【トークセッション@ジュンク堂池袋本店】

『空耳の科学』刊行記念トークイベント(柏野牧夫先生×最相葉月さん)のつぶやきをトゥギャりました。
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ヤマハのネットワーク製品 @yamaha_sn

RT @consaba: 【本日】2月9日(木)19:30~『空耳の科学~だまされる耳、聞き分ける脳』(ヤマハミュージックメディア)刊行記念  柏野牧夫+最相葉月 池袋ジュンク http://t.co/HHqzqf6u #s_info

2012-02-09 09:46:22
ヤマハ書籍編集室 @YMM_henshu

空耳の科学トークセッション、ジュンク堂さんでは着々と準備進行中です。

2012-02-09 18:49:56
たかやましんいち @shinichi_taka

これからトークイベント、柏野牧夫氏(「空耳の科学 だまされる耳、聞き分ける脳」著者)×最相葉月氏(ノンフィクション作家)の対談。 (@ ジュンク堂書店 池袋本店 w/ 4 others) http://t.co/sp0QpQCd

2012-02-09 19:01:18
ヤマハ書籍編集室 @YMM_henshu

空耳の科学トークセッション。間もなくスタートです! http://t.co/Gj6IrPex

2012-02-09 19:20:12
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ヤマハ書籍編集室 @YMM_henshu

まもなく、池袋ジュンク堂さんで「空耳の科学〜だまされる耳、聞き分ける脳」のトークセッションが始まります!柏野牧夫さん×最相葉月さんです。たくさんの方がいらっしゃってます!

2012-02-09 19:29:30
たかやましんいち @shinichi_taka

これから本日ジュンク堂書店池袋本店にて行われました、柏野牧夫氏(「空耳の科学 -だまされる耳、聞き分ける脳」著者)×最相葉月氏(ノンフィクション作家)のトークイベント内容要約を連投します。鬱陶しい方はリムるなりミュートするなりしてください。

2012-02-09 21:50:07
たかやましんいち @shinichi_taka

最相「今日は柏野さんの著書「空耳の科学」の刊行記念イベント。本題の空耳の話の前に、まず「耳がいい/悪い」とはどういうことか?という話から始めたい。」柏野「ミュージシャンでも難聴の人はいるし、ベートーベンも聴覚に障害があった。聴覚検査の結果で耳がいい/悪いとは一概には言えない。」

2012-02-09 21:55:13
たかやましんいち @shinichi_taka

柏野「耳のよさの代名詞として語られる「絶対音感」という言葉。この言葉の定義は「基準なしに音の高さが分かる能力」。ミュージシャンでも持ってない人はいる。絶対音感があるからと言って音質の違いが分かる、ということではないし、リズム感などはまた別物。」

2012-02-09 21:59:07
たかやましんいち @shinichi_taka

柏野「10代中頃の美空ひばりは完ぺきな音程、リズム、発音で歌っている。(ここで美空ひばりの「A列車で行こう」が会場で流れる)彼女は譜面も読めないし英語もできないのだが、音の違いを聞き分ける能力、そしてそれを再生する運動制御能力は高い。」

2012-02-09 22:02:34
たかやましんいち @shinichi_taka

柏野「「カクテルパーティー効果」という言葉がある。ガヤガヤしているパーティーの最中でも、特定の人の声を聴こうとすればはっきり聞こえ、その他の声が聴こえなくなる、という効果のこと。人間の耳は特定の音以外を聴かないということができる。この能動的な知覚メカニズムはまだよく分からない。」

2012-02-09 22:07:45
たかやましんいち @shinichi_taka

柏野「高齢者は耳が悪いので、テレビの音を大きくしたりする。だが、これはテレビの音が小さいから聴こえない、ということではない。他の音(例えばエアコンの音等)と混ざるから聴こえなくなっている。特定の音を拾うという能力が弱くなっている。耳の良さ/悪さというものが誤解されている。」

2012-02-09 22:10:52
たかやましんいち @shinichi_taka

最相「つまり高齢者はテレビの音が小さくて聴こえないから音量を大きくするのではなく、他の雑音を消すためにテレビの音を大きくしている、ということ。」柏野「このように耳の良さというものは聴力検査だけでは測れない。多角的に考えなければならない。」

2012-02-09 22:12:52
たかやましんいち @shinichi_taka

柏野「ここから本題の「空耳」について。この本でいう空耳とは少し広義で、「耳の錯覚」のこと。ここで実験。「エリーゼのために」に雑音を混ぜてみる。」(このサイトで聞けます http://t.co/SxppX1Ir) 「雑音を強くする方が滑らかに聞こえる。」

2012-02-09 22:20:07
たかやましんいち @shinichi_taka

柏野「世の中は雑音だらけ。人間には雑音で聴こえない部分を補う能力がある。」最相「これは我々が「エリーゼのために」を知っているからではないか?赤ちゃんや幼児でも同じように聞こえるのか?」柏野「この補完能力が先天的なものか後天的なものかは今研究中。」

2012-02-09 22:24:58
たかやましんいち @shinichi_taka

最相「震災の取材で、「震災時に色んな音がうるさくて、アナウンスがよく聞き取れなかった」と言う被災者の言葉があった。柏野さんの研究を進めていけば、防災に役立つかもしれない。」

2012-02-09 22:28:22
たかやましんいち @shinichi_taka

柏野「ここで再び実験。「バナナ」という単語を連続して流す。」(会場に「バナナバナナバナナ・・・」と流れ続ける。次第に「菜っ葉菜っ葉・・・」と聴こえだし、会場驚嘆の声。)柏野「これはずっと「バナナ」と聴こえる人もいるし、「バナナ、菜っ葉」と変わり続ける人もいる。」

2012-02-09 22:30:55
たかやましんいち @shinichi_taka

柏野「あるいは「花」「ナンパ」と聴こえる人もいるし、ドラムの音が聞こえる、という人もいる。どのように聞こえても問題ないから安心して。小学生は「どんどん変わる」という人が多く、大人は「変わらない」という人も多い。」

2012-02-09 22:32:02
たかやましんいち @shinichi_taka

柏野「ここで脳の反応を見てみる。バナナ/菜っ葉と変わって聴こえる人は脳の「ブローカ野」と呼ばれる部分が活性化している。ここは発話を司る部分。言葉を聴くことでどうして発話を司る部分が活性化するのか?」

2012-02-09 22:35:50
たかやましんいち @shinichi_taka

柏野「これは人間の音声認識が、音声そのものを認識するのではなく、音を聞いたらまず一旦自分の発話の時の動きを想像し、その上で認識しているのではないか、と考える。この理解の補足として、ミラーニューロンの話をする。」

2012-02-09 22:40:27
たかやましんいち @shinichi_taka

柏野「ミラーニューロンとは脳の腹側運動前野のこと。例えば腕を動かすなど何か運動をするときこの部分が反応するが、興味深いのは他者が腕を動かしたときも、同じように脳が反応する。イタリアの学者がサルの実験で偶然発見した。」

2012-02-09 22:44:21
たかやましんいち @shinichi_taka

柏野「ミラーニューロンとは他者の運動を理解するという働きがあるのではないかと推測されている。例えば野球をやったことある人なら、プロ野球選手の動きを見て共感したり、あるいはその超人的な動きに違和感を持ったりするだろう。」最相「相手の中を想像出来るというのは人間の優しさ。」

2012-02-09 22:48:50
たかやましんいち @shinichi_taka

最相「読書の効果について。読書は登場人物の立場になって気持ちを考える。そのことによって心が豊かになる。」

2012-02-09 22:50:40
たかやましんいち @shinichi_taka

柏野「ミラーニューロンは共感の話だが、一方で人間の脳は他者との違いも認識する。これをソーシャルな方向で考えるとコミュニケーションの話になる。今それについて研究をしているところ。」

2012-02-09 22:52:36
たかやましんいち @shinichi_taka

以上です。今日の話は映像や音声を使ったトークだったので文字起こし難しかったな。最後の方は自分でもよく分からん><聴覚、視覚の錯覚を味わえるサイトはこちら。http://t.co/HDzkfFQf 今日の話や錯覚サイトみて興味出た方は「空耳の科学」をお読みください。

2012-02-09 22:57:01
たかやましんいち @shinichi_taka

@KasumiNishiuchi そうなんです。目からうろこの話が沢山でした。錯覚サイト見てもらえるとかなり面白いですよ~。

2012-02-09 22:59:03