独身騎兵ナガエサ

@e_mutton

残業の手を逃れた永江を待っていたのはまた地獄だった。破壊の後に住み着いた空き缶と空き袋。怠惰が生み出したソドムの街。面倒くささと来客のなさと女子力をコンクリートミキサーにかけてブチまけたここは四畳半のキメラ 次回「掃除」来週と永江と汚部屋に付き合ってもらう

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買い物する者しない者、そのおこぼれを狙う者。財布を持たぬ者は生きてゆかれぬ暴力の街。あらゆる大学生が武装する偶像の町。ここは貧乏学生が産み落とした惑星幻想町の博麗荘。社会人に染みついた財力の臭いに惹かれて食い気な奴らが集まってくる。次回「奢れ」永江の飲む発泡酒は苦い

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かつてあの初々しき歌に送られた女子たち。偶像を愛する誇りを実生活に包ん女子達のここは墓場。無数のギラつく欲望に晒されて居酒屋に引き出される合コンの拳闘士。理由なき彼女達がただ己の生存を賭けて激突する。 次回「コンパ」奢りだから、女子の視線が突き刺さる

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最も危険な罠、それはコンビニ。たくまずして仕掛けられた、レジ前に眠る殺し屋。それは女子力ドーピングと嘯き、偽りの平穏を打ち破る。コンビニは巨大な罠の街。そこかしこで高カロリーを蓄えたツマミが目を覚ます。 　次回　「罠」。 間食も立派な食事。アイス、チョコ、御用心。

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昨日の夜、財布失くして酸の雨に濡れていた。今日の昼、ビールを的に籠を掴んでいた。明日の朝、ちゃちな信義とちっぽけな良心がウコンの力を配置する。休日は社会が作ったパンドラの箱。質を問えるし何でもある。 次回「二日酔い」。結婚、そんな先の事はわからない

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トマトの血潮で濡れた肩。地獄の鍋と人の言う。幻想の街に欠食時代の亡霊が蘇る。博麗の仁義無き奢れの宇宙に、無敵と謳われたたかりポイント特殊部隊。情無用上限無用の外国人。この鍋、8400円なり。最も高価なしゃぶしゃぶ肉。 次回「しらたき」。永江、肉に向かうが本能か

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独身騎兵ナガエサ

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永江は、ラーメンに心を売って明日を得た。 魔理沙は、バイト先の店長の甘言にのって、地獄に落ちた。女は財布に、己の運命を占う。 ここ、幻想の町で明日を買うのに必要なのは財布と少々の女子力。 次回「給料日」。 メイドの商売には死の臭い。

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正月イベントという汚れの海に見え隠れするお年玉という金塊。どうやら学生たちの向ける視線は深く重い。永江の運命は、金で遊ばれる双六だとしても、上がりまでは居留守とスニーキングの外出次第。霊夢が出るか、魔理沙が出るか、欠食児童に挑む永江。 次回「金欠」。永江、敢えて地子を拾うか。

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疲れたのでおしまい

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もちろん書き溜めなんてことはしてないです！