目前15cmまで突っ込んできてビビりました。

2012-02-05 16:41:59
zuzuzuzoo/まだら箪笥 @kuukazoo

今日は2/25、26のダンスシードのDM作業の後、稽古してからシアタートラムへ金魚観に。特別な舞台装置や映像もなく全体的には展開もフラットな感じだけどユキオさんと菜緒ちゃんは体の使い方がすごく変わったなぁと思った。キレとかエッジというより粘りや不思議な捻れ感。

2012-02-05 19:49:32
乗越たかお @NorikoshiTakao

金魚。振りを作ってカウントで合わせるのではなく、身体の質がシンクロすることで動きを生成する。コンマ一秒のことが決定的な瞬間を連鎖させていく。そんな微細なことが気が遠くなるくらいに連なっていき、ダンスに奇跡をもたらすのだ。

2012-02-04 01:36:57
ちびうさぎ @umininjin

鈴木ユキオの「揮発性身体論」 をみた。結構面白かった。観てよかった。

2012-02-05 18:01:55
佐々木敦 @sasakiatsushi

シアタートラムにて、金魚『揮発性身体論』。二部構成で、前半は鈴木ユキオのソロ、後半は四名の女性ダンサーによる作品。トータル90分というダンス公演としてはやや長めだったが、率直に言って非常に素晴らしかった。金魚はここ数年継続的に観ているが、個人的には今までで一番よかったと思う。

2012-02-04 18:22:37
佐々木敦 @sasakiatsushi

というか、変わったと思う。そしてその変化の仕方、ベクトルが、僕にとっては極めて興味深いものだと思えた。そしてそれは、揮発性身体という独特な用語にも表れている。放射や発散ではなく、揮発。身振りの微分と積分。ドラマツルギーを完全に捨て去っているように見えたのも、僕的には大変よかった。

2012-02-04 18:23:08
佐々木敦 @sasakiatsushi

木村覚さんと鈴木さんのアフタートークがある回で、すごく面白くなってたのだが、一時間もやるということで、後ろ髪を引かれながらトラムを出てきた。これまでになくシンプルだが、じつにアトラクティヴな作品に仕上がっていると思う。音響、照明も考え抜かれていた。明日もう一回あります。

2012-02-04 18:23:43
佐々木敦 @sasakiatsushi

鈴木さんとは、いつかゆっくり話してみたい。

2012-02-04 18:24:35
焼鳥山 @yakitori_yamada

金魚『揮発性身体論』@シアタートラム。金魚を見るのは4年ぶりくらい。二本立て。“Evanescere”は鈴木ユキオさんのソロ。鈴木さんが電球を戯れているシーンが好きだった。電球を大きく振り回しているのを見ていたら、魂が落ち着いた。音楽も独特。体の重さを強調するようだった。

2012-02-06 07:48:27
焼鳥山 @yakitori_yamada

{密かな儀式の目撃者}は女性4人によるダンス。昔見たときは、こんなによく動く振付ではなかった気がする。鈴木さんのソロにもあった、関節を使った粘りのある体の動きは昔からあったように思うけれど。

2012-02-06 07:50:12
焼鳥山 @yakitori_yamada

鏡に挟まれた関係のように、2人の女性が同じ振付をする。しかしそれは完璧に同じではなく、時間的に少しズレてもいる。そして、鏡の関係になる相手が変わっていく。振付の中に見えてくる、ダンサーの身体の差異が興味深かった。

2012-02-06 07:53:23
焼鳥山 @yakitori_yamada

振付の中にある身体の差異、同じ空間上に複数の身体がありそれぞれとの関係性の中に、身体の差異、個性が見えてくる、というのを見るのが好きである、というモードに、今自分はなってしまっていて、それ以外の見方に開かれていない状態なんだけど、それだと見えてこないものもあるかな?

2012-02-06 07:57:28
焼鳥山 @yakitori_yamada

@kuukazoo はい、電球のシーンはかなり良かったです。音や展開は抑えめでしたか。確かに踊りが広がっていく、別の展開を次々に見せる、という感じではなかったですね。第二部の、緑色の衣装の女性の方、あの方は鈴木さんの体の質感を受け継いでいる感じがしますね。

2012-02-06 12:05:23
nomame @nonamenonamenof

鈴木ユキオさん、ダンスも考え方も、強度があって魅力的でした。

2012-02-04 19:45:46
唐津絵理 @eri_karatsu

金魚。全体を二部構成にし、鈴木と女性のパートを分離することで、振付家の体現者でもある鈴木自身のダンスを作品構成の軸に据えること、さらに安易な物語の展開を自ら阻止する。その挑戦的な態度に好感をもつ。

2012-02-04 21:29:51
唐津絵理 @eri_karatsu

金魚『揮発性身体論』。最後まで意識的にボルテージを上げず、熱量を抑制。なおかつ仄かに香しく匂い立つ身体は、まさに揮発性(常温で蒸発していくこと)身体そのもの。

2012-02-04 21:28:21