EXCEL氏による暗視装置の世代分けに付いて

第1~3世代という区分けは、微光増幅式暗視装置の中で使われ、FLIR(赤外線前方監視装置)とはまた別となるという解説。
テクノロジー 軍事
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EXCEL @EXCEL__
そいえば昨日書いてた暗視装置の世代分けの話ですが、「暗視装置というカテゴリーの中で世代を立てて進歩している」というのが誤解の元になっていて、よく言われる「第X世代」というのは微光増幅式(スターライトスコープ)の中での区分で使われることが多いです
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だから「第一世代がアクティブ式、第二世代が微光増幅式、第三世代が熱映像」という誤解に近い用法とごっちゃになりやすくて、誤解を招いているようです。
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1930年代に撮像管が発明されて、この光電陰極は当然近赤外線にも感応することは分かっていたので、赤外線ライトと組み合わせて最初の暗視装置が出てきました。
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50年代くらいになると、光電陰極を中心に改良して、仕事関数の小さいアルカリ金属を使って、それまでよりもずっとよく見えるようになりました。この増幅管をより一層よく見えるように、縦に3個並べ3回増幅させるようにしたのがPVS-2など3ステージ式の第一世代スターライトスコープです。
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これは増幅率は高くなるのですが視界周辺の歪みが酷いので、ライフルスコープなどで主に使用されました。
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更に時代が進んで、60年代中期くらいから、変換した電子を増幅するマイクロチャンネルプレートが考え出されました。もちろん工夫は他にもあるんですが、ここから増幅能力が飛躍的に向上しました。これが第二世代の暗視装置です。
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そして80年代くらいになると、もっかい光電陰極を見直して、今迄のようなアルカリ系金属ではなく、半導体結晶を使って元映像由来の光⇒電子変化効率を更にアップさせました。これが第三世代の暗視装置です。無論他の部分も改良されているんですが。
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熱というか中~遠赤外線を映像化するFLIRの類(誤解されがちだけど、微光増幅式で扱うのは”近”赤外線で同じ赤外線だけど波長域がだいぶ違う)は全く別の技術体系で、そのため「~~世代」の繋がりで言うことはあんま無いみたいですね。

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