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2012年2月17日

アディクション支援における家族支援について

@rain_00さんによる研修のまとめです。 アディクション支援において家族支援がなぜ重要なのか、という点や、単なる「共依存/イネイブリング」ではない支援の在り方について分かりやすくまとめて下さっています。 ありがとうございます。
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@rain_00

はい!ではアディクション支援研修のまとめパート2を連続ツイートで流していきます。パート2は家族支援について。

2012-02-17 23:25:14
@rain_00

◆依存症における家族の存在:1、依存症者本人は治療を受けたがらない→家族が支援の場に現れる 2、依存症者は、同年代の一般人口と比較して同居の割合が高いなど家族と近い距離にあることが多いので、家族は本人に対して影響を与えやすい。

2012-02-17 23:25:44
@rain_00

◆依存症における家族の存在:3、回復ルートに乗っている依存症者が回復に向かう契機として家族の存在、家族からの働きかけを挙げている 4、家族は、依存症者の回復に対し良い影響を及ぼし得る。 5、依存症者の家族は、心身の健康を害しており、専門的ケアを必要とする状態にある。

2012-02-17 23:26:07
@rain_00

◆家族支援をすると?:1、本人の治療を受ける確率が高まる 2、本人の予後が良くなる 3、疲弊した家族が心身の健康を取り戻せる

2012-02-17 23:26:28
@rain_00

◆支援機関に来た家族への対応:1、混乱したり絶望している(自責的)家族に対し、共感しつつ、問題解決に向け家族が前向きに行動を起こせる方向に導く 2、依存症という病気や家族関係など、現状を正しく理解できるよう支援する 3、一緒に支援の方針を立て、適宜見直しながら継続的に支援する

2012-02-17 23:26:57
@rain_00

◆支援機関に来た家族への対応:4、地域資源(施設、医療機関など)を適切に活用する 5、依存症により起きている悪い結果を家族が肩代わりしないで、きちんと本人に返していくことを徹底できるようにしていく 6、家族が本人と上手くコミュニケーションできるよう支援する。

2012-02-17 23:27:22
@rain_00

◆支援機関に来た家族への対応: ※家族は何を求めているのか(支援に一切関わりたくないのか/関わりたいのか、関わるとしたらどれぐらい関わりたいのか)、家族の希望は現状と合っているかどうかをよく聞き取りすること。

2012-02-17 23:27:43
@rain_00

◆イネイブリング ※依存症者:依存行動のことで頭が一杯、問題行動で支え手を操縦、自分の役割や責任を放棄、支え手からケアを引き出す ※病気を支える人(イネイブラー):依存症者本人のことで頭が一杯、本人を何とかしようと必死、問題行動の尻拭い(借金の肩代わりなど)、本人に振り回される

2012-02-17 23:28:44
@rain_00

◆イネイブリング:本人を何とかしようとする家族の行動が結果として、本人の依存行動を支えていく構図をイネイブリングと言い、その関係性を共依存と呼ぶ。これにより依存症は維持されていく。家族支援のゴールは、家族が共依存関係を認め、この関係から脱していくこと。

2012-02-17 23:29:16
@rain_00

家族:イネイブリングをやめる→一時的な混乱、うつ状態→家族自身が楽になる 本人:イネイブリングがなくなる→一時的な混乱、解放感、様子うかがい、挑発→現実に直面、底つき 一時的な混乱の時には状態が悪くなることもあるが、そこを超えると治療/回復へのチャンスがくる。

2012-02-17 23:29:26
@rain_00

◆従来の家族支援の有効性と限界:共依存の概念:1950~1960年代のアルコール依存症の支援の中から出てきた概念(支援者が、アルコール依存症者の妻に対して、共通の特徴があるのではないか、という体感的なところから生じてきた概念)。定義自体は曖昧である。

2012-02-17 23:30:05
@rain_00

家族が本人の問題から手を離し、自らの問題に目を向け、自分自信の人生を歩き始める方法を示すことで、多くの家族と本人の回復を図ることが出来た。しかし、実際に家族の生い立ちを聴取すると、なるべくして依存症の人を選択した生粋のイネイブラー、というような人ばかりではないことがわかってきた。

2012-02-17 23:30:39
@rain_00

生い立ち的に病理の深い人を追い求める傾向が無くても、依存症者と長期間暮らしているうちに、共依存的な症状が出てきて、固着することがある。それは、そのように振る舞わないと生活が即座に破綻するためである。

2012-02-17 23:30:55
@rain_00

本来、共依存の性質を帯びていない家族に「あなた達は共依存ですよ、すぐ手放して離れて下さい」とラベル貼りをすることは大変家族には受け入れがたく、家族は協力したいのに支援者から遠ざけられてしまう状況は、家族を傷つけていた。

2012-02-17 23:31:06
@rain_00

その後、家族を本人の治療チームに効果的に巻き込んでいく方法が考案された。ひとつがジョンソン方式。これは、家族や関係者が本人を円座で囲み、四方八方から本人に直面化をさせる(要は責め立てる)というもの。しかし、心理的負荷に家族が耐えられず難易度は高かった。

2012-02-17 23:31:22
@rain_00

◆家族支援の方向性:1、本人を治療に導入、定着させること 2、治療そのものに家族を組み込むこと 3、疲弊した家族の生活の質の改善をはかること

2012-02-17 23:31:38
@rain_00

◆家族の課題(初期):1、治療に参加すること 2、嗜癖を医学的な問題として理解すること 3、薬物、アルコールを使わないことを支えること 4、自分が引き金になるような言動について理解し、それをやめるために学習すること

2012-02-17 23:32:07
@rain_00

◆家族の課題(中期):1、本人との関係のあり方を決めること(信じて手を離す) 2、共依存的ではない支え方を学び増やすこと(一般的な同年代の親子のあり方とは異なることもある。それはより多くの支えが必要であるということ)

2012-02-17 23:32:44
@rain_00

◆家族の課題(中期):3、自分の人生を豊かにするやり方を見つけ始めること 4、健康的なコミュニケーションの方法を練習すること

2012-02-17 23:33:00
@rain_00

◆家族の課題(後期):1、依存症者と生活することにより生じるある種の限界について知ること(依存症になる以前の状態のように戻ることは無い、ということを受け入れること) 2、健康的でバランスの良い自分自身のライフスタイルを形成すること

2012-02-17 23:33:32
@rain_00

◆家族の課題(後期):3、自分にとっての「再発」を客観的に捉え、抑止できるようになること(これは「本人が再発したんじゃないか?」と感情がかき乱されて、本人への対応が以前のように戻ってしまうことを指す) 4、回復をあせらないこと

2012-02-17 23:33:46
@rain_00

◆良いコミュニケーションの基本:1、丁寧に接する。相手が乱暴な口調でも同じように返さない。 (悪い例:「バカ!あんたなんて死んでしまえ!」、怒りに任せドアをバタンと閉める、殴るなど暴力をふるう)

2012-02-17 23:34:23
@rain_00

◆良いコミュニケーションの基本:2、明るく前向きな感情を表す。本人の良い部分、明るい部分に目を向けてそのことに対する喜びや感謝の気持ちをきちんと言葉で表現する。 (悪い例:本人が良いことをしても「そんなことしてくれなくて良いから病院に行ってちょうだい」)

2012-02-17 23:34:41
@rain_00

◆良いコミュニケーションの基本:3、話し合いには適切な時を選ぶ。お互い安定して落ち着いたタイミングを選ぶこと。(悪い例:本人がイライラしている時に「良いから座って!私たちの話を聞きなさい!」など無理に話し合おうとする)

2012-02-17 23:35:00
@rain_00

◆良いコミュニケーションの基本:4、文句を言う前にそれが重要なことかどうか考える。いっぺんに文句を言うと相手は混乱するし不快になれば遮断されます。今解決しなければ絶対困ることに焦点を当てていく。

2012-02-17 23:35:27
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