アメリカの大学でドロップアウトが多い理由

中退率が高い理由を中心にUS大学の教育の有様について、 日本と比較しつつ現役のUS大学教員が語り合う <関連まとめ> 「学生が学問を修める原動力とは? 学生の主体性or教員の指導?」 http://togetter.com/li/38140 続きを読む
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少人数教育について

@ken_m123

学部レベルで研究するなんて、普通、日本の数学だとありえないことなんだろうけど、アメリカの場合、学部のコースワークは浅くしかやらないんで、できる学生を育てるには、研究(もどき)をさせて1対1で細かい指導をする、というのが効果的ではあるのかと思う。

2012-02-16 23:46:13
@ken_m123

日本の場合、ゼミがあるんですが、アメリカの場合、お金の関係で、1対1を想定したコースというのは成立させるのが難しい。教員はボランティアで研究(1対1)指導してる。

2012-02-16 23:48:23
@ken_m123

そう考えると、日本の大学も悪くない。きちんと1対1指導するコースが大学から認定されて、全学生がそういう指導を受けられるわけだから。アメリカで学部レベルでそんな指導を受けられるのは、先生から研究のお声がかかる非常に優秀な学生だけでしょう。

2012-02-16 23:50:48
@ken_m123

学費はコースことに払うので、コースを取る学生数がある人数以下になるとコースがキャンセルされちゃうんだよねえ。まあ、コスト的に、あんまり少ない人数だと赤字になってしまうからなんだけど。

2012-02-16 23:53:39
@ken_m123

いや、だから、どっかの大学研究家が、アメリカの大学は少人数教育でよい、とさかんに言っているけど、日本のほうが少人数教育なんじゃないかと思うわけ。大人数でやってもかまわないところは大人数でよいわけで。それじゃできない教育は1対1もしくは1対2。そういうのは日本の方がやってるし。

2012-02-16 23:56:27
@ken_m123

少なくとも、国立大だったら、高学年になると、ほとんどマンツーマンだよ。

2012-02-16 23:57:30
@ken_m123

あの人、国立大じゃないから知らないのか?

2012-02-16 23:58:06
@sts_math

@ken_m123 うちの4年のセミナーは掲示されたセミナー本の希望者が多いと1対3~4になってる研究室もありました。1対1の研究室も多かったですが。

2012-02-17 00:03:03
@ken_m123

@sts_math 普通は、数人の学生さんが同じ内容をやりたい場合は一緒にやって、違う場合は別々にするかと思います。あと、大学院に行く人の場合は、1対1でシゴく場合が多いのかと。

2012-02-17 00:05:12
@ken_m123

まあ、アメリカの場合、一部の教員ができる学生を捕まえて、ボランティアで1対1研究(もどき)指導をするのだけど、コースとしてやっているわけではないので、学生さんがあんまり本気でやってくれないんだよなあ。成績がつかないし。こっちもあんまりシゴけない。

2012-02-17 00:09:25
山口智美 @yamtom

@ken_m123 あら成績つかないですか。うちの学校、いちおう成績つけられます。とはいえ教員側のボランティアってのが本当にネック。。

2012-02-17 00:11:42
@sts_math

@ken_m123 そうですね。あと3~4人集中した研究室もほとんど院進学でしたが進学後は1対1でやるようです。 自分も今学期ソリトンの数理のセミナーが1対1でしたがとても勉強になりました。

2012-02-17 00:13:18
@ken_m123

今、研究Projectコースを28人のクラスで教えているけど、はっきりいって、28人に研究指導なんて無理。研究に関連するノウハウを教えるだけ。大クラスになると、できない学生がたくさんいて、非常に簡単なことでも理解させるのに時間がかかる。そもそも無理なコース設定なのだけど。

2012-02-17 00:16:01
Daisuke Kihara @d_kihara

@yamtom @ken_m123 うちも成績つけられます。学部生は毎学期3-5人くらいみています。

2012-02-17 00:16:38
@ken_m123

@sts_math 1対1はきついですが、やっぱりグループでやるよりもはるかに勉強になりますね。

2012-02-17 00:17:22
山口智美 @yamtom

@d_kihara @ken_m123 5人は大変そう。私は多くて3人くらいみる感じです。それ以上になるとちょっときつい。。学生側も何学期もindep study受けても単位認定されないし、結局せいぜい1−2学期のことになってしまい、大きなプロジェクトとかは難しい面も。

2012-02-17 00:19:09
@ken_m123

@d_kihara @yamtom 成績つけるコースとして取ることも可能ですが、教員側に、一切、Creditつかないんですよ。それで、実際にコースを取る学生はほとんどいませんねえ。一部のやる気のある教員(主にテニュアトラック)がボランティアで面倒みている状態。

2012-02-17 00:20:03
@ken_m123

数学って、学生のすべての思考にギャップがないことをチェックする必要があるから、1対1の指導が基本だと思う。

2012-02-17 00:21:21
山口智美 @yamtom

@ken_m123 @d_kihara 教員側に一切creditつかないのは同じです。完全ボランティア状態。。

2012-02-17 00:23:23
@ken_m123

@yamtom @d_kihara そういう事情があって、今学期から、クラスとして研究を指導するコースを開設。私が教えているのですが、クラスに28人もいる状態で、どう考えても不可能なことをやっております。昨日、学科長に、せめて15人くらいにしろ、とメールしましたが。

2012-02-17 00:24:16
@ken_m123

@yamtom @d_kihara それでも、たくさんの学生さんがそのコースを取りますか?

2012-02-17 00:25:26
山口智美 @yamtom

@ken_m123 @d_kihara 私の学部も社会学プログラムのほうはクラスとして研究指導用みたいなcapstoneコースってのを出していますが、やはり30人近くいて、結局研究プロジェクトのプロポーザルもどきを出させるところくらいしかできてない様子です。

2012-02-17 00:25:58
山口智美 @yamtom

@ken_m123 @d_kihara 私の場合は一学期あたり1−2人くらいです。

2012-02-17 00:27:28
@ken_m123

@yamtom @d_kihara ですよねえー。それでいいんでしょうかね?成績が悪い学生なんかはやっぱり数学の研究やれといっても、絶対無理なんですよね...やっぱり、資料読んでまとめる、くらいしかできない。

2012-02-17 00:28:28
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