災害瓦礫の広域処理問題に関して個人的な考え

Akira Mori*chi @akiratv

「東京でがれき処理始まる　宮古から列車で到着 - 47NEWS」 http://t.co/jlR2mMyU　早川さんの汚染地図を見る限り、しかるべき放射性物質の調査さえすれば、宮古のがれきなら大丈夫と思います。問題は、汚染の度合いが強い宮城です。そして、福島をどうするのか。　

Akira Mori*chi @akiratv

報ステなう。被災地のがれき問題。私は宮古市なら、汚染の度合いも少ないので、受け入れ可能と思う。問題は、放射能検査と情報公開。ただし、コメンテーターが言っていた「福島を見捨てていいのか」という議論は間違っている。福島の汚染を東京も受け入れろと言われたら、はっきりノーと言いたい。

Akira Mori*chi @akiratv

もしも宮古の瓦礫が高濃度の放射能汚染ならば、品川の放射線量だけ高くなるわけがない。むしろ、貨物列車のルートを考えると、埼玉方面で放射線量が高くならないと、話が合わなくなる。まさか東京のど真ん中を通っているとでも思ってるんだろうか。瓦礫は東京駅を通っていない。

Akira Mori*chi @akiratv

例えば、世田谷区の民家にホットスポットがあったけど、世田谷区全体の放射線量は高くない。つまり、仮に品川区の某所で放射線量が高かったとするなら、瓦礫が問題なのではなく、あなたの足元に汚染源があるということです。

Akira Mori*chi @akiratv

そそ。東京の貨物列車のルートは、結構、遠回りしているのをご存知でしょうか。東京駅や品川駅、上野駅で貨物列車を見たことがある人は、たぶんいないと思います。かつては新宿駅も貨物が行き交う時代がありました。もちろん、被災地からの瓦礫も・・・。

Akira Mori*chi @akiratv

全国知事会議の「災害廃棄物の広域処理への対応関係資料」の中に、群馬大学・早川由紀夫教授の放射能汚染マップがある。しかも最新の五訂版。公の資料では初めて、この地図を見た。

Akira Mori*chi @akiratv

全国知事会議、終了まであと10分。災害がれきの広域処理について、もうゆっくり議論する時間がなくなってきた。

Akira Mori*chi @akiratv

新潟県知事が、早川マップを参考資料として紹介なう。

Akira Mori*chi @akiratv

神奈川県知事は、クリアランスレベル100ベクレル以下で、災害がれきを受け入れる意向を表明。「8000ベクレルという数字に国がこだわり過ぎている」

Akira Mori*chi @akiratv

東京が受け入れた災害がれきが、産廃業者によって山口県に持ち込まれているというデマが流れている。

Akira Mori*chi @akiratv

東京で受け入れた災害がれきを山口県までわざわざ持ち込む理由がない。金は全部都が出して（後で国が補助）、焼却灰の保管先（中央防波堤）もあるのに、わざわざ山口県まで輸送して、そこで処理する理由など全くない。その金を誰が出すというのだろうか。冷静に考えれば、デマと分かる。

Akira Mori*chi @akiratv

被災地で瓦礫の山を見上げてきて、首都圏に帰ってきて、twitterを検索すると、ああ、やっぱりネットは敗北したんだなと実感する。今日は、福島の瓦礫が東京に入ってきているというデマが流れている。こんなのばっかだ。誰がネットは信用できるなんて幻想を植え付けたんだろうか。

Akira Mori*chi @akiratv

仮に品川の放射線量が高かったとして、問題なのは瓦礫ではなく、測定地点のホットスポットにある。例えば、19マイクロシーベルトなんて数字は、瓦礫からの灰で出せるもんじゃない。つまり、汚染源は足元にある。瓦礫騒ぎをやっている人は、汚染源は瓦礫以外にないと勝手に思い込んでいる。

Akira Mori*chi @akiratv

仮に品川で19マイクロシーベルトなんて数字が出たら、それはネットで騒いでいる場合ではなく、すぐに地元区役所や文科省に通報して、汚染源の除去をしなければならない。ところが、騒いでいるだけで誰もそれをしない。瓦礫のせいにして大騒ぎするだけ。リアリティーのないバカ騒ぎでしかない。

Akira Mori*chi @akiratv

瓦礫の問題で言えば、品川だけで放射線量が高くなるというのは、おかしな話だ。瓦礫は、遠く数百キロ離れた岩手や宮城から鉄道で運ばれてくる。沿線で放射線量は高くなっていないのか。前も指摘したが、この貨物は東京駅を通っていない。かなり大回りして、都心部を避けて、品川に到着する。

Akira Mori*chi @akiratv

しかし、避けて通った地域で放射線量が高くなったという噂は聞かないし、そこの住民が、「汚染瓦礫を通すな」と騒いでいるのを見たことがない。人知れず、その貨物はあなたの普段使っている駅を通り、品川の東京貨物ターミナルにたどり着く。怪情報を無邪気にＲＴしていても、何も分からないんだろう。

Akira Mori*chi @akiratv

瓦礫の受け入れ自治体にとって本当に深刻なのは、そこに含まれる放射性物質の量よりも、最終処分先の確保だ。国は８千ベクレルという埋め立ての基準を作ったが、現実として保管施設か処分場に仮置きするしかない。これからもっと増えてくる。放射性物質の処理は、本来の事務範囲を超えている。

Akira Mori*chi @akiratv

東京湾の最終処分場は、最後の処分場と言われている。一般家庭からのごみですら減らすのに苦労している。そこに瓦礫の焼却灰が重なり、さらに放射性物質が凝縮されている。東京ならともかく、首都圏の多くの市町村は最終処分を自区内処理できていない。国は丸投げ。説明責任を果たさない。

Akira Mori*chi @akiratv

ごみの最終処分は、本来市町村の事務。東京は、都と区が市町村事務を分担しあっていて、中央防波堤の処分場は都が分担している。そこが他の市町村とは異なる事情。場所も広い。だから、瓦礫の受け入れがしやすかったという事情がある。災害瓦礫は、根源的には最終処分の問題に突き当たる。

Akira Mori*chi @akiratv

限りある最終処分場に、放射性物質が凝縮された焼却灰がどんどん運び込まれる。本来、そこは最終処分が終わると公園等を整備するが、そんなものが埋まっていると知っていて、喜んで遊びに来れるだろうか。つまり、国が自治体に最終処分まで丸投げせずに、出口戦略を示す必要がある。

Akira Mori*chi @akiratv

国は結局、８千ベクレル以下は埋め立ててもいいという基準を示しただけ。上回ったらきちんと保管してねってだけで、あとは自治体に丸投げしている。住民感情としては、８千ベクレルという数字ではまったく安心できないから、ますます反発する。最終処分先が受け入れてくれない。

Akira Mori*chi @akiratv

逆のことが書いてある。焼却炉の温度よりアスベストの溶融温度が高ければ、アスベストは確かに溶けずに残る。でも、大気中には放出されず、焼却灰の中に残る。都の焼却炉は、排気を水洗いして、気化したものだけが空中に飛散する。アスベストは飛散しない。放射性物質といっしょに焼却灰に残る。

Akira Mori*chi @akiratv

東京が放射性物質で汚染されているのは、被災地の災害瓦礫が原因ではない。元々、大量の放射性物質が空から降り注いだからだ。１度目は3月15日、2度目は3月21日。2度とも、都内の空間放射線量が急上昇している。2度目は雨が降ったから、今も原発由来のホットスポットが都内に点在している。

Akira Mori*chi @akiratv

災害瓦礫に絡めて、東京23区が「ごみ不足」というデマが流れている。プラスチック類を不燃ごみから可燃ごみに区分変更して以来、「不足」状態は解消されている。ただ、容器包装プラスチックを資源回収する区が増えて、全体の可燃ごみ量が減りつつあるのは事実。

Akira Mori*chi @akiratv

東京23区の清掃工場で瓦礫を燃やしても、一般廃棄物を燃やした場合と、環境への影響は変わらない。焼却能力には限界があるから、瓦礫を混ぜるか混ぜないかの違いしかない。ただし、最終処分される放射性物質の量は、瓦礫を受け入れた分だけ増える。