勝川准教授がteam_nakagawa「放射性セシウムでは、有機水銀のような「生物濃縮」はほぼ起きません」発言を批判?
↓以下のまとめから派生しました。
チーム中川のツイートは「有機水銀のような「生物濃縮」はほぼ起きません」なのに、このまとめのタイトルはどうして「セシウムは生物濃縮しない」になってるの? 文意を変えてカッコをつけたら捏造だよ。 http://t.co/1rsXaH0O
2012-02-08 16:50:24勝川さんのツイートにしても「生物濃縮は程度問題」とするなら、チーム中川が生体濃縮するしないで論じたかのような印象付けをして批判するべきではないだろう。 http://t.co/1rsXaH0O
2012-02-08 16:52:21結局さ、チーム中川のツイートを1つしか引用していないのが、このまとめの不誠実さを物語っているよね。果たしてどうして「有機水銀」と「セシウム」の比較をしているのか。あとたった2つのツイートを引用すればいいだけなのにね。 http://t.co/1rsXaH0O
2012-02-08 17:08:17↓ということで、2つのツイートを追加。
食品を通したセシウムによる内部被ばくは、「水俣病」を連想させるところがあるようです。水俣病は、チッソ水俣工場からの有機水銀が食物連鎖によって濃縮されたことが原因です。高濃度に汚染された魚を食べた住民の脳組織に「脂溶性」の有機水銀が沈着し、神経障害を多発させました。
2012-02-06 09:15:33一方、放射性セシウムでは、有機水銀のような「生物濃縮」はほぼ起きません。セシウムは、カリウムに近い「アルカリ金属」です。体内に取り込まれると、カリウムと同じように全身の細胞へほぼ均等に分布し、尿に排泄されていきます。これは、福島県内で安楽死となった家畜の分析でも確認されています。
2012-02-06 09:19:41セシウムはカリウムと同様、尿として排泄されていきます。乳児だと9日、大人でも約3カ月で体内の量は半分になります。セシウム137の半減期は約30年なので、体外に排泄されたセシウムは地球のどこかに存在することになりますが、有機水銀と異なり、身体に蓄積していくことはありません。
2012-02-06 17:11:45チーム中川のこのツイート。 http://t.co/lY77ZH5r 言いたいことはわかるし、間違いとは言い切れない。しかし、リスク・コミュニケーションとしては致命的に誤っていて、不安を解消するどころか、火に油を注ぐだけだと思う。
2012-02-07 23:27:24水銀の濃縮係数は10万とか、100万とかそう言ったオーダー。一方、セシウムの濃縮係数は精々100のオーダー。濃縮の度合いや、生態系での滞留時間は、水銀やPCBと比較すれば桁違いに短い。だからといって、「生物濃縮はほぼ起きません」と言い切るのは拙い。
2012-02-07 23:28:00水銀やPCBのような生物濃縮をする化学物質の代表選手と比べて、濃縮係数が低いからと行って、セシウムが生物濃縮をしないとは言えない。するか、しないかでいえば、するのである。
2012-02-07 23:29:53同じように「セシウムは濃縮しない」と主張したのが水産庁だが、去年の7月には軌道修正をした。現在は「5~100倍、半減期50日」といった定量的な情報を出した上で、きちんと取り組むことを明記している。適切な判断だ。 http://t.co/IHMCRA5N
2012-02-07 23:34:15中川先生は、信頼関係が前提にある、主治医と患者という関係であれば、頼りになるお医者さんだろう。ただ、信頼関係が失われた状況では、「安心安全」を強調するのは、コミュニケーションの手段として逆効果だと思う。
2012-02-09 08:46:47「生物濃縮はほぼ起きません」という表現も学会で、言う分には何ら問題ない。「ほぼ」の意味は、専門家にはわかるし、その意味するところをその場で確認できるから。逆、悪意をもって、曲解されて、部分引用されて、拡散されるのが目に見えているツイッターでは、脇が甘い表現だと思う。
2012-02-09 09:04:09「白に近い灰色」のことを、「ほぼ白だ」というのではなくて、「灰色だとしてもせいぜいこの濃さである」と表現した方が、相手に正しく伝わるのではないかという話。
2012-02-09 09:09:13