初夏のtweetライブラリ その3

@hajimebsの呼びかけでスタートした140文字の読書案内。 RTやポストへのコメントを省いて、純粋な一覧としてまとめていきます。 ご参加はおすすめの本にコメントとハッシュ #1satsu をつけて ポストするだけ。140文字ヨムリエの登場をお待ちしています! 続きを読む
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🍎 @kazaru

野口晴哉『風邪の効用』(2003)筑摩書房:風邪で熱が出ている状態は、嫌いじゃない。心地わるいことがあるとすれば、思い切って熱を出し切ることができない事情のほうがよっぽど…とりあえず、胃をやすめて、病み抜こう(…とかいって、知恵熱かも?) #1satsu

2010-05-17 10:37:02
なーはいばい @jugemax

『インディアスの破壊についての簡潔な報告』侵略した側のラス・カサスが遺した、侵略された側の悲劇の詳細。異質なモノを排除しようとするとき、人間がどれだけ残虐になれるか…。中南米を訪れたヒト、これから訪れる予定のヒトには、是非読んでもらいたい #1satsu

2010-05-17 19:16:14
いちろう @ichiroabe

【今日の一冊】清水義範(え・西原理恵子)「おもしろくても理科」(1998,講談社文庫)。理科のオモロサを清水が分かりやすくインチキくさく教えてくれる。さらにサイバラの「え」とツッコミ。理科嫌いでも絶対最後まで読めるはず。ただし、理科ができるようにはならないよ。 #1satsu

2010-05-18 00:38:12
🍎 @kazaru

田口ランディ『聖地巡礼』(2003)メディアファクトリー:旅に集まる登場人物たちは、いちいち特別な「センサー」を発揮する。彼らに出会い、響きあい、感応する著者の才能。それは意外と普通な「観察力」…そして、その場所が自分だけの聖地になる。 #1satsu

2010-05-18 17:14:16
Fumitoshi Kato @who_me

橋爪紳也(2006)『絵はがき100年』朝日選書:テレビやラジオのない時代、絵はがきは“ニュース”をはこんだ。「キャンプ」で制作される“ちいさなメディア”も、手軽で速報性のあるメディア。そして、より親密な関係性への仲立ちに。 #1satsu

2010-05-18 18:09:32
イガリタケユキ @igaritter

宮沢 章夫『演劇は道具だ (よりみちパン!セ) 』読了。まず、題名が素晴らしい。演劇は目的ではなく、様々なことを考え、知るための道具である。それを宮沢さんは「演劇知」と呼んでいる。「演劇知」を手に入れて、周りを見直せばまた違った世界が見えてくるはず。 #1satsu

2010-05-19 01:46:35
t @t80935

多和田葉子「海に落とした名前」新潮社(2006)。記憶がない。自分の名前が分からない。唯一の手がかりはポケットの中のレシートの束。"ただ得体の知れない重さがどこかにじっと身をひそめている"。多分、私は不安になるために多和田葉子を読んでいる。 #1satsu

2010-05-19 22:51:52
o(^-^)o @lmndiscrm

ジョージ・オーウェル『一九八四年』読み終わった。将来こうなるんやろーか。このまま政治が終わっていったら有り得る…。今は政治家も糞やけど一般人も糞やからな。#1satsu

2010-05-20 20:26:42
🍎 @kazaru

松村潔『運命を導く東京星図』(2003)ダイヤモンド社:パワースポットを語るならはずせない。東京という街の「声」を、占星術という「拡声器」を使って聴きわける試み。この出版社で企画が通ったのが驚き、かつ絶版でamazon中古が八千円![5/19] #1satsu

2010-05-21 00:27:21
Fumitoshi Kato @who_me

池内了(編)(2000)『科学と科学者のはなし:寺田寅彦エッセイ集』岩波少年文庫:ときどき、パラパラと頁をめくる。「科学の歴史はある意味では錯覚と失策の歴史である。偉大なるおろかものの、頭の悪い能率の悪い仕事の歴史である。」 #1satsu

2010-05-21 00:59:36
Fumitoshi Kato @who_me

東京経済大学川浦ゼミ(2010)『痕跡学入門』:いただいたゼミ論集。とてもおもしろい!個人的に気に入ったのは「台本に残された痕跡」「レシートと生活の関係」「コインロッカーの痕跡」あたり。さまざまな痕跡から、人の身体を感じる。 #1satsu

2010-05-21 01:13:10
Fumitoshi Kato @who_me

原尻英樹(2006)『フィールドワーク教育入門』玉川大学出版部:フィールドワークの本は他にもたくさんあるが、“教える”という観点から書かれたものは少ない。「教育的効果」についての記述。「自分の常識を相対化する」ことの重要性。 #1satsu

2010-05-22 06:43:30
Fumitoshi Kato @who_me

矢崎順子(2009)『デザインとものづくりのすてきなお仕事』BNN:記念すべき、最初の「フィールドワーク展」でお世話になった矢崎さん。仕事場を見る…のはとても面白い。その設えに、はたらく人の嗜好、大げさに言えば思想が見える。 #1satsu

2010-05-22 23:51:59
🍎 @kazaru

柳美里『ファミリー・シークレット』(2010)講談社:カウンセリングでの会話、子どもを叩く母のウチとソト。フィクションからノンフィクションへと降りてくる小説家。臨床心理士が産婆になった、その言葉の、なんと厚いことよ…。 #1satsu

2010-05-23 01:11:32
tett_k2 @tett_k2

「手軽できれいなテーブルフォトの撮り方教えます」写真撮りがいざ仕事になると避けて通れない「物撮り」の基礎を押さえる1冊。http://amzn.to/cZe4ts ブログ「今夜もeat it」http://bit.ly/cTbB9A 関川真佐夫さんの著作 #1satsu

2010-05-23 16:10:57
Fumitoshi Kato @who_me

今和次郎(1967)『ジャンパーを着て四〇年』文化服装学院出版局:さっきの余韻に浸りつつ。まちの風俗を理解するためのファッション(=しかた)。「…背広の紳士のカッコでは不適切で、ジャンパーいなナッパ服こそ便利な服だったのだ」 #1satsu

2010-05-25 14:09:09
Fumitoshi Kato @who_me

佐藤博昭(2008)『戦うビデオカメラ』フィルムアート社:少し気持ちを高めておこう。現場での体験はあくまで作者の体験。「…その体験のために費やされた画面外にある時間に思いをめぐらせ、そこに立つ作者たちの意志こそを共有する…」 #1satsu

2010-05-25 22:47:57
🍎 @kazaru

ダムタイプ『メモランダム 古橋悌二』(2000)リトル・モア:時に人生の価値観を根底から揺さぶる〈アート〉と、安定をめざす〈社会〉はどう繋げてゆけるだろう。彼の場合、HIVと与した日々が「こたえ」…身一つで紡いだ、FAX、手紙、対話の記録。[5/24] #1satsu

2010-05-26 22:08:03
🍎 @kazaru

酒井穣『はじめての課長の教科書』(2008)ディスカヴァー:会社での〈悩み〉を、引き取るべき〈課題〉に変えてくれた本。組織を離れても、社会と繋がるにはこのテーマは応用できるなと改めて。…異なる価値観を繋ぎ、「変化」を楽しみ、さらに、向こうへ。[5/25] #1satsu

2010-05-26 23:11:19
🍎 @kazaru

安西徹雄『英文翻訳術』(1995)筑摩書房:翻訳を始めることになり泥縄的に(正直でスミマセン)「連続性に耐えつつ、断絶をきっかけにした幸運な跳躍を待つ」自分の英語の読み方が意外にも翻訳的だったことがわかって、ほっと。[5/26] #1satsu

2010-05-27 13:00:01
Fumitoshi Kato @who_me

『街頭の断想』(1983)共同通信社:つぶやきよりは、少々長い。400字程度の〈アフォリズム〉の集まり。「便利で安全な位置にいて、ただ向うから送られてきた映像を眺めてばかりいるうちに、眼力というやつが低下するのではないか…」 #1satsu

2010-05-27 15:52:27
Fumitoshi Kato @who_me

みうらじゅん(2007)『アウトドア般若心経』幻冬舎:おぉ、さすが!のアイデア。そして実行力・実現力。悉皆調査の精神でまちを歩き、5年がかりでねらった文字を採集した。にやりとしつつ「考現学」的な態度の大切さをあらためて思う。 #1satsu

2010-05-27 16:08:08
@03roku

「シャーロック・ホームズの新冒険・下」読了 「ジャックが建てた家」が訳わからなすぎて素晴らしい、煙に巻かれる感じ エドワード・ウェレンなんて聞いたことない作家さんだな… あとやっぱりスティーヴン・キングはすごい さて次は「80日間世界一周」! #1satsu #dokusho

2010-05-27 18:28:12
Fumitoshi Kato @who_me

赤瀬川原平(1985)『超芸術トマソン』白夜社:昨夜は新製品と戯れていて、サボってしまった。とにかく、見ておこう。最近の悩みは、学生たちが1982年の4番バッター、トマソンを知らないこと。説明するのが、やや面倒なのである…。 #1satsu

2010-05-29 09:10:28
🍎 @kazaru

三砂ちづる『タッチハンガー』マガジンハウス(2008):ブラジルでは誰でもネイルが気軽にできる、恋未満でも、好きな人には長めのハグで好意を伝えてよい、など。誤解されないための合理的な身繕いやコミュニケーションより、ずっと豊か。提案の詰まったエッセイ。[5/27] #1satsu

2010-05-29 11:38:38