クラスタ化している日本のファンタジーファン

2012年2月5日から6日にかけてのファンタジー関連のツイートをまとめました。 『幻想文学』誌とファンタジーの話から、1980年代前半には、SFファンダム系のヒロイック・ファンタジーファンともTRPGとも関係のないファンタジーファンの層が存在していたという話へ。 そこから派生して、ひとくちに「ファンタジーファン」といっても、実はクラスタ(個別集団)化しているという話。 続きを読む
文学 書籍 ファンタジー
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『幻想文学』誌とファンタジー
我乱堂 @SagamiNoriaki
80年代のFT事情については、私もさすがにゲームあたりからの発祥は言えるけども、SFからの伏流としてあるものはよく分からない。とりわけ私が気になっているのは東雅夫先生の「幻想文学」で、ブーム華やかなりし頃、書店で大きく扱われてた覚えがあるのだけども、あの雑誌が当時のブームと(続き
我乱堂 @SagamiNoriaki
無関係であったのか、あるいは関係があったとしてもどの程度のものだったのか、ということは興味がある…今月に徳島の北島創世ホールにコられるので、機会があれば聞いてみたいけど、さすがに無理…とかまあそういう訳で、幻想文学と関わりが深い芦辺先生にはそういう感じのことをお尋ねしたいのでした
ありさと⋈ @ailsato
@SagamiNoriaki 『幻想文学』は結局マニア小雑誌だったので、作家志望者には影響あったんだけど、一般読者には影響なかったと思いますよ。石堂藍さんによると、ファンタジー特集はホラー系特集に比べると全然売れなかったとのこと。ちなみに売れたのはラブクラフト特集と吸血鬼特集。
我乱堂 @SagamiNoriaki
今幻想文学をwikiで見てみると、19号(87/7) ヒロイック・ファンタジーとあるから、86年のドラクエとかそういうのに意識している部分もあったのかしら…もっともそれ以外には特に関係ありそうなのはないけども…。
ありさと⋈ @ailsato
@SagamiNoriaki ドラクエは意識してないと思いますが(東雅夫さんはゲームしない。石堂藍さんはするそうです)、ゲームブックから始まる出版界でのファンタジーブームは意識したようです。「これからはファンタジーっだ」って特集したけど売れなかったとw
もするさ§( •̀ᴗ•́) @mosurusa_0806
@ailsato @SagamiNoriaki やっぱり(その当時)「ファンタジー」になじみがなかったから……って奴じゃないでしょうか?
ありさと⋈ @ailsato
いやいやいや、ハヤカワ文庫FTは売れてたんですよ!海外ファンタジーの読み手は多かった。ただ『幻想文学』は論文メインだからFTファンが食いつかなかった。 RT @CLONE_P0806: やっぱり(その当時)「ファンタジー」になじみがなかったから……って奴じゃないでしょうか?
我乱堂 @SagamiNoriaki
多分だけど、当時のFTファン層は「幻想文学」を購入するには若かったんじゃないかな。そして購読層はFTを買うには年取り過ぎてた、みたいな? RT @CLONE_P0806: @ailsato なにその「内容じゃなくて、書き方の問題」…
ありさと⋈ @ailsato
んー、FTファンというのがTRPGで遊んだりスニーカー文庫を買っている人たちという意味ではYES。 @SagamiNoriaki ……当時のFTファン層は「幻想文学」を購入するには若かったんじゃないかな。そして購読層はFTを買うには年取り過ぎてた、みたいな?
ありさと⋈ @ailsato
「ファンタジー」ファンにはTRPGで遊んだりスニーカー文庫を買う層の他に『ナルニア』のような児童文学やハヤカワ文庫FTを買う層(20代女性が多かった)というのもいて、『幻想文学』はそこを取り込もうとファンタジー特集組んだけど、ダメだったという話。 @SagamiNoriaki
ありさと⋈ @ailsato
『幻想文学』は評論とブックガイドとインタビューで構成されていて、9号《特集◎ヒロイック・ファンタジー》だと、滝島繁則「さみしい野蛮人――R・E・ハワードの生涯」風間賢二「〈野性人幻想〉の物語」などが掲載されてる。 http://t.co/lOItKqrP

※リンク先変更されてます。新しいURLは下記
『幻想文学』19号 http://www.atelierocta.com/pages2/19.html

ありさと⋈ @ailsato
児童文学ファンタジーやハヤカワ文庫FT読んでる層にとっては、「R・E・ハワードって……誰?」なわけですよ。(実は私も思った。『英雄コナン』の作者です) で、『幻想文学』19号はあんまり売れなかったと。
ありさと⋈ @ailsato
あ、9号《特集◎ヒロイック・ファンタジー》 じゃなくて、19号ね。『幻想文学』の内容は、総目次を参照。幻想怪奇方面に特化した装丁の黒い『ユリイカ』、みたいなもん。 http://t.co/lOItKqrP

※リンク先変更されてます。新しいURLは下記。
アトリエOCTA全刊行書目録
http://www.atelierocta.com/pages/mokuji.html

ありさと⋈ @ailsato
『幻想文学』の紹介、1号つづのがあった。 16号《特集◎ハイ・ファンタジー最前線》 http://t.co/SoNI6DaN 19号《特集◎ヒロイック・ファンタジー》http://t.co/7EU9hxlm

※リンク先変更されてます。新しいURLは下記。
『幻想文学』16号 《特集◎ハイ・ファンタジー最前線》
http://www.atelierocta.com/pages2/16.html

『幻想文学』19号 《特集◎ヒロイック・ファンタジー》
http://www.atelierocta.com/pages2/19.html

80年代前半のファンタジーファン
ありさと⋈ @ailsato
『幻想文学』16号には、中山星香のインタビューが掲載されているが、TRPGが出てくる以前の1980年代前半にファンタジーファンがどこに集まっていたかというと、中山星香ファンクラブとかローラリアスとかにいたんだと思う。
ありさと⋈ @ailsato
中山星香ファンクラブは1979~1999年まで活動した公認ファンクラブ。一時は会員数1000人規模にまでいったはず。会報と会誌を出し、交流会も活発に行なって、そこでは中山星香作品だけでなくファンタジー全般についての情報交換も行われていた。男性会員の割合がかなり高かった。
ありさと⋈ @ailsato
私は中山星香ファンクラブの割りと初期からの会員だったんだけど、1990年前には会費納入が面倒くさくなって退会しました。TRPGが流行りだしたころは、交流会(「お茶会」と称してましたが)でTRPGをやったりもしたみたい。
ありさと⋈ @ailsato
「ローラリアス」はヒロイック・ファンタジー&ファンタジーFCで、小谷真理さんやひかわ玲子さんがいたところです。http://t.co/CJzltnkJ 創立は1977年。SFファンダム系ですね。 http://t.co/WecAizJu
ありさと⋈ @ailsato
「中山星香ファンクラブ」には「ローラリアス」の人も何人かいたはずですが、SFファンダムとは違う位置に立っていたし、会員もヒロイック・ファンタジーじゃなくて、主にハヤカワ文庫FTを読んでいた。
ありさと⋈ @ailsato
つまり1980年代前半には、SFファンダムともTRPGとも関係のないファンタジーを読む層が少しではあるけれど存在したという話。中山星香はハヤカワ文庫FTのナンシー・スプリンガー《アイルの書》シリーズの挿絵を描いて(1984)、おかげで《アイルの書》はすごく売れたのです。
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コメント

NiKe @fnord_jp 2012年2月8日
なにげにWizもD&Dもソードワールドも視野の外な話になってますなー。ああ、CoCもか。
ありさと⋈ @ailsato 2012年11月14日
TRPGファンとは別のところにいたファンタジーファンの話をしているのだから、TRPGが出てこなくても当然です。 そもそも1980年代前半にはD&Dは日本に紹介されていません。
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