CP+で写真をお見せして、いろいろな感想をいただきました。写真の感想にはいろいろな言葉があります。でも、「上手い」と言われてもあまり喜びません。「カッコいい」と言われると少しだけ喜びます。「素敵」と言われると結構喜びます。でも、一番嬉しい言葉は、「この写真、好き」です。
2012-02-14 16:14:10上手くなくても、かっこよくなくても、素敵でなくても、ただなんとなく好きって思ってもらえる写真を撮りたいと思う今日この頃。
2012-02-14 16:15:38カメラの話を聞きに来る人が多いCP+。でも、ステージに上がる写真家たちの多くはカメラの魅力じゃなくて写真の魅力を伝えたいのだと思う。ただ、その写真を撮るにあたって、写真機という道具が必要になるだけ。そのカメラを使いこなして、自分の見せたい写真を撮っているのです。
2012-02-14 16:18:04カメラメーカーの人たちにも、そんな1枚の写真に対する思いを感じて欲しい。本気で写真に向き合うこと、写真の力を感じること。そして写真を大切に思うこと。ただ、カメラの性能がよく分かる写真を欲しがるだけじゃダメだと思うよ。意外と写真の価値を軽視しているメーカーもあるような気がする。
2012-02-14 16:27:39私は仕事としてカメラの出来、性能、使い勝手を評価しているし、それを表に発表している。でも、私が写真を撮るときにそんなことばかり考えているわけじゃない。仕事は仕事。でも、撮影中はただ被写体を見つめているだけです。どんなカメラでもこれは同じです。だから、カメラの話と写真の話は別です。
2012-02-14 16:31:49もちろん、自分の撮りたい写真を撮るためにカメラもレンズも選びます。でも、それは「撮りたい写真」という目標に適した道具を選ぶということ。画素数だとか発色だとか性能だとかはすべて目標のためのもの。カメラ選びは目標に向かうための手段です。手段と目標が逆になってはいけません。
2012-02-14 16:34:45「カメラなんて何でもいいんだよね〜」というのも真実。でも、「このカメラじゃないとこれは撮れない」というのもまた真実。だから写真は楽しいし、カメラも楽しいのだ。
2012-02-14 16:39:17CP+で割と多くの人に質問されたこと。「このカメラならいい写真撮れますか?」。そもそも「いい写真」の定義はひとそれぞれだから、そんな質問には答えようがないんだよね。でも、たぶん、そのカメラが気に入ったのなら、その人の思ういい写真が撮れる確率はアップすると思う。
2012-02-14 16:45:53気に入ったカメラ、レンズを使うことはとても大切。カメラとレンズの両方。ここが重要。カメラばっかり買う人も多いけど、被写体からの光をカメラに導くのはレンズだからね。私はカメラは古くなると手放すことはあるけど、気に入ったレンズはずっと手放さない。
2012-02-14 16:48:28撮影に行っても同じ。気に入らない光、情景はあっという間に撮影終了。でも、気に入ったら何十枚でも何十分でもそこで撮影を続ける。気が済むまで撮ります。でも、写真展なんかで発表するのはやっぱりそういう写真です。
2012-02-14 16:50:43いくらか体調が回復してきたので、怒濤のツイートしました。たまに一日自宅にいると、ついつい写真のこと、機材のことを考えてしまう。たまには、こういう時間も必要ですね。TLに私のツイートが並んでしまい、目障りだった方、ごめんなさい。自分の頭の中を整理する意味での立て続けツイートでした。
2012-02-14 16:56:17全く見ず知らずの人たちと写真の話、カメラの話ができるのがTwitterの面白いところ。でも、全く見ず知らずの人がわざわざケンカを売るような言葉を投げてくるのもまたTwitter。良し悪しの両方を感じることができた数時間。
2012-02-14 19:53:11