macron氏、経済を語る

@macron_

最後。アゴラ派は供給サイドを「(個別介入的な産業政策ではなく)規制緩和による、何らかのボトルネック解消」により国民経済生産性を引き上げれば良いと考えている。「総需要調整と同時でも構わない」と言う者もいるが、概ね「総需要調整ナシでも単独で効果アリ」と考えられているようだ。

@macron_

次はシュンペーター・ビューとカバレロ・ビューの違いだろう。前者は不況こそ新結合を推し進めるという考え。後者は好況こそ新結合を推し進める（又は、推し進めやすい）という考え。大雑把にアゴラ派は前者・シノドス派は後者のスタンスに立つ。

@macron_

複雑性志向と演繹主義の共存という奇妙な構図になっている。

@macron_

Ｒ＝Ｂ中立命題（公債の中立命題）はマクロだけどミクロ的基礎付けの重視か。

@macron_

念のため記しておくけどおれは供給サイドへの外科手術を否定はしてない。ただし実施の条件として需要サイドの充分なサポートを求めてる。

@macron_

アゴラ派の経済イメージは「デフレ兵糧攻めで惣堀が埋まり、外堀が埋まり、中堀は埋まりつつあるさなか。内堀へ辿り着き本丸を陥とすのはまだまだ…なのに反動分子のリフレ屋どもが余計な茶々入れやがって…」みたいな感じなのかな。

@macron_

アゴラ派が言うようにリフレ政策が失敗して悪性インフレになったら「ゾンビ(官公庁<少なくとも除く日銀>、官公需依存産業、重厚長大産業)」の力も削がれ正規雇用制度・新卒市場主義も吹き飛び、彼らの望む革命は成就しそうなもの。しかしなぜか悪性インフレは×でデフレは△らしい。

@macron_

「もし今が悪性インフレなら悪性インフレを所与とする!!現在はデフレでお手上げだから所与としてるだけだ!!」と言うかもしれない。

@macron_

でもインフレ抑制的な効果のある解雇を中心に規制緩和を単独ででも施行して潜在成長率の引き上げを試みるのは、出エジプトの如き奇跡を起こそうとする試みに等しい。リフレ政策のリスキーさなんぞ規制緩和単独施行のリスキーさには遙かに及ばない。

@macron_

勘違いしてる人が多いので強調しておくが、『リフレ派』も色々だけど「リフレ政策でぜんぶ解決します」とは言ってない。飯田さんなんかはリフレの鏑矢を放ったあと筋トレ経済学─規制緩和・財政再建に取り掛かりたいと公言してるくらいだ。

@macron_

@kumakuma1967_o 第二次大戦後だって供給サイドの経済成長論が主力になったからねえ。いまでも経済成長モデルは経済学のゴールデンコースだし。

@macron_

@uzu_are 長期の財政問題は一に老齢年金、二にクロヨンだとおれは思うな。おれっち消費税はできれば無くせ派なんだけど、もしキープ～引き上げるなら