食品用放射線測定器LB200についての牧野淳一郎教授の意見

食品用放射線測定器LB200について、「検出結果が不正確」「スペクトルが見えない」などの問題点が指摘され、さらには「不正確なLB200が普及してしまっているので、食品の放射能基準は500bq/kgのままにすべき」という意見も出ています。 そんな中、牧野淳一郎教授がLB200の特性を指摘しつつ、LB200を理由に放射能基準値をどうこう言う意見に釘を刺しています。
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Jun Makino @jun_makino

まあでも高いよね、、、

2012-02-08 01:13:56
Jun Makino @jun_makino

例えば、 1 σ が 12.5Bq/kg の測定をしたとする。それで実際には 100Bq/kg のものが 50Bq/kg 以下という結果になる確率は 4 σ なので 3 万分の 1 く らい。これはまあ十分小さいと思うことにする。

2012-02-08 01:46:07
Jun Makino @jun_makino

で、測定にかけるものの殆どは 10Bq/kg より小さいとすると、 1 σ =12.5Bq/kg の測定で 50Bq/kg 以上になる確率は 1/1000 以下。そういう のだけ 100 倍時間かけてもトータルの時間はさして変わらない。

2012-02-08 01:46:08
Jun Makino @jun_makino

1 σ =12.5Bq/kg なら TC100S でも 1 時間くらい ( 鉛遮蔽は必要 ) だから、 3 インチ NaI とかだと計算上は 1 分を切る。 1 インチでも 10 分とかからない。 つまり、その辺の機械でおそらく既に前処理とか後始末が処理のボトルネックになる

2012-02-08 01:46:09
Jun Makino @jun_makino

もちろん、 LB200 みたいな NaI 結晶は大きくて値段も高いけど遮蔽は薄いしスペクトルがでない、という機械ではなかなか大変なのは確かなんだけど、一番駄目な機械をもってきてそれでもできないと駄目、というのはあまり適切な考え方ではなかろう。

2012-02-08 01:46:11