ネットとの距離の取り方

投稿者=編集者「@sirouto」の、「ネットとの距離の取り方」についてのツイートをまとめました。
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しろうと @sirouto

今日のツイートのテーマは「ネットとの距離の取り方」について。

2012-02-15 08:04:17
しろうと @sirouto

一日ごとにテーマを決めて、ツイッターに投稿しようと思った。理由は、自分の考えはまとめたいけど、時間の浪費が痛いから。前からわりとそういう傾向があったけど、昨日一日距離を置いたことをきっかけに、自覚的に採用した。このツイート自体も今日のテーマへの回答。

2012-02-15 08:07:53
しろうと @sirouto

ネットは、浅く広い。広く情報を集めるのにネットは便利だけど、ネットの情報しかない人は底が浅い。「井戸端会議」の井戸端みたいなもので、情報のバックボーンはべつに必要。

2012-02-15 08:12:13
しろうと @sirouto

ネットの情報だけだと底が浅い。でも、ネットは無料なので、ネットの情報収集で済む部分は済ませたい。じゃあ、どこまでネットで、どこから書籍などの情報を集めるのか? ――自分の専門に対して、というひとつの基準を立てた。

2012-02-15 08:18:58
しろうと @sirouto

ネットは情報収集のコストが安い。だから、自分は何が専門なのか、ということを絞り込むと、情報コストを下げられる。狭すぎても潰しが利かないので、これは難しい問題。

2012-02-15 08:23:15
しろうと @sirouto

私の関心領域は日本の萌え文化で、その中でもゲームが得意分野で、さらにノベルゲームを特に専門にしている。この自己定義の利点は、負けてもいい領域、逆に負けない領域を作ること。

2012-02-15 08:33:47
しろうと @sirouto

個人とかフリーのプレイヤーに有効な戦略は専門特化。「ランチェスターの戦略」から言っても妥当なはず。大きな組織が広く押さえたスキ、ニッチを狙う。

2012-02-15 08:41:13
しろうと @sirouto

ここまでは何かドヤ顔で言っているのではなく、むしろ自己反省している。自分のツイートを振り返ると、政治経済とか専門外への言及に熱中しすぎている。萌え分野が一番RTを稼げるのだから、そこに特化すべきだった。

2012-02-15 08:45:18
しろうと @sirouto

もちろん、たかがネットだから、どうでもいいと思わなくもない。けれど、ふだんネットで読み書きしていることは練習で、本番につながっていく。だから、細かいことはともかく、大筋の方針は固めておきたい。

2012-02-15 08:46:53
しろうと @sirouto

もちろん、ガチガチの専門バカになれば良いとは限らない。ときには、フットワークの良さが活きることもあるだろう。でも、よほど自覚的に遊牧スタイルが取れるのでなければ、自分の畑は必要だと思う。

2012-02-15 08:50:18
しろうと @sirouto

1万人がすでに言っていることに対して、自分ひとりぶん足しても、あまり変わらない。そうではなく、自分がひとり目になろう。自分にしかできないことをやろう。

2012-02-15 08:54:20
しろうと @sirouto

自分にしかできないことを、それぞれの人がやることで、社会全体に多様性が生まれる。ところが、島国の日本では同調圧力があって、ユニークなプレイヤーは潰されやすい。すると、イノベーションが生まれない。

2012-02-15 08:56:58
しろうと @sirouto

リアルに比べてネットは同調圧力が弱いので、自分のテーマを模索したり追求したりするのに向いている。だから、ネットをフロンティアにしたい。

2012-02-15 09:00:02
しろうと @sirouto

ツイッターで「なう」などと言おうと思ったことはない。それは私が、普遍的なことを考え、言おうとしたいから。「1+1=2」が午後2時にしか成立しない、などということはない。

2012-02-15 12:12:00
しろうと @sirouto

ツイートするとき、つねに「favやRTされたとき、どう見えるか」意識している。もっと言うと、私が発したツイートをたまたまfavしてくれたというより、各人のfavに収まるべきツイートを、たまたま私が発しているものと見ている。つまり、読者側の視点から見ている。

2012-02-15 12:15:39
しろうと @sirouto

三平方の定理が証明できるということは、幾何学の公理系にもともと内在していたもの。ピタゴラスはそれをたまたま発見したのだ。普遍的な構造やシステムには属人性がない。個人的なバイアスを捨てないと、正解が見えてこない。

2012-02-15 12:20:50
しろうと @sirouto

ただ、自然科学と違って、市場の領域では、正解はつねに変化する。人間の需要が尺度になるからだ。さらに、食料品のような形あるモノなら、ある程度の予測も立つだろうが、コンテンツは不確定性が大きい。何がウケるか分からない。

2012-02-15 12:24:34
しろうと @sirouto

消費者は飽きやすいので、求めているものはすぐ変わる。その手軽なリサーチとして、ネットは有効だと思う。もちろん、本格的なマーケティング・リサーチには、独自の情報収集が必要だけど。

2012-02-15 12:28:45
しろうと @sirouto

マーケットをリサーチすれば、過去から現在にいたるニーズが分かる。しかし、それだけでは未来が見つからない。ウォンツ=潜在的ニーズは、ヒットした後に事後的に分かるだけで、事前に確実に予想できない。

2012-02-15 12:34:36
しろうと @sirouto

ニーズはあるていど観測できるが、ウォンツはつねに仮説でしかない。それでも、仮説の有効性を高めるためには、やはり何らかのリサーチで、現場の問題をすくいあげなければならない。

2012-02-15 12:37:08
しろうと @sirouto

マーケットの必然性だけ追い求めると、観測したニーズの範囲内でしかモノを提供できない。今までなかったものを求めると、偶有性(偶然性)が絡んでくる。そして、ネットはオープンなので偶有性が高い。

2012-02-15 12:40:51
しろうと @sirouto

ネットは偶然性が高いので、アイディアが出やすいし、見落としていた声を拾える。逆に、ネットは広く浅いので、深いところまで問題を探るには、現場を調査する必要がある。

2012-02-15 12:51:49
しろうと @sirouto

ネットにある情報なら、わざわざ自分でコストを掛ける必要はない。だが、それなら逆に、どんな情報ならネットにないのか? これは意外と難しい。さしあたり、書籍に載る、とか調査されている、というのが目安になる。

2012-02-15 13:01:42
しろうと @sirouto

私が最近ツイッターに復帰したのも、ひとりで考えたり調べたりするだけでなく、ある程度までは情報収集ツールとして機能するのではないかと考えたから。雑談で時間を浪費したいわけではない。

2012-02-15 13:06:14
しろうと @sirouto

ツイッターを情報ツールとして使うのであれば、使い方が重要だと思う。同じ地域に旅行しても、何が目的かで全然違うようなもの。だから、私の場合、1日1テーマというのを考えてみた。ネットは流されやすいので、際限なく思考が発散しないように。

2012-02-15 13:09:46