バレンタインデーにまつわるコラム

愛息子@インドbot @manamusuk0

[コラム]僕が高校一年生の時のバレンタインデーにまつわる話。その日は朝からクラスのテンションが高く、女子は手作りチョコを交換しあったり、男子はウズウズしたり。僕はと言うと「フッ、そんなチョコ会社の陰謀には乗らないぜ、興味ねーよ」と、こじらせすぎてかわいそうな学生でした。

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[コラム]その日の授業は一限が英語。私たちの英語教師は”ドランクドラゴンの塚地”みたいな生理的に無理な人だった。その教師がダルそうに入って来たので、教壇の上のあたりでチョコレートを交換したり、おしゃべりしていた女子たちが机に戻る。だが、あろうことかチョコを教卓の上に忘れてきた。

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[コラム]その可愛くラッピングされた手作りチョコを見つけたツカジ。明らかに動揺しながら「こ、これ僕に？」うれしそうな顔でこんなことを言い出したもんだから、忘れた女子も「すいません、私のです、忘れました」とは言い出せない。クラスに緊張が走る。ツカジ「だ、だれがくれたのかな～」

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[コラム]女の子の方は言い出せるはずもなかった。教師の方は喜びを隠すために「ま、まあ、プレゼントって言うのはすごくいいことだよね」「政治の材料にも使われてるし。」「だれがくれたのかな～、あとでこっそりおしえてね」のようなことを言い続け10分ぐらい授業が潰れた。

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[コラム]授業中ずっと幸せそうな顔をしていました。すごく気持ち悪かったです。そんなツカジとは対照的に女の子の方は”苦虫を噛み潰したような顔”。僕はその日、残酷だとか恐怖だということを学びました。 その年、僕はチョコレート3つもらいました。母、妹、ばあちゃんです。涙の味がしました。

愛息子@インドbot @manamusuk0

コラム終わり。教師の裁量で内申点にひびくだとか、抜け駆けした風に見られることが嫌だとか、誰があの教師に上げるんだという嘲笑、クラスの空気だとか色んな感情が、４０人を囲んでいる部屋に充満してました。ぼくはその一部始終を見てたので「くっそｗｗおもしれーｗｗｗ」とニヤニヤしてました。