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橋下徹 @hashimoto_lo
昨日の読売テレビTEN。ベーシックインカムについての高岡デスクの解説は間違っています。高岡さんは、ベーシックインカムを無条件の生活保護のように説明し、その目的は、無条件にする代わりに額を減らすことにあると解説。これは完全に間違い。額を減らすことが目的ではありません。
橋下徹 @hashimoto_lo
ベーシックインカムは、究極のバウチャー制度。供給者側の論理で役所の仕事を増やすのではなく、バウチャー制度によって役所の仕事を絞り込み、補助金を受ける団体をとことん失くしていくことにあります。間接経費の削除が目的です。
橋下徹 @hashimoto_lo
ベーシックインカムが成立すれば(これは不可能な政策と言われています)、年金制度、生活保護制度、失業保険制などを失くす可能性を考えることができる。それにまつわる組織が不要になるのです。
橋下徹 @hashimoto_lo
また家計を助ける色々な助成制度(家賃補助、保育料補助、幼稚園料補助、医療費助成、就学援助、私学助成、塾代助成、子ども手当その他諸々)がありますが、それも一本化できる可能性が出てくる。
橋下徹 @hashimoto_lo
商店街振興を始めるとする事業活性化策も、業界団体に補助を打つのではなく、消費者にお金を回し、消費者が選択することによって業界団体が切磋琢磨する真の振興策になる。文化振興も同じ。消費者にお金を回すことによってどの文化にお金を出すかは消費者の選択に委ねる。
橋下徹 @hashimoto_lo
そして誤解をしちゃいけないのは、ある一定のラインまで(給付額まで)は超共産主義的制度だが、それを超えると自由主義が徹底されるという価値観。ベーシックインカムまでは社会全体で富を分け合う。しかしそれを超えると能力や努力で差が出てくることを容認するという考え。
橋下徹 @hashimoto_lo
共産主義と自由主義のミックス型。国がある程度のレベルになるまでは公が一方的に供給する必要がある。しかし今の日本のレベルになるとほぼ社会の仕組みが成熟し、これ以上の「無理な」発展を望む必要がなくなってきた。もちろん普通の発展は必要ですが。
橋下徹 @hashimoto_lo
そうなると供給者側の論理ではなく、ユーザー側の論理で物事を考えるべきだ。今までは公が振興させたい分野にお金を入れていた。しかし、これからはユーザー側に選択させるべきだ。一方的な供給だとそれに価値があるのかどうかが分からない。ユーザーの選択に晒すべきなのである。
橋下徹 @hashimoto_lo
今の複雑怪奇な補助制度、助成制度、社会保障制度は社会の仕組みの成熟に合わせてきた結果。もう限界です。これによって行政組織もどんどん肥大化してくる。それだったら国民に一定程度の現金を先に配布する。それによってバサーッと色んな制度がなくなり、公の組織がなくなるのではないか。
橋下徹 @hashimoto_lo
行政組織の代わりをNPOなどの団体が務めるようになるかもしれない。行政が税金を集めて使うのではなく、国民がお金を使う。公の仕事をやる組織も公務員組織の専売特許にはならない。国民が公務員を選ぶのか、NPOなどを選ぶのか選択するのである。そのために一定の額だけ国民全体に配る。
橋下徹 @hashimoto_lo
これがベーシックインカムの根本思想。一定レベルまでは超共産主義でありながらそれを超えると自由主義。そして究極の小さな政府を目指し、補助金を受ける団体をとことんなくしてく。ユーザー側、国民側に立つ制度です。ただし、実現は不可能と言われています。研究し、維新の会で議論していきます。
茂木健一郎 @kenichiromogi
「連続ツイート」第505回をお届けします。文章は、その場で組み立てながら即興的に書いています! 本日は、今朝の @t_ishin さんのツイートに関連して。
茂木健一郎 @kenichiromogi
べあ(1) 橋下徹さん @t_ishin が、今朝、「ベーシック・インカム」についてツイートされている。その趣旨に賛成である。私は、以前からベーシック・インカムの導入を真剣に検討すべきだと考えてきた。国の成り立ちを根本から変えようと思ったら、それくらいのことをした方がいい。
茂木健一郎 @kenichiromogi
べあ(2)日本国憲法は生存権を保証する。ところが、「生活保護」の認定の現場ではさまざまな齟齬が生じていることは周知の事実である。「ベーシック・インカム」というかたちで経済状況に関係なく一律に給付を行うことで、生活保護認定にかかわる恣意的な行政運用のコストが削減できる。
茂木健一郎 @kenichiromogi
べあ(3)もっとも、ベーシック・インカムにしても行政コストがゼロになるわけではない。これについては論文があって、つまり、権利があっても行使しない、あるいはできないような状態にある人(独居の人や、精神的な問題を抱えている人)を見つけ出し手当するコストがかかるというのである。
茂木健一郎 @kenichiromogi
べあ(4)ベーシック・インカムが、経済システムとしてどのように成立するのかという理論的解析は興味深い。「ゼロ点」を再定義する、いわば「くりこみ」(renormalization)のようなものなのだろう。税率がどれくらいだと成り立つのか、定量的なモデルの構築が必要。
茂木健一郎 @kenichiromogi
べあ(5)ベーシック・インカムは、人々が自由に競争すべきだというリバタリアンの思想と相性がいい。ある程度失敗しても、最低限度の生活はできるという安心感があるから、人はチャレンジできる。ベーシック・インカムが、発達心理学における「安全基地」(secure base)になる。
茂木健一郎 @kenichiromogi
べあ(6)自由な競争が行われるためには「安全基地」を与えるセーフティ・ネットが必要。教育においてもそうで、経済格差が受けられる教育の格差につながっては、自由な競争が担保できない。「自己責任」は、実は市場の競争の自由を保証しない。基礎としての助け合いがあって、初めて大競争は起こる。
茂木健一郎 @kenichiromogi
べあ(7)小泉純一郎さんの政権の頃から、国民が一貫して求めているのは、非効率とぬるま湯の行政の改革であり、それをきちんと唱えた政治家は必ず高い支持率を得ている。これは一種の生存本能のようなものであって、民間に比べて行政がぬるいというのは、多くの国民の偽らざる実感であろう。
橋下徹 @hashimoto_lo
茂木健一郎先生、おはようございます。はじめまして。橋下と申します。ベーシックインカムについて、こういう視点で考えたことがありません。色々と勉強させて下さい。
橋下徹 @hashimoto_lo
茂木先生、そうなんです。僕は競争、責任を重んじますが、競争が成立するには、その最低限の土俵を整えることが必要と考えています。絶対的なセーフティーネットを敷くけれど、しかしそれ以上は競争だよと。人間誰しもうまくいくわけではありません。
橋下徹 @hashimoto_lo
しかし、最後の所は保障されているという安心感がないと、チャレンジできません。大競争になりません。また、一生涯使い切り人生モデルを軸と考えていますが、老後の保障の安心感を持ってもらからこそ、お金は使い切って下さいと言えます。
茂木健一郎 @kenichiromogi
べあ(8)公務員をされている一人ひとりの能力が低いわけではない。問題は、個人がその能力を十分に発揮できないシステムそのものの中にある。だからシステムを変えなくてはならない。ベーシック・インカムのような基本的なサポート体制の上の自由競争。日本再生の一つのひな型であろう。
茂木健一郎 @kenichiromogi
べあ(9) 橋下徹さん @t_ishin に賛成する人も反対する人も、どうして氏が支持されているのかよく考えた方がいい。クロック数の高さと、自由への志向性。逆に言えば、公務員はクロック数が低いし、自由がない。地方にいくほど公務員がもっとも望ましい職業になる。そんな国はおかしい。
茂木健一郎 @kenichiromogi
以上、連続ツイート第505回「ベーシック・インカムは、安全基地となり人々の自由競争を支える」でした。
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コメント

巡礼者 @Hagiasophia765 2012年2月15日
このツイットに、この問題にまつわる全ての根源的なジレンマが凝縮されている。こう感じる人間が居る限り、BI導入は真の意味では不可能。導入されても、負の所得税の変形でしかないだろう。 > ベーシックインカムは以前興味があってコンセプトに興味があったが、自称弱者が自己防衛と他者攻撃の論理に利用してるのを見て限界を感じた。正直、嫌いになったのだ。
なおとけ @naotoke 2012年2月17日
この二人の会話に出てくるようにBIは役人の仕事(職、食い扶持)を奪う話になるので、唱える政治家は役所から冷遇される。まともな政治家じゃ無理な政策。小沢とか橋下みたいなパワーがないと。
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